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接着剤・紙加工・繊維の糊・フィルム原料・塩ビの懸濁重合に使うポリビニルアルコール(PVA・ポバール)を選ぶ、製造・開発・品質管理・購買の担当の方へ

ポリビニルアルコール(PVA・ポバール)のメーカー8社比較【2026年】

ポリビニルアルコールは、水に溶けて糊や皮膜になる、
ポバールとも呼ぶ合成樹脂です。

ABOUT

ポリビニルアルコール(PVA・ポバール)⁠と⁠⁠⁠⁠は

比較表を見る ↓

ポリビニルアルコールとは、酢酸ビニルを重合したポリ酢酸ビニルをけん化して作る、
水に溶ける合成樹脂です。
日本ではポバール、略してPVA・PVOHとも呼びます。
繊維の糊、紙加工、接着剤、塩ビの懸濁重合の分散剤などに使います。

製品の特長

  • けん化度で溶け方と耐水性が変わる(完全けん化・部分けん化)
  • 重合度で粘度と皮膜の強さが変わる(同じけん化度でも粘度違いがある)
  • 水と一部の溶剤にしか溶けない(DMSO・グリコール類など)

使うメリット

  • 水に溶かすだけで糊や皮膜にできる(溶剤を使わない)
  • 油や有機溶剤に強い皮膜になる(一般の有機溶剤・油・グリースに溶けない)
  • 乳化・分散の力がある(エマルジョン・塩ビの懸濁重合)

選ぶときに注意すること

  1. 完全けん化型は、90〜95℃まで上げて溶かす
  2. 完全けん化型の水溶液は、低温で増粘してゲルになることがある
  3. 部分けん化型は泡立ちやすい。溶かす温度を上げすぎない
  4. 3,000kg以上しまっておくと、消防法の指定可燃物になる
  5. 粉じん爆発のおそれがある。アースをとり、集じんする

※規格値と価格は各メーカーの公式の製品ページ・カタログ・規格書による。溶かし方・しまい方は日本酢ビ・ポバールの使用方法、性質はクラレと日本酢ビ・ポバールの解説による。

LIST

ポリビニルアルコール(PVA・ポバール)の比較表

コストは、値段を公開している製品どうしで比べています。値段を出していない製品は「要見積」。

CSV

ポリビニルアルコール(PVA・ポバール)13製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

完全けん化型

5製品
純正化学株式会社ポリビニルアルコール1700 69307-1501粘度まで規格がある完全けん化の試薬口コミを書く3,100円本体価格・500g

けん化度98.0〜99.0mol%に加えて、粘度28〜32mPa・sまで規格書で決めた化学用試薬です。工業用の中粘度の完全けん化品と同じ帯の粘度なので、試作の比べ役に使えます。500g入りで本体価格は3,100円です。

種類
完全けん化型
けん化度
98.0〜99.0mol%
粘度(4%水溶液)
28〜32mPa・s
揮発分・乾燥減量
乾燥減量5.0%⁠⁠⁠以下
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
化学用
容量・⁠⁠⁠荷姿
500g
CAS RN
9002-89-⁠5
記載なし
重合度・pH・灰分・酢酸ナトリウム・形状・公式の用途
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
ナカライテスク株式会社ポリビニルアルコール 重合度2,000 15348-⁠65重合度約2000の完全けん化の試薬口コミを書く3,320円税抜・⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠定価

重合度約2000と高い完全けん化型の化学用試薬で、けん化度は98.0mol%以上です。規格書で乾燥減量とけん化度の上限・下限を決めています。500g入りの税抜定価は3,320円です。

種類
完全けん化型
けん化度
98.0mol%⁠⁠⁠以上
重合度
約2000
揮発分・乾燥減量
乾燥減量5.0%以下(105℃、3時間)
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
化学用 CP
容量・⁠⁠⁠荷姿
500g
CAS RN
9002-89-⁠5
記載なし
粘度(4%水溶液)・pH・灰分・酢酸ナトリウム・形状・公式の用途
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
日本酢ビ・ポバール株式会社J-ポバール JF-⁠17中粘度の完全けん化を工業用で使う口コミを書く要見積

けん化度98.0〜99.0mol%、粘度28.0〜32.0mPa・sの、J-ポバールの標準タイプの完全けん化型です。粘度とけん化度はJIS K 6726に順じて測っています。低温で増粘しにくくしたJF-17Lと、微粉末のJF-17Sもあります。

種類
完全けん化型
けん化度
98.0〜99.0mol%
粘度(4%水溶液)
28.0〜32.0mPa・s
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
標準タイプ(完全けん化型)
記載なし
重合度・揮発分・乾燥減量・容量・荷姿・pH・灰分・酢酸ナトリウム・形状・公式の用途・CAS RN
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
富士フイルム和光純薬株式会社ポリビニルアルコール 1,000 完全けん化型 162-16325重合度約1000の完全けん化の試薬口コミを書く5,100円税抜・希望納入価格・500g

平均重合度約900〜1,100の完全けん化型を、試験研究用の和光一級でそろえた試薬です。500g入りで希望納入価格が出ているので、研究室で少量を手配しやすい品です。けん化度は滴定で96.0mol%以上と決めています。

種類
完全けん化型
けん化度
96.0mol%⁠⁠⁠以上
重合度
約900〜1,100(平均)
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
和光一級
容量・⁠⁠⁠荷姿
500g
pH
5.0〜7.5(50g/L、25℃)
形状
結晶(白色〜わずかにうすい黄色)
公式の用途
乳化剤、接着剤原料、フィルム原料
CAS RN
9002-89-⁠5
記載なし
粘度(4%水溶液)・揮発分・乾燥減量・灰分・酢酸ナトリウム
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
三菱ケミカル株式会社ゴーセノール N-300完全けん化で耐水性を持たせる皮膜・⁠⁠⁠糊口コミを書く要見積

けん化度98.0〜99.0mol%の完全けん化型で、N型ゴーセノールの中くらいの粘度の品種です。部分けん化型より皮膜が水に溶けにくく、紙や繊維の糊に使えます。揮発分は包装時5%以下を保証しています。

種類
完全けん化型
けん化度
98.0〜99.0mol%
粘度(4%水溶液)
25.0〜30.0mPa・s
揮発分・乾燥減量
揮発分5%以下(包装時)
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
N型ゴーセノール(完全けん化)
pH
5〜7(4%水溶液、30℃)
記載なし
重合度・容量・荷姿・灰分・酢酸ナトリウム・形状・公式の用途・CAS RN
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

部分けん化型

5製品
株式会社クラレクラレポバール 44-⁠88塩ビの懸濁重合の分散剤口コミを書く要見積

塩化ビニルの懸濁重合向けにそろえた部分けん化の銘柄です。粘度40.0〜48.0mPa・sと高めで、塩ビ粒子をまとめる保護コロイド性を受け持ちます。灰分は0.4%以下に抑えています。

種類
部分けん化型
けん化度
87.0〜89.0mol%
粘度(4%水溶液)
40.0〜48.0mPa・s
揮発分・乾燥減量
不揮発分97.5±2.5%
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
塩ビ懸濁重合用銘柄
pH
5.0〜7.0
灰分・酢酸ナトリウム
灰分0.4%⁠⁠⁠以下
公式の用途
塩化ビニルの懸濁重合の分散剤
記載なし
重合度・容量・荷姿・形状・CAS RN
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
デンカ株式会社デンカポバール B-20部分けん化の汎用の糊・接着剤口コミを書く要見積

デンカポバールの部分ケン化の汎用品種で、粘度27〜33mPa・sの中粘度です。酢酸ナトリウムは1.0%以下に抑えています。同じ部分ケン化の汎用品種が低粘度から高粘度までそろうので、粘度だけ変えて置き換えられます。

種類
部分けん化型
けん化度
87.0〜89.0mol%
粘度(4%水溶液)
27〜33mPa・s
揮発分・乾燥減量
揮発分5.0%⁠⁠⁠以下
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
汎用品種(部分ケン化)
pH
5.0〜7.0
灰分・酢酸ナトリウム
酢酸ナトリウム1.0%⁠⁠⁠以下
記載なし
重合度・容量・荷姿・形状・公式の用途・CAS RN
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
ナカライテスク株式会社ポリビニルアルコール 重合度500 28311-⁠25低重合度の部分けん化の試薬口コミを書く2,980円税抜・⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠定価

重合度500の低い部分けん化型で、けん化度86.5〜89mol%の化学用試薬です。熱水に溶け、粉末または粒状で届きます。500g入りの税抜定価は2,980円です。

種類
部分けん化型
けん化度
86.5〜89mol%
重合度
500
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
化学用 CP
容量・⁠⁠⁠荷姿
500g
形状
粉末または粒状
CAS RN
9002-89-⁠5
記載なし
粘度(4%水溶液)・揮発分・乾燥減量・pH・灰分・酢酸ナトリウム・公式の用途
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
富士フイルム和光純薬株式会社ポリビニルアルコール 1,000 部分けん化型 169-16335重合度約1000の部分けん化の試薬口コミを書く5,200円税抜・希望納入価格・500g

平均重合度900〜1,100の部分けん化型の試験研究用試薬で、けん化度86.0〜90.0mol%です。同じ重合度の完全けん化型と並べると、けん化度の違いだけを比べる試験ができます。500g入りで、希望納入価格は5,200円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

種類
部分けん化型
けん化度
86.0〜90.0mol%
重合度
900〜1,100(平均)
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
和光一級
容量・⁠⁠⁠荷姿
500g
pH
5.0〜7.5(50g/L、25℃)
形状
結晶(白色〜わずかにうすい黄色)
公式の用途
乳化剤、接着剤原料、フィルム原料
CAS RN
9002-89-⁠5
記載なし
粘度(4%水溶液)・揮発分・乾燥減量・灰分・酢酸ナトリウム
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
三菱ケミカル株式会社ゴーセノール GH-17R中粘度の部分けん化を工業用で使う口コミを書く要見積

けん化度86.5〜89.0mol%、粘度27.0〜33.0mPa・sの、G型ゴーセノールの部分けん化型です。同じG型で粘度だけ違う品種がそろうので、粘度を変えたいときに置き換えやすい品です。揮発分は包装時5%以下を保証しています。

種類
部分けん化型
けん化度
86.5〜89.0mol%
粘度(4%水溶液)
27.0〜33.0mPa・s
揮発分・乾燥減量
揮発分5%以下(包装時)
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
G型ゴーセノール(部分けん化)
pH
5〜7(4%水溶液、30℃)
記載なし
重合度・容量・荷姿・灰分・酢酸ナトリウム・形状・公式の用途・CAS RN
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

変性型

2製品
株式会社クラレクラレポバール 25-98 R無機物への接着と架橋口コミを書く要見積

シランの反応性を持たせた変性銘柄で、無機物に付きやすいのが違いです。架橋して使えるので、無機材料のバインダーやコーティングで耐水性を上げたいときに効きます。けん化度98.0〜99.0mol%の完全けん化品がもとになっています。

種類
変性型
けん化度
98.0〜99.0mol%
粘度(4%水溶液)
20.0〜30.0mPa・s
揮発分・乾燥減量
揮発分5.0%⁠⁠⁠以下
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
変性銘柄(R銘柄)
灰分・酢酸ナトリウム
灰分0.6%⁠⁠⁠以下
記載なし
重合度・容量・荷姿・pH・形状・公式の用途・CAS RN
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
日本酢ビ・ポバール株式会社Dポリマー DF-⁠17架橋して熱水に溶けない皮膜を作る口コミを書く要見積

カルボニル基を持つ変性ポバールで、ヒドラジド系架橋剤と室温で架橋できます。架橋すると熱水にも溶けない皮膜になり、感熱紙のオーバーコートのような耐水コーティングに使えます。水溶液は低温で長く置いても増粘しにくい品種です。

種類
変性型
けん化度
98〜99mol%
粘度(4%水溶液)
20〜26mPa・s
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
変性ポバール(⁠カルボニル基)
灰分・酢酸ナトリウム
酢酸ナトリウム1.5%⁠⁠⁠以下
公式の用途
耐水性コーティング剤、酢酸ビニル系エマルジョン用乳化剤、耐水性接着剤・バインダー、水性ゲル
記載なし
重合度・揮発分・乾燥減量・容量・荷姿・pH・形状・CAS RN
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

けん化度の記載なし

1製品
米山薬品工業株式会社ポリビニルアルコール500 04499重合度約500を20kgでも買える口コミを書く2,200円500g

重合度約500の試薬を、500g入りと20kg入りの2つの荷姿で出しています。500g入りは2,200円で、ほかの試薬より安く手配できます。けん化度は公式に書いていないので、使う前に問い合わせて確かめます。

種類
けん化度の記載なし
重合度
約500
容量・⁠⁠⁠荷姿
500g、20kg
CAS RN
9002-89-⁠5
記載なし
けん化度・粘度(4%水溶液)・揮発分・乾燥減量・銘柄の区分・等級・pH・灰分・酢酸ナトリウム・形状・公式の用途
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

完全けん化型5製品

純正化学株式会社

ポリビニルアルコール1700 69307-1501

粘度まで規格がある完全けん化の試薬

けん化度98.0〜99.0mol%に加えて、粘度28〜32mPa・sまで規格書で決めた化学用試薬です。工業用の中粘度の完全けん化品と同じ帯の粘度なので、試作の比べ役に使えます。500g入りで本体価格は3,100円です。

コスト3,100円本体価格・500g

種類
完全けん化型
けん化度
98.0〜99.0mol%
粘度(4%水溶液)
28〜32mPa・s
揮発分・乾燥減量
乾燥減量5.0%⁠⁠⁠以下
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
化学用
容量・⁠⁠⁠荷姿
500g
CAS RN
9002-89-⁠5
記載なし
重合度・pH・灰分・酢酸ナトリウム・形状・公式の用途
公式ページへ
ナカライテスク株式会社

ポリビニルアルコール 重合度2,000 15348-⁠65

重合度約2000の完全けん化の試薬

重合度約2000と高い完全けん化型の化学用試薬で、けん化度は98.0mol%以上です。規格書で乾燥減量とけん化度の上限・下限を決めています。500g入りの税抜定価は3,320円です。

コスト3,320円税抜・⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠定価

種類
完全けん化型
けん化度
98.0mol%⁠⁠⁠以上
重合度
約2000
揮発分・乾燥減量
乾燥減量5.0%以下(105℃、3時間)
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
化学用 CP
容量・⁠⁠⁠荷姿
500g
CAS RN
9002-89-⁠5
記載なし
粘度(4%水溶液)・pH・灰分・酢酸ナトリウム・形状・公式の用途
公式ページへ
日本酢ビ・ポバール株式会社

J-ポバール JF-⁠17

中粘度の完全けん化を工業用で使う

けん化度98.0〜99.0mol%、粘度28.0〜32.0mPa・sの、J-ポバールの標準タイプの完全けん化型です。粘度とけん化度はJIS K 6726に順じて測っています。低温で増粘しにくくしたJF-17Lと、微粉末のJF-17Sもあります。

コスト要見積

種類
完全けん化型
けん化度
98.0〜99.0mol%
粘度(4%水溶液)
28.0〜32.0mPa・s
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
標準タイプ(完全けん化型)
記載なし
重合度・揮発分・乾燥減量・容量・荷姿・pH・灰分・酢酸ナトリウム・形状・公式の用途・CAS RN
公式ページへ
富士フイルム和光純薬株式会社

ポリビニルアルコール 1,000 完全けん化型 162-16325

重合度約1000の完全けん化の試薬

平均重合度約900〜1,100の完全けん化型を、試験研究用の和光一級でそろえた試薬です。500g入りで希望納入価格が出ているので、研究室で少量を手配しやすい品です。けん化度は滴定で96.0mol%以上と決めています。

コスト5,100円税抜・希望納入価格・500g

種類
完全けん化型
けん化度
96.0mol%⁠⁠⁠以上
重合度
約900〜1,100(平均)
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
和光一級
容量・⁠⁠⁠荷姿
500g
pH
5.0〜7.5(50g/L、25℃)
形状
結晶(白色〜わずかにうすい黄色)
公式の用途
乳化剤、接着剤原料、フィルム原料
CAS RN
9002-89-⁠5
記載なし
粘度(4%水溶液)・揮発分・乾燥減量・灰分・酢酸ナトリウム
公式ページへ
三菱ケミカル株式会社

ゴーセノール N-300

完全けん化で耐水性を持たせる皮膜・⁠⁠⁠糊

けん化度98.0〜99.0mol%の完全けん化型で、N型ゴーセノールの中くらいの粘度の品種です。部分けん化型より皮膜が水に溶けにくく、紙や繊維の糊に使えます。揮発分は包装時5%以下を保証しています。

コスト要見積

種類
完全けん化型
けん化度
98.0〜99.0mol%
粘度(4%水溶液)
25.0〜30.0mPa・s
揮発分・乾燥減量
揮発分5%以下(包装時)
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
N型ゴーセノール(完全けん化)
pH
5〜7(4%水溶液、30℃)
記載なし
重合度・容量・荷姿・灰分・酢酸ナトリウム・形状・公式の用途・CAS RN
公式ページへ

部分けん化型5製品

株式会社クラレ

クラレポバール 44-⁠88

塩ビの懸濁重合の分散剤

塩化ビニルの懸濁重合向けにそろえた部分けん化の銘柄です。粘度40.0〜48.0mPa・sと高めで、塩ビ粒子をまとめる保護コロイド性を受け持ちます。灰分は0.4%以下に抑えています。

コスト要見積

種類
部分けん化型
けん化度
87.0〜89.0mol%
粘度(4%水溶液)
40.0〜48.0mPa・s
揮発分・乾燥減量
不揮発分97.5±2.5%
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
塩ビ懸濁重合用銘柄
pH
5.0〜7.0
灰分・酢酸ナトリウム
灰分0.4%⁠⁠⁠以下
公式の用途
塩化ビニルの懸濁重合の分散剤
記載なし
重合度・容量・荷姿・形状・CAS RN
公式ページへ
デンカ株式会社

デンカポバール B-20

部分けん化の汎用の糊・接着剤

デンカポバールの部分ケン化の汎用品種で、粘度27〜33mPa・sの中粘度です。酢酸ナトリウムは1.0%以下に抑えています。同じ部分ケン化の汎用品種が低粘度から高粘度までそろうので、粘度だけ変えて置き換えられます。

コスト要見積

種類
部分けん化型
けん化度
87.0〜89.0mol%
粘度(4%水溶液)
27〜33mPa・s
揮発分・乾燥減量
揮発分5.0%⁠⁠⁠以下
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
汎用品種(部分ケン化)
pH
5.0〜7.0
灰分・酢酸ナトリウム
酢酸ナトリウム1.0%⁠⁠⁠以下
記載なし
重合度・容量・荷姿・形状・公式の用途・CAS RN
公式ページへ
ナカライテスク株式会社

ポリビニルアルコール 重合度500 28311-⁠25

低重合度の部分けん化の試薬

重合度500の低い部分けん化型で、けん化度86.5〜89mol%の化学用試薬です。熱水に溶け、粉末または粒状で届きます。500g入りの税抜定価は2,980円です。

コスト2,980円税抜・⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠定価

種類
部分けん化型
けん化度
86.5〜89mol%
重合度
500
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
化学用 CP
容量・⁠⁠⁠荷姿
500g
形状
粉末または粒状
CAS RN
9002-89-⁠5
記載なし
粘度(4%水溶液)・揮発分・乾燥減量・pH・灰分・酢酸ナトリウム・公式の用途
公式ページへ
富士フイルム和光純薬株式会社

ポリビニルアルコール 1,000 部分けん化型 169-16335

重合度約1000の部分けん化の試薬

平均重合度900〜1,100の部分けん化型の試験研究用試薬で、けん化度86.0〜90.0mol%です。同じ重合度の完全けん化型と並べると、けん化度の違いだけを比べる試験ができます。500g入りで、希望納入価格は5,200円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

コスト5,200円税抜・希望納入価格・500g

種類
部分けん化型
けん化度
86.0〜90.0mol%
重合度
900〜1,100(平均)
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
和光一級
容量・⁠⁠⁠荷姿
500g
pH
5.0〜7.5(50g/L、25℃)
形状
結晶(白色〜わずかにうすい黄色)
公式の用途
乳化剤、接着剤原料、フィルム原料
CAS RN
9002-89-⁠5
記載なし
粘度(4%水溶液)・揮発分・乾燥減量・灰分・酢酸ナトリウム
公式ページへ
三菱ケミカル株式会社

ゴーセノール GH-17R

中粘度の部分けん化を工業用で使う

けん化度86.5〜89.0mol%、粘度27.0〜33.0mPa・sの、G型ゴーセノールの部分けん化型です。同じG型で粘度だけ違う品種がそろうので、粘度を変えたいときに置き換えやすい品です。揮発分は包装時5%以下を保証しています。

コスト要見積

種類
部分けん化型
けん化度
86.5〜89.0mol%
粘度(4%水溶液)
27.0〜33.0mPa・s
揮発分・乾燥減量
揮発分5%以下(包装時)
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
G型ゴーセノール(部分けん化)
pH
5〜7(4%水溶液、30℃)
記載なし
重合度・容量・荷姿・灰分・酢酸ナトリウム・形状・公式の用途・CAS RN
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変性型2製品

株式会社クラレ

クラレポバール 25-98 R

無機物への接着と架橋

シランの反応性を持たせた変性銘柄で、無機物に付きやすいのが違いです。架橋して使えるので、無機材料のバインダーやコーティングで耐水性を上げたいときに効きます。けん化度98.0〜99.0mol%の完全けん化品がもとになっています。

コスト要見積

種類
変性型
けん化度
98.0〜99.0mol%
粘度(4%水溶液)
20.0〜30.0mPa・s
揮発分・乾燥減量
揮発分5.0%⁠⁠⁠以下
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
変性銘柄(R銘柄)
灰分・酢酸ナトリウム
灰分0.6%⁠⁠⁠以下
記載なし
重合度・容量・荷姿・pH・形状・公式の用途・CAS RN
公式ページへ
日本酢ビ・ポバール株式会社

Dポリマー DF-⁠17

架橋して熱水に溶けない皮膜を作る

カルボニル基を持つ変性ポバールで、ヒドラジド系架橋剤と室温で架橋できます。架橋すると熱水にも溶けない皮膜になり、感熱紙のオーバーコートのような耐水コーティングに使えます。水溶液は低温で長く置いても増粘しにくい品種です。

コスト要見積

種類
変性型
けん化度
98〜99mol%
粘度(4%水溶液)
20〜26mPa・s
銘柄の区分・⁠⁠⁠等級
変性ポバール(⁠カルボニル基)
灰分・酢酸ナトリウム
酢酸ナトリウム1.5%⁠⁠⁠以下
公式の用途
耐水性コーティング剤、酢酸ビニル系エマルジョン用乳化剤、耐水性接着剤・バインダー、水性ゲル
記載なし
重合度・揮発分・乾燥減量・容量・荷姿・pH・形状・CAS RN
公式ページへ

けん化度の記載なし1製品

米山薬品工業株式会社

ポリビニルアルコール500 04499

重合度約500を20kgでも買える

重合度約500の試薬を、500g入りと20kg入りの2つの荷姿で出しています。500g入りは2,200円で、ほかの試薬より安く手配できます。けん化度は公式に書いていないので、使う前に問い合わせて確かめます。

コスト2,200円500g

種類
けん化度の記載なし
重合度
約500
容量・⁠⁠⁠荷姿
500g、20kg
CAS RN
9002-89-⁠5
記載なし
けん化度・粘度(4%水溶液)・揮発分・乾燥減量・銘柄の区分・等級・pH・灰分・酢酸ナトリウム・形状・公式の用途
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Q&A

ポリビニルアルコール(PVA・ポバール)選びで、よくある疑問

購買担当の疑問ポリビニルアルコール(PVA)の価格は、いくら?

値段を公式に出しているのは試薬です。ナカライテスクの28311-25が2,980円、15348-65が3,320円(税抜定価)、純正化学の69307-1501が3,100円、富士フイルム和光純薬の162-16325が5,100円(税抜の希望納入価格)で⁠、どれも500g入りです。クラレ・三菱ケミカル・日本酢ビ・ポバール・デンカの工業用の銘柄は公開価格がなく、見積もりで決まります。

設備担当の疑問完全けん化と部分けん化の違いは?

けん化度の違いで、水への溶け方と皮膜の耐水性が変わります。日本酢ビ・ポバールのJF-17は98.0〜99.0mol%の完全けん化型、三菱ケミカルのGH-17Rは86.5〜89.0mol%の部分けん化型です。完全けん化型は皮膜が水に溶けにくく、部分けん化型は溶かしやすく水溶液が安定しています。

設備担当の疑問PVAの種類と、重合度・けん化度の見方は?

けん化度・重合度と、変性の有無で選びます。重合度が上がると水溶液の粘度と皮膜の強さが上がり、けん化度が上がると皮膜が水に溶けにくくなります。工業用の銘柄は4%水溶液の粘度で重合度の違いを表していて、たとえばクラレの44-88は40.0〜48.0mPa・sです。

工場長の疑問PVAの溶かし方は?何度で溶ける?

常温の水にかき混ぜながら入れ、完全けん化型は90〜95℃、部分けん化型は十分に分散させてから80〜90℃に上げると、30〜60分で溶けます。加熱前に20〜30分水に浸けて膨らませると速く溶けます。溶けたあとは50℃以下に冷えるまでかき混ぜ続けます。

設備担当の疑問PVAは何に溶ける?有機溶剤には溶ける?

水には溶けますが、一般の有機溶剤・油・グリースには溶けません。クラレの解説では、グリコール類・DMSO・フェノールなど限られた有機溶剤には溶けます。耐油性のある皮膜にできるのは、この性質によります。

工場長の疑問PVA水溶液がゲル化する・固まるのはなぜ?

完全けん化型の水溶液は、濃いほど、冷えるほど増粘し、ゲルになることがあります。日本酢ビ・ポバールの解説では、これは結晶性によるもので、加熱すればもとの溶液に戻ります。部分けん化型の水溶液は安定しています。長くしまっておくときは防カビ剤を入れます。

設備担当の疑問塩ビの懸濁重合の分散剤には、どのPVAを使う?

部分けん化型を使います。クラレは塩ビ懸濁重合用の銘柄をそろえていて、44-88はけん化度87.0〜89.0mol%、灰分0.4%以下です。懸濁重合ではポバールを分散剤にして、粒径80〜200μmほどの塩ビ樹脂を作ります。保護コロイド性の高いものを主分散剤に使います。

設備担当の疑問変性PVAとは?普通のPVAと何が違う?

水酸基・酢酸基のほかの官能基を持たせたPVAです。日本酢ビ・ポバールのDポリマーDF-17はカルボニル基を持ち、ヒドラジド系の架橋剤と室温で架橋して熱水に溶けない皮膜になります。クラレの25-98 Rはシランの反応性を持たせ、無機物に付きやすくした銘柄です。

購買担当の疑問PVAを作っている国内メーカーは?シェアは?

このページでは、工業用をクラレ・三菱ケミカル・日本酢ビ・ポバール・デンカの4社、試薬を富士フイルム和光純薬・ナカライテスク・純正化学・米山薬品工業の4社で載せています。クラレは公式に、日本・ドイツ・シンガポール・アメリカの4極で作り世界トップシェアと案内しています。日本酢ビ・ポバールのポバールの生産能力は年8万トンです。

施設管理の疑問PVAのしまい方と、消防法の扱いは?

水に溶け、湿気を吸うと固まるので、雨のかからない乾いた所にしまいます。3,000kg以上しまっておくと、消防法の指定可燃物の規制を受けます。粉じん爆発の危険があるので、仕込むときはアースをとり集じんします。

総務の疑問試薬のPVAと工業用のPVAの違いは?

試薬は試験研究用で、500g入りなど少量を定価で買えます。富士フイルム和光純薬の162-16325は平均重合度約900〜1,100、ナカライテスクの15348-65は重合度約2000です。工業用の銘柄は粘度とけん化度の規格で選び、量と値段は見積もりで決まります。

TYPES

ポリビニルアルコール(PVA・ポバール)の種類の違い

ボタンを押すと、表がその種類の製品だけになります。

完全けん化型

けん化度が98mol%前後より高い型です。乾いた皮膜は水に溶けにくく、耐水性があります。溶かすときは90〜95℃まで上げ、水溶液は冷えると増粘してゲルになることがあります。

向いている使い方

  • 耐水性のある皮膜や糊
  • 紙の表面加工・バインダー
  • 試験で重合度を変えて比べる

根拠:攪拌しながら常温の水に投入し、スチームで90〜95℃に加熱すると、30〜60分間で完全に溶解します。(出典3)

この種類の5製品を表で見る

部分けん化型

けん化度が86.0〜90.0mol%前後の型です。完全けん化型より低い80〜90℃で溶け、水溶液は増粘しにくく安定しています。乳化・分散の力があり、接着剤やエマルジョン、塩ビの懸濁重合の分散剤に使います。

向いている使い方

  • 接着剤・エマルジョンの乳化剤
  • 塩ビの懸濁重合の分散剤
  • 水溶液を作りおきしたい

根拠:攪拌しながら常温の水に投入し、均一に分散させます。十分に分散してから80〜90℃に加熱すると30〜60分間で完全に溶解します。(出典3)

この種類の5製品を表で見る

変性型

水酸基・酢酸基のほかに、カルボニル基やシランのような官能基を持たせた型です。架橋して熱水に溶けない皮膜にしたり、無機物に付きやすくしたりできます。

向いている使い方

  • 架橋して耐水性を上げる
  • 無機材料のバインダー
  • 感熱紙のコーティング

根拠:変性ポバールとは、一般ポバールの水酸基、酢酸基以外の官能基を有するポバールの総称です。(出典4)

この種類の2製品を表で見る
MAKERS

ポリビニルアルコール(PVA・ポバール)の主なメーカー8社

ポリビニルアルコール(PVA・ポバール)の主なメーカーは、次の8社です。社名を押すと、その会社のページ(ほかの製品と所在地)に移ります。

株式会社クラレ

塩化ビニルの懸濁重合向けにそろえた部分けん化の銘柄です。

東京都

純正化学株式会社

けん化度98.0〜99.0mol%に加えて、粘度28〜32mPa・sまで規格書で決めた化学用試薬です。

東京都

デンカ株式会社

デンカポバールの部分ケン化の汎用品種で、粘度27〜33mPa・sの中粘度です。

東京都

ナカライテスク株式会社

重合度約2000と高い完全けん化型の化学用試薬で、けん化度は98.0mol%以上です。

京都府

日本酢ビ・ポバール株式会社

けん化度98.0〜99.0mol%、粘度28.0〜32.0mPa・sの、J-ポバールの標準タイプの完全けん化型です。

大阪府

富士フイルム和光純薬株式会社

平均重合度約900〜1,100の完全けん化型を、試験研究用の和光一級でそろえた試薬です。

大阪府

三菱ケミカル株式会社

けん化度98.0〜99.0mol%の完全けん化型で、N型ゴーセノールの中くらいの粘度の品種です。

東京都

米山薬品工業株式会社

重合度約500の試薬を、500g入りと20kg入りの2つの荷姿で出しています。

大阪府

この比較表のデータ:CSV・JSON(出典を明記すれば引用できます)

掲載基準と並び順

掲載基準:日本の会社が自社で作るか自社の製品として出すポリビニルアルコール(PVA・ポバール)の樹脂で、公式サイトで今案内していて、けん化度・粘度・重合度などを公式の資料で確かめられた銘柄・試薬を載せています。工業用は繊維・紙加工・接着剤・エマルジョン・塩ビ懸濁重合に使う銘柄、試薬は試験研究用の品番で、1社2製品までです。試薬メーカーは公式の製造元表示・自社規格書で確かめていますが、重合からすべてを自社で行うという意味ではありません。PVAフィルム・ビニロン繊維・成形品・PVAを溶かした溶液や製剤、他社製品を売る販売店、海外ブランドの輸入販売元、販売終了品は除いています。林純薬工業は溶液の製品だけなので、関東化学は公式の製品検索で見つからず、東京化成工業は公式サイトの文字を取れなかったので、今回は載せていません。塩化ビニル樹脂そのものは塩ビ樹脂、界面活性剤は界面活性剤のページで比べています。公開価格は試薬の容量ごとの価格で、税の区分と等級がそろわないので、コストの高い安いは決めていません。並びは種類ごとに会社の五十音順です。

並び順:種類ごとに分け、その中はメーカー名の五十音順です。おすすめ順ではなく、掲載料で順番は変えません。

ポリビニルアルコール(PVA・ポバール)を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

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