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APIキーやデータベースのパスワードなど、アプリやサーバーが使う認証情報をしまう製品を選ぶ、開発・インフラ・情報システムの担当の方へ

シークレット管理のメーカー9社比較【2026年】

シークレット管理は、APIキーやパスワードなど機械が使う認証情報を、
1か所にしまって配る製品です。

ABOUT

シークレット管理とは

比較表を見る ↓

シークレット管理とは、APIキーやデータベースのパスワードなど、機械が使う認証情報を1か所にしまい、
権限をつけてアプリに配り、定期的に入れ替える仕組みです。シークレットマネージャとも呼びます。

製品の特長

  • 認証情報をコードの外に出す(設定ファイルに直書きしない)
  • アプリごとに使える範囲を決める(権限と監査の記録)
  • 入れ替えを自動にできる(製品で対象が違う)

使うメリット

  • ソースコードから漏れる事故を減らせる(アプリは実行時に取りに行く)
  • パスワードの入れ替えが楽になる(配り直しの手間が減る)
  • 誰がいつ使ったか追える(監査の記録)

選ぶときに注意すること

  1. 自動更新の対象は製品で違う。さくらのクラウドはデータベースだけで、Azure Key Vaultは自分で組む
  2. 金庫に入る権限を持つIDが新しい急所になる。権限は最小にして記録を見る
  3. 暗号鍵そのものを守るならHSMやKMSの役目。シークレット管理と分けて考える
  4. 人の特権IDの貸し出しは別の製品(PAM)⁠の⁠役⁠⁠⁠⁠目
  5. 料金はシークレットの数とAPIの回数で増える。呼び出しの回数も見積もる

※仕様は各メーカーの公式の製品ページと技術文書による。AWSの料金は公式の料金例の値。公式に金額が確かめられない製品は要見積としている。

LIST

シークレット管理の比較表

シークレット管理9製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

クラウドに付いてくる型

6製品
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社AWS Secrets ManagerAWSのRDSやRedshiftの認証情報を回す口コミを書く15シークレットの例で月6.00 USDAPIコールは別

RDSやDocumentDB、Redshiftのデータベース認証情報を、AWS側の仕組みで自動で入れ替えられます。アプリを止めずに、スケジュールでも随時でも更新できます。料金は公式の例で15シークレット月6.00 USDで、APIコールは別です。

種類
クラウドに付いてくる型
動かす場所
AWSのリージョン、複数リージョンへ複製可
しまえるもの
SSHキー、データベース認証情報
自動更新
スケジュールまたは随時、RDS・DocumentDBなどに標準対応
権限
IAMポリシー、リソースベースのポリシー
暗号化
AWS KMSの鍵で保存時に暗号化、取り出しはTLS
つなぎ先
Salesforce、Snowflakeなど
容量の上限
シークレット値65,536バイト
監査
CloudTrailで作成と更新を確認
公式ページへ詳細・仕様
グーグル・クラウド・ジャパン合同会社Google Cloud Secret ManagerGoogle Cloudのアプリのキーをしまう口コミを書くアクセス10,000回あたり0.03米ドル、有効なバージョンは別

シークレットをバージョンで持ち、段階的な切り替えや緊急の巻き戻しに使えます。保存中はAES 256ビットで暗号化し、IAMのロールと条件でアクセスを絞ります。入れ替えはスケジュールを決めてPub/Subで通知を受け、更新の処理は自分で組みます。

種類
クラウドに付いてくる型
動かす場所
グローバルまたはリージョン
しまえるもの
APIキー、ユーザー名、パスワード、証明書
自動更新
スケジュールを決めてPub/Subへ通知
権限
IAMのロールと条件
暗号化
転送中はTLS、保存中はAES 256ビット
容量の上限
ペイロード64 KiB
記載なし
つなぎ先・監査
公式ページへ詳細・仕様
さくらインターネット株式会社さくらのクラウド シークレットマネージャ国内のクラウドでキーをしまう口コミを書く保管庫1個 月132円、ローテーション1件 月11,000円税込

国内の事業者のクラウドで使えるシークレット管理で、料金は保管庫1個で月132円(税込)と公式に出ています。KMSで暗号化するので、KMSの申し込みが別に必要です。自動の入れ替えは月11,000円(税込)のオプションで、対象はデータベースだけです。

種類
クラウドに付いてくる型
動かす場所
さくらのクラウド
しまえるもの
認証情報、APIキー
自動更新
間隔7〜365日、更新対象はデータベースだけ
暗号化
KMSで暗号化(KMSは別途申し込み)
容量の上限
シークレット値65,536バイト、1契約100個
監査
更新の実行結果を履歴で確認
記載なし
権限・つなぎ先
公式ページへ詳細・仕様
日本アイ・ビー・エム株式会社IBM Cloud Secrets Manager専用環境で証明書もまとめて管理する口コミを書く要見積

HashiCorp Vaultを基盤にした、シングルテナントの専用インスタンスです。シークレットを動的に作ってアプリに貸し出せて、証明書の管理も同じ画面でできます。3つの地域のデータセンターで切り替える作りです。

種類
クラウドに付いてくる型
動かす場所
IBM Cloudの専用インスタンス、3つの地域で切り替え
しまえるもの
APIキー、認証情報、証明書
自動更新
自動ローテーション
権限
シークレットグループごとのポリシー
つなぎ先
Event Notifications Service
監査
アクセス監視、監査レポート
記載なし
暗号化・容量の上限
公式ページへ詳細・仕様
日本オラクル株式会社OCI シークレット管理サービスOCIで動くアプリのキーをしまう口コミを書く要見積

Vaultのシークレット機能を切り出して、独立したサービスにしたものです。パスワード、APIキー、トークンをクラウド環境の間で格納して取り出せます。バージョンの管理やレプリケートも案内しています。

種類
クラウドに付いてくる型
動かす場所
Oracle Cloud Infrastructure
しまえるもの
パスワード、APIキー、トークン
記載なし
自動更新・権限・暗号化・つなぎ先・容量の上限・監査
公式ページへ詳細・仕様
日本マイクロソフト株式会社Azure Key VaultAzureのアプリの接続文字列をしまう口コミを書く要見積

シークレットを1つの金庫にしまい、Microsoft Entra IDの認証とAzure RBACで使える人とアプリを絞ります。シークレットの自動の入れ替えは、公式の手順ではEvent Gridの通知と関数で組みます。すでにAzureで動かしているアプリなら、認証の仕組みをそのまま使えます。

種類
クラウドに付いてくる型
動かす場所
Azure
しまえるもの
パスワード、データベース接続文字列
自動更新
Event Gridの通知と関数で組む
権限
Microsoft Entra ID認証、Azure RBAC
暗号化
HSMに格納したキーで保存時に暗号化
記載なし
つなぎ先・容量の上限・監査
公式ページへ詳細・仕様

クラウドをまたぐSaaSの型

2製品
Keeper Security APAC株式会社KeeperシークレットマネージャーCI/CDの認証情報を手間なく守る口コミを書く要見積

ゼロ知識の暗号化で、シークレットは承認済みの端末の上でだけ復号します。ソフトの保守や追加のインフラがいらないクラウド型で、GitHub ActionsやTerraformと直接つながります。ビジネス向けパスワードマネージャーへのアドオンで、ユーザーごとの年単位の契約です。

種類
クラウドをまたぐSaaSの型
動かす場所
クラウド(フルマネージド)
しまえるもの
SSHキー、APIトークン、データベースのパスワード
自動更新
時間やイベントに応じて自動
権限
ロールベースのアクセス制御
暗号化
ゼロ知識、承認済みの端末でだけ復号
つなぎ先
GitHub Actions、Jenkins、Terraform、Kubernetes、Docker
監査
SIEMと連携
記載なし
容量の上限
公式ページへ詳細・仕様
タレスDISジャパン株式会社CipherTrust Secrets Management複数のクラウドのキーを1つにまとめる口コミを書く要見積

Akeylessを搭載した、タレスのSaaS型のシークレット管理です。DevOpsツールとクラウドのワークロードをまたいで、シークレットと証明書をまとめて扱えます。作成から削除までの流れを自動にして、人の手違いを減らす作りです。

種類
クラウドをまたぐSaaSの型
動かす場所
SaaS、ハイブリッドとマルチクラウドに対応
しまえるもの
認証情報、証明書、APIキー、トークン
自動更新
作成・保存・ローテーション・削除を自動化
つなぎ先
GitHub、Kubernetes、OpenShiftなど
記載なし
権限・暗号化・容量の上限・監査
公式ページへ詳細・仕様

自社にも置ける型

1製品
パロアルトネットワークス株式会社Idira Secrets Manager閉じた環境にも自社で置ける口コミを書く要見積

フルマネージドのSaaSでも、エアギャップの環境向けに自社のデータセンターでも動かせます。クラウド、オンプレミス、ハイブリッドにまたがるシークレットを一元管理できます。特権IDを見るIdira PAMと組み合わせると、人とアプリの両方を同じ土台で管理できます。

種類
自社にも置ける型
動かす場所
SaaSまたは自社データセンター
しまえるもの
APIキー、トークン、パスワード、証明書、データベース認証情報
自動更新
ポリシーに基づき更新、失効、廃棄
権限
アプリの属性とロールベースのアクセス制御
つなぎ先
DevOpsツール、CI/CDツールチェーン、パブリッククラウド
監査
改ざんを防ぐ監査の記録
記載なし
暗号化・容量の上限
公式ページへ詳細・仕様

クラウドに付いてくる型6製品

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

AWS Secrets Manager

AWSのRDSやRedshiftの認証情報を回す

RDSやDocumentDB、Redshiftのデータベース認証情報を、AWS側の仕組みで自動で入れ替えられます。アプリを止めずに、スケジュールでも随時でも更新できます。料金は公式の例で15シークレット月6.00 USDで、APIコールは別です。

コスト15シークレットの例で月6.00 USDAPIコールは別

種類
クラウドに付いてくる型
動かす場所
AWSのリージョン、複数リージョンへ複製可
しまえるもの
SSHキー、データベース認証情報
自動更新
スケジュールまたは随時、RDS・DocumentDBなどに標準対応
権限
IAMポリシー、リソースベースのポリシー
暗号化
AWS KMSの鍵で保存時に暗号化、取り出しはTLS
つなぎ先
Salesforce、Snowflakeなど
容量の上限
シークレット値65,536バイト
監査
CloudTrailで作成と更新を確認
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グーグル・クラウド・ジャパン合同会社

Google Cloud Secret Manager

Google Cloudのアプリのキーをしまう

シークレットをバージョンで持ち、段階的な切り替えや緊急の巻き戻しに使えます。保存中はAES 256ビットで暗号化し、IAMのロールと条件でアクセスを絞ります。入れ替えはスケジュールを決めてPub/Subで通知を受け、更新の処理は自分で組みます。

コストアクセス10,000回あたり0.03米ドル、有効なバージョンは別

種類
クラウドに付いてくる型
動かす場所
グローバルまたはリージョン
しまえるもの
APIキー、ユーザー名、パスワード、証明書
自動更新
スケジュールを決めてPub/Subへ通知
権限
IAMのロールと条件
暗号化
転送中はTLS、保存中はAES 256ビット
容量の上限
ペイロード64 KiB
記載なし
つなぎ先・監査
公式ページへ
さくらインターネット株式会社

さくらのクラウド シークレットマネージャ

国内のクラウドでキーをしまう

国内の事業者のクラウドで使えるシークレット管理で、料金は保管庫1個で月132円(税込)と公式に出ています。KMSで暗号化するので、KMSの申し込みが別に必要です。自動の入れ替えは月11,000円(税込)のオプションで、対象はデータベースだけです。

コスト保管庫1個 月132円、ローテーション1件 月11,000円税込

種類
クラウドに付いてくる型
動かす場所
さくらのクラウド
しまえるもの
認証情報、APIキー
自動更新
間隔7〜365日、更新対象はデータベースだけ
暗号化
KMSで暗号化(KMSは別途申し込み)
容量の上限
シークレット値65,536バイト、1契約100個
監査
更新の実行結果を履歴で確認
記載なし
権限・つなぎ先
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日本アイ・ビー・エム株式会社

IBM Cloud Secrets Manager

専用環境で証明書もまとめて管理する

HashiCorp Vaultを基盤にした、シングルテナントの専用インスタンスです。シークレットを動的に作ってアプリに貸し出せて、証明書の管理も同じ画面でできます。3つの地域のデータセンターで切り替える作りです。

コスト要見積

種類
クラウドに付いてくる型
動かす場所
IBM Cloudの専用インスタンス、3つの地域で切り替え
しまえるもの
APIキー、認証情報、証明書
自動更新
自動ローテーション
権限
シークレットグループごとのポリシー
つなぎ先
Event Notifications Service
監査
アクセス監視、監査レポート
記載なし
暗号化・容量の上限
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日本オラクル株式会社

OCI シークレット管理サービス

OCIで動くアプリのキーをしまう

Vaultのシークレット機能を切り出して、独立したサービスにしたものです。パスワード、APIキー、トークンをクラウド環境の間で格納して取り出せます。バージョンの管理やレプリケートも案内しています。

コスト要見積

種類
クラウドに付いてくる型
動かす場所
Oracle Cloud Infrastructure
しまえるもの
パスワード、APIキー、トークン
記載なし
自動更新・権限・暗号化・つなぎ先・容量の上限・監査
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日本マイクロソフト株式会社

Azure Key Vault

Azureのアプリの接続文字列をしまう

シークレットを1つの金庫にしまい、Microsoft Entra IDの認証とAzure RBACで使える人とアプリを絞ります。シークレットの自動の入れ替えは、公式の手順ではEvent Gridの通知と関数で組みます。すでにAzureで動かしているアプリなら、認証の仕組みをそのまま使えます。

コスト要見積

種類
クラウドに付いてくる型
動かす場所
Azure
しまえるもの
パスワード、データベース接続文字列
自動更新
Event Gridの通知と関数で組む
権限
Microsoft Entra ID認証、Azure RBAC
暗号化
HSMに格納したキーで保存時に暗号化
記載なし
つなぎ先・容量の上限・監査
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クラウドをまたぐSaaSの型2製品

Keeper Security APAC株式会社

Keeperシークレットマネージャー

CI/CDの認証情報を手間なく守る

ゼロ知識の暗号化で、シークレットは承認済みの端末の上でだけ復号します。ソフトの保守や追加のインフラがいらないクラウド型で、GitHub ActionsやTerraformと直接つながります。ビジネス向けパスワードマネージャーへのアドオンで、ユーザーごとの年単位の契約です。

コスト要見積

種類
クラウドをまたぐSaaSの型
動かす場所
クラウド(フルマネージド)
しまえるもの
SSHキー、APIトークン、データベースのパスワード
自動更新
時間やイベントに応じて自動
権限
ロールベースのアクセス制御
暗号化
ゼロ知識、承認済みの端末でだけ復号
つなぎ先
GitHub Actions、Jenkins、Terraform、Kubernetes、Docker
監査
SIEMと連携
記載なし
容量の上限
公式ページへ
タレスDISジャパン株式会社

CipherTrust Secrets Management

複数のクラウドのキーを1つにまとめる

Akeylessを搭載した、タレスのSaaS型のシークレット管理です。DevOpsツールとクラウドのワークロードをまたいで、シークレットと証明書をまとめて扱えます。作成から削除までの流れを自動にして、人の手違いを減らす作りです。

コスト要見積

種類
クラウドをまたぐSaaSの型
動かす場所
SaaS、ハイブリッドとマルチクラウドに対応
しまえるもの
認証情報、証明書、APIキー、トークン
自動更新
作成・保存・ローテーション・削除を自動化
つなぎ先
GitHub、Kubernetes、OpenShiftなど
記載なし
権限・暗号化・容量の上限・監査
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自社にも置ける型1製品

パロアルトネットワークス株式会社

Idira Secrets Manager

閉じた環境にも自社で置ける

フルマネージドのSaaSでも、エアギャップの環境向けに自社のデータセンターでも動かせます。クラウド、オンプレミス、ハイブリッドにまたがるシークレットを一元管理できます。特権IDを見るIdira PAMと組み合わせると、人とアプリの両方を同じ土台で管理できます。

コスト要見積

種類
自社にも置ける型
動かす場所
SaaSまたは自社データセンター
しまえるもの
APIキー、トークン、パスワード、証明書、データベース認証情報
自動更新
ポリシーに基づき更新、失効、廃棄
権限
アプリの属性とロールベースのアクセス制御
つなぎ先
DevOpsツール、CI/CDツールチェーン、パブリッククラウド
監査
改ざんを防ぐ監査の記録
記載なし
暗号化・容量の上限
公式ページへ
Q&A

シークレット管理選びで、よくある疑問

購買担当の疑問シークレット管理の価格は、いくら?

公式で金額を確かめられたのは3製品です。さくらのクラウドは保管庫1個で月132円(税込)、AWS Secrets Managerは公式の例で15シークレット月6.00 USD、Google Cloud Secret Managerはアクセス10,000回あたり0.03米ドルです。ほかは要見積か、金額を確かめられませんでした。

設備担当の疑問シークレット管理の種類と違いは?

クラウドに付いてくる型、クラウドをまたぐSaaSの型、自社にも置ける型の3つです。1つのクラウドで済むならAWSやAzureの付属の製品で足ります。複数のクラウドや閉じた環境ならKeeperやIdira Secrets Managerを見ます。

設備担当の疑問シークレット管理とパスワード管理ツールの違いは?

パスワード管理ツールは人がログインに使い、シークレット管理はアプリやサーバーが使います。Keeperは両方を出していて、シークレットマネージャーはパスワードマネージャーのアドオンです。

設備担当の疑問シークレット管理と特権ID管理(PAM)の違いは?

特権ID管理は人がサーバーに入るときの権限を貸し出して記録します。シークレット管理はアプリやスクリプトが使う認証情報を扱います。Idira Secrets ManagerはIdira PAMを補う製品として案内されています。

設備担当の疑問シークレット管理とKMSの違いは?

KMSは暗号鍵を管理して、暗号化と復号に使います。シークレット管理はパスワードやAPIキーの値そのものをしまって取り出します。AWS Secrets ManagerはAWS KMSの鍵で、さくらのクラウドはKMSでシークレットを暗号化します。

設備担当の疑問自動で入れ替えられるのは、どこまで?

製品で大きく違います。AWS Secrets ManagerはRDSやDocumentDBの認証情報に標準で対応し、さくらのクラウドは間隔7〜365日でデータベースだけです。Azure Key VaultとGoogle Cloud Secret Managerは、更新の処理を自分で組みます。

設備担当の疑問どのくらいの大きさまでしまえる?

AWS Secrets Managerとさくらのクラウドは65,536バイト、Google Cloud Secret Managerは64 KiBです。さくらのクラウドは1契約で100個までです。大きなファイルをしまう道具ではありません。

施設管理の疑問外とつながらない環境でも使える?

Idira Secrets Managerは、エアギャップの要件がある環境向けに自社のデータセンターに置けます。クラウドに付いてくる型とSaaSの型は、そのサービスに届く通信が前提です。

経営者の疑問国内の事業者の製品はある?

今回の範囲では、さくらインターネットのさくらのクラウド シークレットマネージャを確かめました。料金も円で公式に出ています。KMSの申し込みが別に必要です。

設備担当の疑問CI/CDやKubernetesとつなげる?

KeeperはGitHub Actions、Jenkins、Terraform、Kubernetes、Dockerと直接つながると案内しています。CipherTrust Secrets ManagementもGitHub、Kubernetes、OpenShiftとの統合を案内しています。使っているツールが一覧にあるかを先に見ます。

TYPES

シークレット管理の種類の違い

クラウドに付いてくる型

使っているクラウドのサービスとして契約する型です。クラウドの権限の仕組みをそのまま使えて、サーバーの用意がいりません。IAMやEntra IDなど、そのクラウドの認証で使う相手を絞ります。

向いている使い方

  • アプリが1つのクラウドにまとまっている
  • サーバーの管理を増やしたくない
  • クラウドの権限の仕組みをそのまま使いたい

根拠:AWS Secrets ManagerはAWS IAMと連携して、シークレットへのアクセスを制御します。(出典2)

この種類の6製品を表で見る

クラウドをまたぐSaaSの型

特定のクラウドに寄らないSaaSで、複数のクラウドや開発ツールのシークレットをまとめる型です。CI/CDやコンテナとつなぐ口が揃っています。シークレットを外部のサービスに預ける形になるので、暗号化のしかたを見て決めます。

向いている使い方

  • AWSとAzureなど複数のクラウドを使っている
  • CI/CDの認証情報を整理したい
  • 自社でサーバーを持ちたくない

根拠:Keeperシークレットマネージャーは、クラウドベースのフルマネージド型シークレット管理ソリューションです。(出典16)

この種類の2製品を表で見る

自社にも置ける型

SaaSのほかに、自社のデータセンターにも入れられる型です。データの置き場所に決まりがある場合や、外とつながらない環境で使えます。自社で動かす場合は、サーバーの運用も自社で持ちます。

向いている使い方

  • データの置き場所に社内の決まりがある
  • 外とつながらない環境で使う
  • クラウドと社内のサーバーをまとめたい

根拠:シークレット マネージャーは、フル マネージドのSaaSサービスとして実行することも、自社データ センターに自己ホスト型で導入することもできます。(出典18)

この種類の1製品を表で見る
MAKERS

シークレット管理の主なメーカー9社

アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社

RDSやDocumentDB、Redshiftのデータベース認証情報を、AWS側の仕組みで自動で入れ替えられます。

Keeper Security APAC株式会社

ゼロ知識の暗号化で、シークレットは承認済みの端末の上でだけ復号します。

東京都

グーグル・クラウド・ジャパン合同会社

シークレットをバージョンで持ち、段階的な切り替えや緊急の巻き戻しに使えます。

東京都

さくらインターネット株式会社

国内の事業者のクラウドで使えるシークレット管理で、料金は保管庫1個で月132円(税込)と公式に出ています。

大阪府

タレスDISジャパン株式会社

Akeylessを搭載した、タレスのSaaS型のシークレット管理です。

東京都

日本アイ・ビー・エム株式会社

HashiCorp Vaultを基盤にした、シングルテナントの専用インスタンスです。

東京都

日本オラクル株式会社

Vaultのシークレット機能を切り出して、独立したサービスにしたものです。

東京都

日本マイクロソフト株式会社

シークレットを1つの金庫にしまい、Microsoft Entra IDの認証とAzure RBACで使える人とアプリを絞ります。

東京都

パロアルトネットワークス株式会社

フルマネージドのSaaSでも、エアギャップの環境向けに自社のデータセンターでも動かせます。

東京都

出典
  1. AWS Secrets Manager
  2. AWS Secrets Manager ⁠⁠⁠⁠機能
  3. AWS Secrets Manager ⁠⁠⁠⁠料金
  4. AWS Secrets Manager クォータ
  5. Azure Key Vault シークレットについて
  6. Azure Key Vault の概要
  7. Azure Key Vault ローテーションのチュートリアル
  8. Google Cloud Secret Manager の概要
  9. Google Cloud Secret Manager の料金
  10. Google Cloud Secret Manager の割り当て
  11. Google Cloud Secret Manager のローテーション
  12. IBM Cloud Secrets Manager
  13. Oracle シークレット管理サービス
  14. さくらのクラウド シークレットマネージャ
  15. さくらのクラウド シークレットマネージャ マニュアル
  16. Keeperシークレットマネージャー
  17. タレス CipherTrust Secrets Management
  18. パロアルトネットワークス Idira Secrets Manager
掲載基準

アプリやサーバーが使うAPIキー、パスワード、証明書などをしまって配る、法人向けのシークレット管理製品が対象です。自社で開発または自社ブランドで提供する会社のうち、外資は日本語の公式ページがあり日本法人を確かめられた会社に限りました。人の特権IDを貸し出す製品は特権ID管理の比較に、暗号鍵そのものを守る製品はHSMの比較に、人が使うパスワードの管理はパスワード管理ツールの比較に分けています。Keeperはシークレット管理の製品だけをここに載せました。HashiCorp Vault本体とDelineaは製品ページの本文が英語で日本法人を確かめられず、1Passwordとアリババクラウドは日本法人を確かめられず除きました。BeyondTrustは公式の日本語ページが取得できず除きました。Cloudflare Secrets Storeは公開ベータで日本語のページを確かめられず除きました。ManageEngine Password Manager Proは人の特権IDが主な役目なので除きました。NRIセキュアテクノロジーズと日立ソリューションズは、自社で開発したシークレット管理製品を公式で確かめられず除きました。

シークレット管理を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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