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GUIDE / PICRIC-ACID

ピクリン酸とは?含水率・特級と一級の違いと選び方

分析や染色に使うピクリン酸の性質と用途、特級・一級・溶液の違い、含水量と包装の見方、取り扱いの注意を、メーカー公式の値でまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

ピクリン酸は、2,4,6-トリニトロフェノールとも呼ぶ黄色の結晶です。業務用の試薬は、特級、一級・化学用など、溶液に分かれます。固体の品は水を加えて売られ、関東化学・純正化学・ナカライテスク・米山薬品工業は15〜25%と出しています。乾かさず、十分に水分を含んだ状態でしまっておきます。

ピクリン酸の性質

ピクリン酸のCAS RNは88-89-1で、分子量は229.10です。水には1.4g/100ml溶け、アルコールとアセトンには溶けやすい性質です。

融点は、ナカライテスクの品が乾燥物で122℃、純正化学の品が乾燥後で121〜123℃です。どちらも規格や物性の欄の値です。

比較ページには、日本の会社が自社製品として出すピクリン酸を、品番ごとに載せています。

何に使うか

  • 分析用の試薬に使います
  • キシダ化学のアルコール溶液は、染色用です
  • 林純薬工業の飽和溶液は、臨床検査用の調製試薬です

3つの区分

  • 特級は、試験の手順が特級を決めているときに使います。和光特級とナカライ規格特級は、乾燥後の含量や純度を99.5%以上に決めています
  • 一級・化学用などは、合成の原料や、25gより大きい包装で受けたいときに使います。鹿1級は純度>98.0%、純正一級は乾燥後98.0%以上です
  • 溶液は、溶かす手順を省きたいときに使います。林純薬工業の飽和溶液は20℃で飽和させた品です

含水量の見方

  • 関東化学・純正化学・ナカライテスク・米山薬品工業の品は、水を15〜25%加えています
  • キシダ化学の020-80802は、含量80%、水分20%(品証)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 林純薬工業の20002375は、水を加えた品で、量はページに書いていません
  • 富士フイルム和光純薬と国産化学の公式ページには、含水量の記載がありません

値段の見方

  • 25gでは、キシダ化学の020-80802が2,000円、関東化学の32230-31が3,400円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 500gでは、純正化学の49420-1201が11,900円、ナカライテスクの27925-25が14,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 税の表示がそろわないので、安い・高いは付けていません
  • 国産化学の品は、価格を問い合わせて確かめます

取り扱いと保管

  • 急熱や衝撃で爆発することがあります
  • 通常は安全のため15%以上の水を含ませてしまっておきます
  • 用具と容器に金属製を使いません。金属塩は更に衝撃に敏感になることがあります
  • 固体の品の多くは劇物で、消防法の危険物第5類です。林純薬工業の20002375は、注文のときに毒物及び劇物譲受書を出します
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