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GUIDE / SC450

SC450とは?炭素鋼鋳鋼品の規格、SC360・SC410・SC480との違い、鋳鋼と鋳鉄の違い、鋳造会社の選び方

JIS G 5101の炭素鋼鋳鋼品SC450の引張強さ・降伏点・炭素の上限、SC360・SC410・SC480との違い、鋳鉄との違い、製品重量と生産能力で見た鋳造会社の選び方を、公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

SC450は、JIS G 5101で決められた炭素鋼鋳鋼品の1つで、引張強さ450N/mm²以上の一般構造用の鋳鋼です。SC410より強く、SC480より伸びます。頼む先は、作る部品の重さで変わります。選ぶときは「1個の重さ」「個数」「要る検査」の3つを先に決めます。

SC450とは

SC450は、鋼を溶かして型に流し込んで作る炭素鋼の鋳物です。機械部品やバルブ、産業機械の鋳物に使います。TVEの解説では、炭素鋼鋳鋼はけい素を約0.5%以下、マンガンを約0.8%以下含み、そのほかの合金成分を含みません。

比較ページには、日本の会社が自社の工場で鋳造する炭素鋼鋳鋼品を載せています。海外の協力工場で作る商社と、鋳鉄のFC・FCDは載せていません。

SC360・SC410・SC450・SC480の違い

  • SC360は、引張強さ360N/mm²以上、降伏点175N/mm²以上、伸び23%以上で、炭素は0.20%以下です。
  • SC410は、引張強さ410N/mm²以上、降伏点205N/mm²以上、伸び21%以上で、炭素は0.30%以下です。
  • SC450は、引張強さ450N/mm²以上、降伏点225N/mm²以上、伸び19%以上で、炭素は0.35%以下です。
  • SC480は、引張強さ480N/mm²以上、降伏点245N/mm²以上、伸び17%以上で、炭素は0.40%以下です。

炭素が増えるほど強くなり、粘りは下がります。

鋳鋼と鋳鉄の違い

  • 炭素の量が違います。鋳鋼は0.02〜2.14%、鋳鉄はおおよそ2.14%以上です。
  • 鋳鋼は溶解温度が高く、固まるときの縮みも大きくなります。
  • 小月製鋼所は炭素鋼鋳鋼品を、鋳鉄より強靭で溶接もできると案内しています。

重さで決まる頼み先

  • 小物向けは、溶解炉が1t以下の会社です。槙本鋳造所の製品重量は3kg〜500kgです。
  • 中物向けは、製品が10t以下の会社です。尼崎鋳鋼の製品重量は0.1t〜9t、TVEは最大8tです。
  • 大物向けは、製品が10tを超える会社です。米子製鋼は普通鋼で最大22t、ヤマトスチールは鋳放重量40tまで、宇部スチールは100t超まで作ります。

頼むときに伝えること

  • 図面と材質の記号を渡します。公式にSC450の記号を書いていない会社には、受けられるかを先に聞きます。
  • 1個の重さと個数を伝えます。単品や少量を受ける会社と、量産を受ける会社があります。
  • 要る検査を伝えます。非破壊検査や材料の試験は、設備を持つ会社を選びます。
  • 値段を公開している会社はありません。図面を渡して見積もりをとります。
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