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GUIDE / PYRUVIC-ACID

ピルビン酸とは?ピルビン酸ナトリウムとの違いと、純度・細胞培養用・価格の選び方

試験研究・細胞培養・合成原料に使うピルビン酸の種類、遊離酸とナトリウム塩の違い、純度と等級、培地での使い方、包装量と価格を、メーカー公式資料から整理しました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

ピルビン酸は、解糖系とTCA回路をつなぐ有機酸です。選ぶときは「遊離酸か塩か」「等級と純度」「包装量」の3つを先に決めます。試薬にはナトリウム塩の粉末、細胞培養には培養用の粉末か100mM溶液、kg単位の原料には原料用を選びます。

ピルビン酸とは

ピルビン酸の英名はPyruvic acidで、別名を焦性ブドウ酸といいます。武蔵野化学研究所は、解糖系とTCA回路の重要な中間体と説明し、医薬品などの合成や、細胞培養の培地・発酵培地の原料に使われると案内しています。

ピルビン酸の比較ページでは、メーカーが自社製品として案内する品を、品番・純度・等級・包装の単位で比べられます。乳酸は別の化合物なので乳酸の比較に分け、サプリメント向けの品やピルビン酸エチルなどのエステルは含めていません。

遊離酸とナトリウム塩の違い

  • 遊離酸のピルビン酸は液体で、CAS RNは127-17-3です。融点は11.8℃なので、冷蔵庫の中では固まることがあります
  • ピルビン酸ナトリウムは粉末で、CAS RNは113-24-6です。武蔵野化学研究所は、水によく溶け、ピルビン酸より安定していると案内しています
  • 遊離酸は消防法の危険物第4類第三石油類にあたります。関東化学の32506-30は、引火点を102℃と示しています
  • ピルビン酸リチウム一水和物は別の化合物で、国産化学の2452707のCAS RNは2922-61-4です

名前の似た品を取り違えないよう、発注書には品番とCAS RNを並べて書きます。

純度と等級を比べる

  • 関東化学の37259-30は鹿特級で、純度は滴定で98.0%超です
  • 和光の199-03062は和光特級で、含量は滴定で97.0%以上です
  • ナカライテスクの29806-54は特級で、純度は滴定で97.0%以上です
  • 純正化学の60230-0401は純正特級で、純度は98.0%以上です

純度の数字は試験方法とあわせて読みます。同じ97.0%以上でも、規格書の項目は品ごとに違います。

細胞培養に使うとき

サーモフィッシャーは、ピルビン酸ナトリウムをグルコースとは別の炭素源として培地に足すと説明しています。細胞が解糖系でピルビン酸を作るため、すべての培養に必須ではありません。ただし、入れた培地で育ててきた細胞は、そのまま続けるよう案内しています。

  • 100mM溶液を足すなら、ナカライテスクの06977-34かサーモフィッシャーの11360070です。多くの培地では最終濃度を1mMにするので、培地に100分の1量を足します
  • 粉末から培地を作るなら、和光のCultureSure 036-24361です。エンドトキシン・生菌数・マイコプラズマの試験を済ませています
  • Gibcoの11360070は、2〜8℃で光を避けてしまっておき、製造から12か月もちます

包装量と価格

  • 和光の199-03062は、25gで2,600円(税抜・希望納入価格)⁠で⁠す⁠。100gは7,400円、500gは22,000円です
  • 関東化学の37259-30は、25gで3,400円(税抜)⁠で⁠す⁠。遊離酸の32506-30は25gで2,400円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ナカライテスクの29806-54は、5gで1,990円(税抜定価)⁠で⁠す⁠。溶液の06977-34は100mLで2,000円(税抜定価)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 純正化学の60230-0401は、500gで48,600円(本体価格)⁠で⁠す⁠。遊離酸の60225-0401は500gで22,400円(本体価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • サーモフィッシャーの11360070は、100mLで4,500円です。取得した本文では税区分を確かめられませんでした
  • 武蔵野化学研究所の原料品は、ピルビン酸が20kgジェリ缶と200kgポリドラム、ピルビン酸ナトリウムが10kgの段ボールです。規格と価格は問い合わせで確かめます

価格は2026年11月1日に確かめた公式表示です。税区分と包装量がそろわないので、金額だけで安い・高いを決めず、等級と量をそろえて比べます。

保存と取り扱い

関東化学の37259-30と32506-30は0〜6℃の冷蔵、和光の199-03062は冷蔵でしまっておきます。和光のCultureSure 036-24361は室温です。届いたら、購入した品番のラベルとSDSで保存条件を確かめます。

試験研究用のピルビン酸ナトリウムは、食品やサプリメントとして使う品ではありません。和光の公式サイトも、試薬を医薬品・食品・家庭用品として使うことを認めていません。

出典は、和光の和光特級とCultureSure、関東化学のナトリウム塩・遊離酸、ナカライテスクの粉末・溶液、純正化学のナトリウム塩・遊離酸、サーモフィッシャー、武蔵野化学研究所のピルビン酸・ピルビン酸ナトリウム、国産化学です。

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