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GUIDE / PERLITE

パーライトとは?ろ過助剤・保冷用・土壌改良用の違いと選び方

膨張パーライトの原料と用途、黒曜石系と真珠岩系の違い、粒径・かさ密度・透過率・荷姿の選び方を、メーカー公式資料で整理します。

2026年10月28日更新

この記事の答え

パーライトは、真珠岩や黒曜石などを加熱して膨張させた、軽い多孔質の無機材料です。ろ過助剤用の粉末、保冷用の充填材、土壌改良・軽量骨材用の粒を分けて選びます。用途グレードを決めたうえで、粒径・密度の測り方と荷姿をそろえて比較します。

パーライトとは

膨張パーライト・発泡パーライトは、ガラス質の火山岩を粉砕・分級し、焼成して膨張させた材料です。原石には真珠岩・黒曜石・松脂岩があり、発泡後の粒をそのまま使う製品と、さらに粉砕して使う製品があります。

パーライトの比較ページでは、発泡済みの粒状・粉状原料を品番や用途グレードで比較します。成形済みの板や保温筒、ろ過装置、完成した培養土は別の製品です。

出典:昭和化学工業の商品情報⁠。

用途グレードの違い

  • ろ過助剤用は、膨張した粒を粉砕・分級した粉末です。液体から固形物を分離する工程で使います
  • 保冷用は、発泡したパーライトをタンクの空間に充填して使います。昭和化学工業は、低温二重殻タンクの新設や改修向けに発泡済みの製品を供給しています
  • 土壌改良・軽量骨材用は、土へ混ぜたり、モルタルの原料に使ったりする粒状品です。太平洋パーライトは、造園緑化や左官プレミックスモルタルに使われています

用途の名前が同じでも、粒径や水分などの条件は品番ごとに確認します。三井パーライトの保冷用は、親会社の公式製品紹介で用途グレードを確認できますが、今回参照した資料には個別の仕様値がありません。

出典:昭和化学工業の商品用途、太平洋マテリアルの製品案内、三井金属の製品紹介⁠。

ろ過用は粒径と透過率を見る

  • トプコNo.31の平均粒子径は、25.4µmです。透過率は0.97Darcy、ケーク嵩密度は0.24g/mLです
  • トプコNo.38の平均粒子径は、31.9µmです。透過率は1.66Darcy、ケーク嵩密度は0.20g/mLです
  • プリコートは、ろ布や金網の表面に助剤の層を作る使い方です。ボディフィードは、原液に助剤を投入して分散させる使い方です。トプコは両方に使えます

平均粒子径だけで決めず、処理する液で清澄度と流量を確認します。ケーク嵩密度はろ過ケークの値で、乾いた粒のかさ密度と同じ条件ではありません。

出典:昭和化学工業の商品情報、使い方の解説。

土壌用は排水と保水を分ける

黒曜石系は透水性・通気性、真珠岩系は吸水性・保水性という違いを確認します。土の水はけを直すのか、水もちを補うのかで選ぶ原料が変わります。

  • 安心院ライト5号の粒径は、3〜5mmです。7L号の粒径は、5〜25mmです。どちらもインドネシア産黒曜石を使います
  • 太平洋パーライトM-1のかさ密度は、0.08〜0.14kg/Lです。粒度分布は、20〜2.5mmの部分が75〜100体積%⁠⁠⁠です
  • 太平洋パーライト3号のかさ密度は、0.06〜0.10kg/Lです。粒度分布は、5〜0.6mmの部分が92〜100体積%⁠⁠⁠です

規格の粒径と、ふるい分けした粒度分布は別の表示です。粒度分布の範囲を、全粒子の上下限として扱わないようにします。

出典:安心院ライトの製品仕様、太平洋パーライトのカタログ、東邦レオの原料比較⁠。

荷姿・取扱い・見積もり

  • 安心院ライトの荷姿は、50LのPE袋と1000Lのフレコン袋です
  • 太平洋パーライトの荷姿は、100L袋と1m³フレコンです。カタログは、防じんマスクとゴーグル型保護眼鏡の使用を案内しています
  • 掲載製品について、参照した公式資料に数値の価格はありません。品番・必要量・荷姿・納入場所を伝えて見積もります

土の改良目的から異なる原料を選ぶ場合は、土壌改良剤の比較⁠で堆肥や団粒化剤も比べられます。パーライトに絞ってから、品番の仕様を確認します。

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