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GUIDE / URETHANE-PAINT

ウレタン塗料とは?1液と2液・水性と溶剤の違いと、用途別の選び方

建物の外壁・鉄部、機械・金属製品、床、木工品に使う業務用ウレタン塗料の種類と選び方。1液と2液、水性と弱溶剤、塗り面積・乾燥時間・荷姿・材工価格をメーカー公式資料で整理しました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

ウレタン塗料は、ウレタン樹脂で塗膜をつくり、建物・機械・床・木工品の表面を仕上げて守る塗料です。「何に塗るか(外壁・鉄部、機械、床、木工)」「現場で塗るか工場で塗るか」を先に決め、そのうえで1液か2液か、水性か弱溶剤かを選びます。2液は配合比と可使時間を守り、5℃以下では塗りません。

ウレタン塗料とは

ポリウレタン樹脂塗料とも呼びます。2液のアクリルウレタンは、アクリルポリオールとポリイソシアネートを主成分として硬化し、硬くて弾力のある塗膜になります(大橋化学工業のウタナール資料)⁠。

比較ページは、自社製造メーカーの業務用品を品番ごとに載せています。樹脂原料のポリウレタン、屋上に厚く塗る塗膜防水材、家庭用・スプレー缶は除き、高温設備の耐熱塗料や日射を反射する遮熱塗料とも分けています。

1液と2液の違い

  • 2液は、主剤と硬化剤を決まった割合で混ぜて使います。ファインウレタンU100の可使時間は、23℃で10時間です
  • アイアンルージュ4000の配合比は、A液4に対してB液1です。可使時間は23℃で5時間以内です
  • 1液のダイナロックⅢは、配合の手間やミスがなく、可使時間の制限もありません

1液の特長はダイナロックⅢの製品説明書⁠、2液の値は日本ペイントの製品情報とアイアンルージュのカタログ⁠によります。

水性と弱溶剤・溶剤の違い

  • AQウレタンは1液の水性で、非危険物です。水道水で薄め、道具も水で洗えます
  • ユカロック7000番級は、床用の水性2液です。希釈は水を使います
  • クリーンマイルドウレタンは弱溶剤の2液で、旧塗膜の種類を問わず密着します

出典はAQウレタンの単品説明書、ユカロック7000番級の製品説明書、クリーンマイルドウレタンの製品情報です。

塗る物で品番を分ける

  • 外壁や鉄部の塗り替えには、ファインウレタンU100・クリーンマイルドウレタン・ダイナロックⅢのような建築用を使います
  • 機械や金属製品の工場塗装には、AQウレタン・ウタナール(L)・アイアンルージュ4000・オメガウレタンのような工業用を使います
  • 床には床用を使います。ダイナロックⅢは、床やテーブルへの塗装を避ける指定です
  • 家具や住宅の木質部材には、ポリウレックス エコ V-557やNTXソライトフラットのような木工用を使います

乾燥時間と塗り面積

  • ファインウレタンU100は、23℃で指触20分、塗り重ね2時間以上です
  • ダイナロックⅢは、23℃で指触30分、塗り重ね12時間以上です
  • ユカロック7000番級は、23℃で歩けるまで7時間以上かかります
  • アイアンルージュ4000は、20kgセットで108〜151m²を2回塗りできます

塗り面積はロスを含まない理論値の製品もあるので、被塗物の形と塗り方を伝えて必要量を決めます。

価格と耐用年数

  • ダイナロックⅢの材工価格は、2,000円/m²です。当該製品のみ・300m²以上の条件です
  • クリーンマイルドウレタンの設計価格は、2,610円/m²です。300m²以上を基準とする材工共の価格で、下地調整費を含みません
  • ファインウレタンU100の材工価格は、外壁の上塗り2工程で2,840円/m²です
  • クリーンマイルドウレタンの期待耐用年数は、10〜12年です。次の塗り替え時期の目安で、立地で変わる参考値です

どれも材料だけの値段ではなく、条件もそろっていません。塗る面積・下地・工程を伝えて見積もりを取ります。

塗るときの注意

  • 5℃以下や湿度85%以上では塗りません。低温ではウレタン反応が進まず、硬化が大きく遅れます
  • 硬化剤は空気中の湿気と反応します。使ったらすぐ密栓します
  • ユカロック7000番級は、混ぜると炭酸ガスが出るので、配合後の容器を密閉しません
  • 新しいコンクリートは、含水率10%以下・pH9.5以下まで乾かしてから塗ります

注意はユカロック7000番級の製品説明書とポリウレックス エコ V-557の仕様書⁠によります。

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