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GUIDE / STRONTIUM-TITANATE

チタン酸ストロンチウムとは?誘電体・光触媒に使うチタン酸ストロンチウム(SrTiO3)の製法(固相法・湿式法)と、粒径・比表面積・価格の選び方

MLCC(積層セラミックコンデンサ)の誘電体や樹脂フィラー、光触媒、研磨剤に使うチタン酸ストロンチウム(SrTiO3)の粉末について、固相法・湿式法・試薬の違い、粒径と比表面積の見方、Sr/Ti比、純度、値段と荷姿を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

チタン酸ストロンチウムは、コンデンサの誘電体や光触媒に使う、化学式SrTiO3の白い粉末です。作り方で、固相法(焼成法)、湿式法、研究用の試薬に分かれます。選ぶときは「何に使うか」「粒の大きさと形」「少量か量産か」の3つを先に決めます。

チタン酸ストロンチウムとは

チタン酸ストロンチウムは、誘電率が高く損失が小さい複合酸化物の粉末です。STOとも呼びます。MLCCの誘電体と電極の共材のほか、樹脂に混ぜるフィラー、光触媒、研磨剤や白色顔料に使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るチタン酸ストロンチウムを、品番やグレードの単位で載せています。単結晶基板、スパッタリングターゲットやタブレット、分散体は載せていません。

3つの製法

  • 固相法(焼成法)は、原料の粉を混ぜて焼く作り方です。例は富士チタン工業のST-Aと、チタン工業のSW-100です
  • 湿式法は、水溶液の中で粒を作る作り方です。例はチタン工業のSW-300で、粒の形が立方体になります
  • 試薬は、研究や試作で少量を使う品です。例は富士フイルム和光純薬の196-19202と、高純度化学研究所のSRF17PBです
  • 堺化学工業のSTシリーズと日本化学工業のパルセラム STは、製法を公式に書いていません

性質

  • 化学式はSrTiO3、CAS RNは12060-59-2、分子量は183.49です
  • 高純度化学研究所の記載では、融点は2080℃、比重は5.1です
  • 水・アセトン・エタノールに溶けにくい白い粉末です

粒径と比表面積

  • 粒が細かいほど、比表面積は大きくなります
  • 日本化学工業のパルセラム STは、粒径0.7〜0.9μmで比表面積1.8〜2.1m²/gです
  • 富士チタン工業のST-Aは、D50で1.5μm、比表面積2.0m²/gです。開発中の参考値と書いてあります
  • 富士フイルム和光純薬の196-19202は、粒径1μmです

組成と純度

  • Sr/Ti比はストロンチウムとチタンのモル比です。富士チタン工業のST-Aは0.99です
  • 純度は、高純度化学研究所のSRF17PBが4N、富士フイルム和光純薬の196-19202が99.9+%⁠⁠⁠です
  • 工業品の多くは純度を公式に出していません。規格書で確かめます

用途で選ぶ

  • MLCCの誘電体と共材には、堺化学工業のSTシリーズがあります
  • 樹脂に混ぜる誘電体フィラーには、富士チタン工業のST-Aと日本化学工業のパルセラム STがあります
  • 研磨剤や白色顔料には、チタン工業のSW-100とSW-300があります
  • 光触媒の研究には、富士フイルム和光純薬の196-19202があります

値段と荷姿

  • 富士フイルム和光純薬の196-19202は、25gで9,500円(税抜の希望納入価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 同じ品の100gの198-19201は、20,000円(税抜の希望納入価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 工業品と高純度化学研究所のSRF17PBは、値段を公式に出していません。営業部に規格と荷姿を問い合わせます

取り扱い

  • 粉を吸い込まないよう、保護具を着けて扱います
  • チタン工業の表のデータは規格値ではありません。採用前に規格書をもらいます
  • 試薬は試験・研究用です。原料に使うときは各社の営業部に問い合わせます
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