口コミを書く
GUIDE / CONFIDENTIAL-COMPUTING

秘密計算とは?法人向けの種類(MPC・準同型暗号・TEE)の違いと、価格、コンフィデンシャルコンピューティングとの関係

データを暗号にしたまま計算する秘密計算の3つの種類、コンフィデンシャルコンピューティングとの関係、社外とのデータ連携や生成AIでの選び方、価格を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

秘密計算は、データを元に戻さず計算して結果だけを受け取る技術です。他社と持ち寄るなら秘密分散、今のデータベースに足すなら準同型暗号、今のアプリをそのまま動かすならTEEを選びます。

秘密計算とは

データを元に戻さないまま計算し、結果だけを受け取る技術とサービスです。ハードウェアで隔離する型はコンフィデンシャルコンピューティングや機密VMとも呼びます。

秘密計算の比較ページは、自社で開発・提供し、公式の日本語ページで今案内している製品を載せています。

3つの種類

  • 秘密分散(MPC):データを断片に分けて複数のサーバーに置き、協力して計算します。複数の会社で持ち寄る場面に向いています
  • 準同型暗号:暗号のまま計算します。強度が高く、ほかの方式より遅いと言われてきました
  • TEE:ハードウェアで隔離した場所の中で計算します。今のアプリを動かしやすい方式です

選ぶときの順番

選ぶときは「誰に見せたくないか」「何を計算するか」「どこで動かすか」の3つを先に決めます。

  • 他社と分析するなら、ブラウザーで使える析秘 MPCが合います
  • 処理のロジックも隠すなら、全員の承認で動く析秘 TEEが合います
  • 方式から相談して組むなら、秘密分散とTEEを持つNEC 秘密計算が合います
  • PythonとSQLで書きたいなら、QueryAheadが合います
  • 今のデータベースに足すなら、DataArmor Gate DBが合います
  • 生成AIに機密データを渡すなら、Acompany APIが合います
  • 今のアプリをクラウドで機密化するなら、Azure 機密 VM、Confidential VM、OCI 機密コンピューティングを比べます
  • 他社とクラウドでデータを持ち寄るなら、合意した処理にだけデータを渡すConfidential Spaceが合います
  • 今のコンテナをそのまま隔離するなら、Azure 機密コンテナーが使えます
  • IBM ZやLinuxONEを持っているなら、IBM Confidential Computing Container Runtimeが使えます

価格の見方

公開している製品だけ、次の値段が出ています。単位が違うので、使う量をそろえて比べます。

  • 析秘 MPCのスタンダードプランは、月額440,000円で初期費用550,000円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 析秘 TEEの従量課金プランは、1回110,000円で初期費用330,000円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • Confidential VMのAMD SEVは、VM本体の料金に加えてvCPU 1個あたり$0.005479/時間かかります
  • OCI 機密コンピューティングは、機密化の追加コストがありません

導入の前に確かめること

  • 秘密計算にしても個人情報保護法の確認はなくなりません。個人情報に該当するか、第三者提供の本人同意、漏えい時の報告を法務と確かめます
  • 使いたい分析が製品に入っているかを、機能の一覧で先に見ます
  • 速さは処理で変わるので、試用環境で実データに近い形で測ります
  • TEEなら、対応するプロセッサと、処理を検証する仕組みを確かめます
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉