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GUIDE / SILICONE-RESIN

シリコーン樹脂とは?シリコンレジンの種類(溶液型・固形・シルセスキオキサン型)と、耐熱・硬化条件・不揮発分の選び方

耐熱塗料・電気絶縁ワニス・はっ水コーティングに使うシリコーン樹脂(シリコンレジン)の3つの種類、耐熱温度、硬化条件、不揮発分と溶剤、固形レジンの使い方を、主なメーカーの公式資料から整理しました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

シリコーン樹脂は、熱・紫外線・電気に強い3次元網目構造の樹脂です。シリコンレジン・シリコーンレジンとも呼びます。届くときの形と骨格で、溶剤に溶かした溶液型、溶剤を含まない固形、シルセスキオキサン(PSQ)⁠型⁠の3つに分かれます。耐熱塗料のバインダーなら溶液型、無機材料を固めるなら固形、透明で硬い膜ならPSQ型から選びます。

シリコーン樹脂とは

シリコーン樹脂は、3次元網目構造でできた樹脂です。信越化学工業の解説では、被膜は耐熱性・耐候性・電気絶縁性・はっ水性を持ち、250℃までの熱に耐えます。耐熱塗料・電気絶縁のワニス・はっ水や保護のコーティング・無機材料のバインダーの原料に使います。

比較ページには、メーカーが自社で作るシリコーン樹脂を、品番の単位で載せています。塗料として仕上がった耐熱塗料、シーリング材、シリコーンゴム、シリコーンオイル、樹脂の微粒子は載せていません。

選ぶときは「届く形」「硬化のさせ方」「耐熱」の3つを先に決めます。

3つの種類

  • 溶液型(ストレート)は、キシレンなどの溶剤に溶かした液です。塗って焼き付けると硬い被膜になります。例は信越化学工業のKR-300、モメンティブのTSR116です
  • 固形は、溶剤を含まないフレークや固体です。使う側で溶剤を選んで溶かします。例は信越化学工業のKR-220L、モメンティブのYR3370です
  • シルセスキオキサン(PSQ)型は、T構造だけで組んだシリコーン樹脂です。透明で硬い膜になります。例は小西化学工業のSR-13H、東亞合成のOX-SQ TX-100、荒川化学工業のSQ506です

耐熱温度

  • 信越化学工業の解説では、シリコーンレジンは250℃までの熱に耐えます
  • モメンティブのカタログでは、耐熱顔料を入れたシリコーン塗料は250℃で1000時間以上耐え、アルミニウムペーストを加えた銀色の塗料は600℃にも耐えます
  • PSQ型の5%重量減少温度は、小西化学工業のSR-13Hが409℃、東亞合成のOX-SQ TX-100が400℃(窒素中)⁠で⁠⁠⁠⁠す

硬化条件

  • 溶液型は加熱して硬化させます。信越化学工業のKR-300は、250℃×60minです
  • モメンティブのTSR116は、200℃×1.5hで硬化します
  • 東亞合成のOX-SQ TX-100は、開始剤を入れると光でも熱でも硬化します。UVで固められるので、熱に弱い基材にも塗れます

不揮発分と溶剤

  • KR-300とTSR116は、どちらも不揮発分50%のキシレン溶液です
  • 荒川化学工業のSQ506は、PGMEA溶液で硬化残分72%です
  • 固形のKR-220Lはシリコーン分100%、YR3370は不揮発分99.5%です

固形レジンの使い方

  • 信越化学工業のKR-220Lは、トルエン・キシレン・IPAなどに溶けます。マイカや金属粉を固めるバインダーに使います
  • モメンティブのYR3370は、軟化点が109℃です

値段と取り扱い

  • 載せた製品は、どれも公式に値段を出していません。量と荷姿で決まるので、見積もりを取ります
  • 信越化学工業のKR-300は、1kg・18kg・200kgの荷姿で用意しています
  • 溶液型は有機溶剤を含みます。KR-300は消防法の第四類第二石油類にあたります
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