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試験・研究や防錆・歯科材料の評価に使うりん酸亜鉛とピロりん酸亜鉛の試薬を選ぶ、研究・品質管理・購買の担当の方へ

リン酸亜鉛のメーカー3社比較【2026年】

リン酸亜鉛は、防錆剤や歯科用セメントの原料に使う、
亜鉛のりん酸塩です。

ABOUT

リン酸亜鉛とは

比較表を見る ↓

リン酸亜鉛とは、化学式Zn3(PO4)2の亜鉛のりん酸塩で、リン酸三亜鉛とも呼びます。
水とアルコールには溶けず、希鉱酸や酢酸には溶けます。
医薬原料、歯科用セメント、防錆剤に使います。
ここでは四水和物と、二りん酸亜鉛(ピロりん酸亜鉛)の試薬を比べます。

製品の特長

  • 正りん酸亜鉛の四水和物と、二りん酸亜鉛の2つがある無水と三水和物
  • 水とアルコールに溶けず、希鉱酸に溶ける
  • 試薬は500gの瓶で出ている

使うメリット

  • 品番と分子式で、正りん酸塩か二りん酸塩かを指定できる
  • 4製品は価格を公開していて、すぐ注文できる
  • 規格書で含量や外観を確かめられる品がある

選ぶときに注意すること

  1. 劇物にあたる。施錠してしまっておく
  2. 生殖毒性と、反復ばく露による血液系の障害の分類がある
  3. 水生生物に強い毒性がある。排水に流さない
  4. 二りん酸亜鉛は加熱で分解し、腐食性や毒性の煙霧が出るおそれがある
  5. 四水和物と二りん酸亜鉛は別の物質。品名と分子式で確かめる

※性質・用途・危険有害性は厚生労働省のモデルSDS、純度・外観・容量・価格は各メーカーの公式製品ページと規格書による。純度は規格値で、ロットごとの実測値ではありません。

LIST

リン酸亜鉛の比較表

リン酸亜鉛の価格・相場公開価格(税抜)

相場
18,000円3製品の中央値

リン酸亜鉛5製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

正りん酸亜鉛(四水和物)

2製品
富士フイルム和光純薬株式会社りん酸亜鉛四水和物 化学用 266-00705価格を見て研究用に少量買う口コミを書く18,000円税抜・希望納入価格

四水和物の含量を95.0〜105.0%の幅で規格書に示す化学用の品です。価格を公開しているので、見積もりを待たずに注文できます。希望納入価格は500gで18,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

種類
正りん酸亜鉛(四水和物)
グレード
化学用
純度
95.0〜105.0%(滴定)
外観
白色、結晶性粉末〜⁠⁠⁠粉末
容量
500g
法規
劇物、PRTR第1種
分子式
Zn3(PO4)2・4H2O
分子量
458.14
CAS RN
7543-51-3
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
米山薬品工業株式会社りん酸亜鉛四水和物 37642四水和物を安く500g買う口コミを書く5,100円

米山薬品工業が自社の試薬として出す、純度95%のりん酸亜鉛四水和物です。500gの価格は5,100円で、表の四水和物では安い側です。製品ページに規格の等級は書いていないので、試験に使う前に規格を問い合わせます。

種類
正りん酸亜鉛(四水和物)
純度
95%
容量
500g
法規
劇物、PRTR第2種
分子式
Zn3(PO4)2・4H2O
分子量
458.14
CAS RN
7779-90-0
記載なし
グレード・外観
公式ページへ詳細・仕様

二りん酸亜鉛(ピロりん酸亜鉛)

3製品
関東化学株式会社ピロりん酸亜鉛 48051-02滴定で純度を決めた品を使う口コミを書く28,000円税抜

関東化学のピロりん酸亜鉛は、滴定で92.0%を超える純度を示した無水の品です。500gの価格は28,000円(税抜)で、試験成績書・SDS・規格書を製品ページから取れます。

種類
二りん酸亜鉛(ピロりん酸亜鉛)
純度
92.0%超(滴定)
容量
500g
法規
劇物
分子式
Zn2P2O7
分子量
304.70
CAS RN
7446-26-6
記載なし
グレード・外観
公式ページへ詳細・仕様
富士フイルム和光純薬株式会社二りん酸亜鉛 化学用 267-01215無水の二りん酸亜鉛を少量使う口コミを書く7,900円税抜・希望納入価格

分子式Zn2P2O7の無水の二りん酸亜鉛で、規格書に強熱減量(800℃)30.0%以下を載せています。含量は乾燥物換算で85.0%以上です。500gの希望納入価格は7,900円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

種類
二りん酸亜鉛(ピロりん酸亜鉛)
グレード
化学用
純度
85.0%以上(乾燥物換算)
外観
白色〜ほとんど白色、結晶性粉末〜⁠⁠⁠粉末
容量
500g
法規
劇物
分子式
Zn2P2O7
分子量
304.70
CAS RN
7446-26-6
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
米山薬品工業株式会社二りん酸亜鉛三水和物 37260三水和物の二りん酸亜鉛を使う口コミを書く要見積

表の中で唯一の三水和物の二りん酸亜鉛で、分子量は358.75です。純度は96%で、500gの瓶で出しています。価格は製品ページに出ていないので、見積もりで決めます。

種類
二りん酸亜鉛(ピロりん酸亜鉛)
純度
96%
容量
500g
法規
劇物
分子式
Zn2P2O7・3H2O
分子量
358.75
CAS RN
7446-26-6
記載なし
グレード・外観
公式ページへ詳細・仕様

正りん酸亜鉛(四水和物)2製品

富士フイルム和光純薬株式会社

りん酸亜鉛四水和物 化学用 266-00705

価格を見て研究用に少量買う

四水和物の含量を95.0〜105.0%の幅で規格書に示す化学用の品です。価格を公開しているので、見積もりを待たずに注文できます。希望納入価格は500gで18,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

コスト18,000円税抜・希望納入価格

種類
正りん酸亜鉛(四水和物)
グレード
化学用
純度
95.0〜105.0%(滴定)
外観
白色、結晶性粉末〜⁠⁠⁠粉末
容量
500g
法規
劇物、PRTR第1種
分子式
Zn3(PO4)2・4H2O
分子量
458.14
CAS RN
7543-51-3
公式ページへ
米山薬品工業株式会社

りん酸亜鉛四水和物 37642

四水和物を安く500g買う

米山薬品工業が自社の試薬として出す、純度95%のりん酸亜鉛四水和物です。500gの価格は5,100円で、表の四水和物では安い側です。製品ページに規格の等級は書いていないので、試験に使う前に規格を問い合わせます。

コスト5,100円

種類
正りん酸亜鉛(四水和物)
純度
95%
容量
500g
法規
劇物、PRTR第2種
分子式
Zn3(PO4)2・4H2O
分子量
458.14
CAS RN
7779-90-0
記載なし
グレード・外観
公式ページへ

二りん酸亜鉛(ピロりん酸亜鉛)3製品

関東化学株式会社

ピロりん酸亜鉛 48051-02

滴定で純度を決めた品を使う

関東化学のピロりん酸亜鉛は、滴定で92.0%を超える純度を示した無水の品です。500gの価格は28,000円(税抜)で、試験成績書・SDS・規格書を製品ページから取れます。

コスト28,000円税抜

種類
二りん酸亜鉛(ピロりん酸亜鉛)
純度
92.0%超(滴定)
容量
500g
法規
劇物
分子式
Zn2P2O7
分子量
304.70
CAS RN
7446-26-6
記載なし
グレード・外観
公式ページへ
富士フイルム和光純薬株式会社

二りん酸亜鉛 化学用 267-01215

無水の二りん酸亜鉛を少量使う

分子式Zn2P2O7の無水の二りん酸亜鉛で、規格書に強熱減量(800℃)30.0%以下を載せています。含量は乾燥物換算で85.0%以上です。500gの希望納入価格は7,900円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

コスト7,900円税抜・希望納入価格

種類
二りん酸亜鉛(ピロりん酸亜鉛)
グレード
化学用
純度
85.0%以上(乾燥物換算)
外観
白色〜ほとんど白色、結晶性粉末〜⁠⁠⁠粉末
容量
500g
法規
劇物
分子式
Zn2P2O7
分子量
304.70
CAS RN
7446-26-6
公式ページへ
米山薬品工業株式会社

二りん酸亜鉛三水和物 37260

三水和物の二りん酸亜鉛を使う

表の中で唯一の三水和物の二りん酸亜鉛で、分子量は358.75です。純度は96%で、500gの瓶で出しています。価格は製品ページに出ていないので、見積もりで決めます。

コスト要見積

種類
二りん酸亜鉛(ピロりん酸亜鉛)
純度
96%
容量
500g
法規
劇物
分子式
Zn2P2O7・3H2O
分子量
358.75
CAS RN
7446-26-6
記載なし
グレード・外観
公式ページへ
Q&A

リン酸亜鉛選びで、よくある疑問

購買担当の疑問リン酸亜鉛の価格はいくら?

500gで比べると、四水和物は米山薬品工業の37642が5,100円、富士フイルム和光純薬の266-00705が18,000円(税抜・希望納入価格)⁠で⁠す⁠。二りん酸亜鉛は富士フイルム和光純薬の267-01215が7,900円(税抜)、関東化学の48051-02が28,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

設備担当の疑問リン酸亜鉛とピロりん酸亜鉛の違いは?

リン酸亜鉛(四水和物)の分子式はZn3(PO4)2・4H2Oで、分子量は458.14です。ピロりん酸亜鉛は二りん酸亜鉛とも呼び、分子式はZn2P2O7、分子量は304.70です。CAS RNも別なので、品番と分子式で選びます。

設備担当の疑問リン酸亜鉛の用途は?

厚生労働省のモデルSDSは、推奨用途を医薬原料、歯科用セメント、防錆剤としています。別名はリン酸三亜鉛、ピグメントホワイト32です。

工場長の疑問リン酸亜鉛の純度はどれくらい?

富士フイルム和光純薬の266-00705は含量95.0〜105.0%、米山薬品工業の37642は純度95%です。二りん酸亜鉛は、関東化学の48051-02が92.0%超(滴定)、米山薬品工業の37260が96%、富士フイルム和光純薬の267-01215が乾燥物換算で85.0%以上です。

設備担当の疑問リン酸亜鉛は水に溶ける?

水とアルコールには溶けません。希鉱酸、酢酸、アンモニア、水酸化アルカリ溶液には溶けると、厚生労働省のモデルSDSに書かれています。

総務の疑問リン酸亜鉛は劇物?

表の5製品は、どれも製品ページで劇物と表示しています。厚生労働省のモデルSDSは、施錠して保管するよう求めています。

総務の疑問リン酸亜鉛の危険性は?

厚生労働省のモデルSDSでは、生殖毒性が区分2、反復ばく露の特定標的臓器毒性が区分1(血液系)⁠で⁠す⁠。水生環境有害性は急性・長期間とも区分1なので、排水に流しません。

設備担当の疑問リン酸亜鉛の融点は?加熱するとどうなる?

厚生労働省のモデルSDSでは、りん酸亜鉛の融点は900℃を超えます。ピロりん酸亜鉛は800℃付近で分解し、燃えないものの、加熱で腐食性や毒性の煙霧が出るおそれがあります。

施設管理の疑問二りん酸亜鉛の無水と三水和物の違いは?

富士フイルム和光純薬の267-01215と関東化学の48051-02は無水(Zn2P2O7、分子量304.70)、米山薬品工業の37260は三水和物(Zn2P2O7・3H2O、分子量358.75)⁠で⁠す⁠。同じ量を量っても亜鉛の量が変わるので、計算に使う分子量を合わせます。

購買担当の疑問リン酸亜鉛はすぐ届く?

関東化学の48051-02は、通常納期リードタイムを3営業日としています。米山薬品工業の37260は価格を出していないので、見積もりのときに納期もあわせて確かめます。

経営者の疑問工業用のリン酸亜鉛(防錆顔料)は載っている?

このページは試験・研究用の試薬だけを載せています。塗料向けの工業用リン酸亜鉛は、メーカーの公式製品ページで品名と仕様を確かめられなかったため載せていません。リン酸亜鉛皮膜をつくる化成処理剤も対象外です。

TYPES

リン酸亜鉛の種類の違い

正りん酸亜鉛(四水和物)

分子式Zn3(PO4)2・4H2Oのりん酸亜鉛で、ふつう「リン酸亜鉛」と呼ぶのはこちらです。防錆剤や歯科用セメントの原料として知られ、試薬は500gの瓶で出ています。規格書で含量を決めた化学用の品と、純度95%の品があります。

向いている使い方

  • 防錆剤や塗料の試作と評価
  • 歯科用セメントの原料の試験
  • 分子量458.14で計算する調製

根拠:富士フイルム和光純薬の266-00705は、化学用のりん酸亜鉛四水和物で、含量95.0〜105.0%を示しています。(出典1)

この種類の2製品を表で見る

二りん酸亜鉛(ピロりん酸亜鉛)

分子式Zn2P2O7の縮合りん酸の亜鉛塩で、ピロりん酸亜鉛とも呼びます。無水の品と三水和物があり、同じCAS RNの7446-26-6で出ています。正りん酸亜鉛とは別の物質なので、品名と分子式で選びます。

向いている使い方

  • 無水の塩で組成を決めた試験
  • 800℃付近までの加熱を伴う研究
  • 正りん酸亜鉛と比べる評価

根拠:関東化学の48051-02はピロりん酸亜鉛、米山薬品工業の37260は二りん酸亜鉛三水和物で、どちらもCAS RNは7446-26-6です。(出典7)

この種類の3製品を表で見る
MAKERS

リン酸亜鉛の主なメーカー3社

関東化学株式会社

関東化学のピロりん酸亜鉛は、滴定で92.0%を超える純度を示した無水の品です。

東京都

富士フイルム和光純薬株式会社

四水和物の含量を95.0〜105.0%の幅で規格書に示す化学用の品です。

大阪府

米山薬品工業株式会社

米山薬品工業が自社の試薬として出す、純度95%のりん酸亜鉛四水和物です。

大阪府

出典
  1. 富士フイルム和光純薬 りん酸亜鉛四水和物 266-00705
  2. 富士フイルム和光純薬 りん酸亜鉛四水和物 製品規格書
  3. 富士フイルム和光純薬 二りん酸亜鉛 267-01215
  4. 富士フイルム和光純薬 二りん酸亜鉛 製品規格書
  5. 米山薬品工業 りん酸亜鉛四水和物 37642
  6. 米山薬品工業 二りん酸亜鉛三水和物 37260
  7. 関東化学 ピロりん酸亜鉛 48051-02
  8. 厚生労働省 職場のあんぜんサイト りん酸亜鉛 モデルSDS
  9. 厚生労働省 職場のあんぜんサイト ピロりん酸亜鉛 モデルSDS
掲載基準

試験・研究や、防錆剤・歯科用セメント・医薬原料の評価に使うリン酸亜鉛の粉末で、日本のメーカーが自社製品として出し、公式の製品ページか規格書で品番・純度・容量を確かめられるもの。正りん酸亜鉛(りん酸亜鉛四水和物)と二りん酸亜鉛(ピロりん酸亜鉛、無水と三水和物)⁠を⁠載⁠せ⁠、1社1〜2製品とし、品番で特定しました。区分は、正りん酸亜鉛と二りん酸亜鉛の2つです。既存の酸化亜鉛・塩化亜鉛・硫化亜鉛・亜鉛(金属)⁠と⁠は物質で分け、リン酸塩のページ(ナトリウム・カリウム・カルシウムの塩)⁠と⁠は金属で分けています。リン酸亜鉛皮膜をつくる化成処理剤と受託の化成処理、歯科用のリン酸亜鉛セメント(完成した材料)、ステアリン酸亜鉛は除きます。塗料向けの工業用リン酸亜鉛(防錆顔料)は、メーカーの公式製品ページで品名と仕様を確かめられなかったため載せていません。純正化学・ナカライテスク・キシダ化学・林純薬工業・国産化学は、公式サイトでリン酸亜鉛の製品ページを確かめられなかったため載せていません。米山薬品工業の2品は、製造元の欄が空欄の自社取扱品として載せています。

リン酸亜鉛を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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