口コミを書く 製品を比べる種類から探す・⁠⁠⁠⁠⁠⁠無料
GUIDE / PHOSPHATE-SALT

リン酸塩とは?種類・用途の違いと、規格・含量・荷姿の選び方

食品加工・水処理・洗剤・分析に使うリン酸塩の種類(正リン酸塩・縮合リン酸塩・カルシウム塩⁠)と用途、食品添加物・工業用・試薬の規格、含量と荷姿の見方をまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

リン酸塩は、リン酸のナトリウム・カリウム・カルシウムなどの塩です。まず用途から種類を決め、次に食品添加物・工業用・試薬の規格を指定し、含量と荷姿をそろえて発注します。

リン酸塩とは

リン酸塩は、リン酸に金属が付いた塩をまとめた呼び名で、燐酸塩とも書きます。リン酸ナトリウム・リン酸カリウム・ピロリン酸塩・ポリリン酸塩・リン酸カルシウムなどがあり、食品の結着やpH調整、洗剤・水処理、分析の試薬に使います。

リン酸塩のメーカー比較では、業務で使う塩を扱っています。リン酸そのものはリン酸の比較で扱い、肥料や飼料の配合品は含めていません。

種類の違い

  • ナトリウム・カリウムの正リン酸塩は、水に溶けて液のpHを決めます。米山化学工業の5%溶液では、リン酸一カリウムがpH4.2〜4.6、リン酸二ナトリウムがpH9.0〜9.4です
  • 縮合リン酸塩は、リン酸がいくつもつながった塩です。燐化学工業のピロリン酸ナトリウム(無水)は⁠、かんすいから水処理剤・清缶剤・洗剤ビルダーまで用途を載せています
  • カルシウムのリン酸塩は、水に溶けにくいものが多い塩です。太平化学産業のリン酸三カルシウムは、水やエタノールにほとんど溶けず、食品の固結防止に使います
  • 同じカルシウム塩でも、米山化学工業の第一リン酸カルシウムはpH3.4の酸性で、ベーキングパウダーの酸性剤に使います

出典:米山化学工業 リン酸一カリウム、燐化学工業 リン酸塩、太平化学産業 リン酸三カルシウム

規格の選び方

  • 食品に使う品は、食品添加物の規格品を指定します。米山化学工業は第一リン酸カルシウムを工業用と食品添加物に分けて出しています
  • 太平化学産業のトリポリリン酸ナトリウムは、食品添加物・医薬部外品原料規格・工業用の3つの規格があります。物質名だけでなく規格まで発注書に書きます
  • 試薬は等級と純度で選びます。関東化学の37243-00は特級で純度99.0%超、ナカライテスクの28721-55はJIS試薬特級で純度99.5%以上です
  • 研磨剤や溶射材料には、富田製薬のヒドロキシアパタイト Cのような工業用グレードを使います。分析一例では粒子径D50が91μmです

出典:太平化学産業 トリポリリン酸ナトリウム、関東化学 37243-⁠00、富田製薬 ヒドロキシアパタイト

荷姿と価格

  • 工業用・食品添加物用は紙袋が中心です。米山化学工業と燐化学工業は25kg、ラサ工業のメタリン酸ソーダは20kg、太平化学産業のリン酸三カルシウムは10kgです
  • 結晶(水和物)と無水物では、同じ重さでも中身の量が違います。品名の「無水」「結晶」⁠ま⁠で合わせて発注します
  • 試薬は500g瓶で公開価格があります。富士フイルム和光純薬の197-02865は2,800円、関東化学の37243-00は2,900円、ナカライテスクの28721-55は2,200円で、どれも税抜です
  • 袋物の工業用・食品添加物用は、取得した公式ページに価格がありません。数量と納め方を伝えて見積もりを取ります

出典:ラサ工業 高純度無機リン酸塩、富士フイルム和光純薬 197-02865、ナカライテスク 28721-⁠55

発注前の確認

  • 種類・規格・含量・荷姿を発注仕様に書きます。公開されていない数値は、メーカーに保証範囲を確かめます
  • 発注する製品の最新版SDSで、保管と取扱いの条件を確認します。りん酸水素二ナトリウムのように湿気を吸う品は、袋や瓶を閉じてしまっておきます
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉