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GUIDE / PHENOLPHTHALEIN

フェノールフタレインとは?研究室・品質管理で使うフェノールフタレイン(粉末・指示薬溶液)の変色範囲、作り方、濃度・規格・価格の選び方

酸塩基滴定の指示薬に使うフェノールフタレインの変色範囲、指示薬溶液の作り方、粉末と溶液の使い分け、JIS K 8799の特級の規格、危険性と保管、容量と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

フェノールフタレインは、酸塩基滴定の終点を色の変化で知らせる指示薬です。pH7.8で無色、pH10.0で紅色になり、強いアルカリでは再び無色に戻ります。買うときは、粉末の試薬にするか、濃度の決まった指示薬溶液にするかを先に決めます。粉末はJIS K 8799の特級かどうか、溶液は濃度と「滴定用かpH試験用か」を見て品番を選びます。

フェノールフタレインとは

フェノールフタレインは、中和滴定やアルカリ度の測定で、終点を色で知らせる酸塩基指示薬です。富士フイルム和光純薬の解説では、変色が明瞭で、共存物質の影響を受けにくい指示薬として使われ、水質試験の「フェノールフタレインアルカリ度」の測定にも使います。

比較ページには、日本の試薬メーカーが自社製品として出すフェノールフタレインの粉末と指示薬溶液を、品番の単位で載せています。ほかの指示薬を混ぜた混合溶液、教材セットの液、販売店が扱う他社製品は載せていません。

2つの形態

  • 粉末(試薬特級など)は⁠、エタノールに溶かして自分で指示薬溶液を作ります。和光の162-01072、関東化学の32081-00、純正化学の63035-0310、ナカライの26724-72、林純薬の16001202、米山薬品の04180があります
  • 指示薬溶液は、そのまま滴下して使えます。和光の163-15733は1.0w/v%、純正化学の96706-8134は10g/L、林純薬の45002363は1W/V%、米山薬品の03267は1%です

変色範囲

  • pH7.8で無色、pH10.0で紅色になります
  • 強いアルカリでは、再び無色に戻ります。色が消えても終点とは限りません
  • 和光の溶液は、強酸と強塩基、弱酸と強塩基の中和滴定の指示薬として出しています

指示薬溶液の作り方

  • 和光の解説では、JIS K8001の中和滴定用は、フェノールフタレイン1.0gをエタノール(95)90mLに溶かし、水を足して100mLにします
  • 日局13の試液は、1gをエタノール(95)100mLに溶かします
  • 100mLの試料に2〜3滴を入れ、かき混ぜながら滴定します
  • 粉末は水にほとんど溶けないので、先にエタノールに溶かします

規格の見方

  • JIS K 8799の特級は、純度98.0%以上、吸光度0.60以上、変色範囲pH7.8〜10.0を決めています
  • 和光・純正化学・ナカライ・林純薬は、この項目を製品規格書で公開しています
  • 溶液は、和光の163-15733が吸収極大波長と吸光度を、純正化学と林純薬が鋭敏度を規格にしています
  • 和光は、中和滴定用の1.0w/v%溶液と、pH試験用の0.04w/v%溶液を別の品番で出しています

危険性と保管

  • 和光のSDSでは、発がん性と生殖毒性が区分1Bです。手袋と保護めがねを着け、施錠して保管します
  • SDSでは、容器を遮光し、換気のよい涼しい場所に密閉して保管します
  • 溶液はエタノールを含むので、火の気から離します
  • 試薬は試験研究用で、和光は医薬品・食品・家庭用品には使えないとしています

容量と値段

  • 25gの粉末は、林純薬の16001202が1,900円(税抜)、和光の162-01072が2,300円(税抜)、ナカライの26724-72が2,460円(税抜)、純正化学の63035-0310が本体価格2,500円です
  • 大きい容量では、関東化学の32081-00が500gで11,000円(税抜)、和光の500gが10,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 100mLの溶液は、林純薬の45002363が2,500円(税抜)、和光の163-15733が2,700円(税抜)、純正化学の96706-8134が本体価格2,900円です
  • 米山薬品は価格に税区分の記載がなく、04180の25gが1,700円、03267の100mLが1,600円です
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