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GUIDE / NENCHAKUZAI

粘着剤とは?テープ・ラベルに使う粘着剤(感圧接着剤)の種類(アクリル系・ゴム系・シリコーン系)と、溶剤型・エマルション型の違い、選び方

粘着テープ・ラベル・保護フィルムの基材に塗る粘着剤(感圧接着剤・PSA)の種類、アクリル系・ゴム系・シリコーン系の違い、溶剤型とエマルション型の違い、不揮発分・粘度・粘着力の見方、耐熱と低温の品の選び方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

粘着剤は、テープやラベルに塗って、押すだけで貼れる面をつくる材料です。感圧接着剤・PSAとも呼びます。主な原料でアクリル系・ゴム系・シリコーン系に分かれ、アクリル系は溶剤に溶かした溶剤型と、水に分散したエマルション型で出ています。選ぶときは「何に貼るか」「何℃で使うか」「剥がすかどうか」の3つを先に決めます。

粘着剤とは

粘着剤は、水・溶剤・熱を使わず、常温で押す力だけで貼れる材料です。東亞合成の解説では、粘着剤はそのまま使わず、フィルムなどの支持体に塗ったテープやラベルの形で使います。性能は、タック・粘着力(180°ピール強度)⁠・保持力で見ます。

比較ページには、メーカーが自社で作り、公式ページで品番と数字を出している粘着剤を、品番の単位で載せています。工業用の接着剤、仕上がった粘着テープや保護フィルムは載せていません。

4つの種類

  • アクリル系(溶剤型)は、酢酸エチルやトルエンなどの溶剤に溶かした型です。例は東亞合成の S-1511X、日本カーバイド工業の KP-2559 と KP-2230、綜研化学の 1310DT ⁠⁠です
  • アクリル系(エマルション型)は、水に分散させた型です。例は東亞合成の HV-C9500 と、トーヨーケムの BPW 4960-1 ⁠⁠です
  • ゴム系は、ゴムを主な原料にした型です。例はトーヨーケムの BPS 5079-1 ⁠⁠です
  • シリコーン系は、耐熱・耐寒性と電気絶縁性に優れる型です。例は信越化学の KR-100 と KR-3700、モメンティブの PSA610-SM ⁠⁠です

不揮発分と粘度

  • 東亞合成の S-1511X は、40±1%で3,000〜6,000mPa・sです
  • 綜研化学の 1310DT は、35%で8.0Pa・sです
  • 東亞合成の HV-C9500 は、エマルションで63±1%と高い固形分です
  • 信越化学の KR-100 とモメンティブの PSA610-SM は、どちらも60%で100Pa・sです
  • 藤倉化成の LKG-2110 は、溶剤を含まない不揮発分100%のUVシロップです

耐熱と低温

  • 熱がかかるテープは、シリコーン系を使います。モメンティブの PSA610-SM は、フッ素樹脂・ポリイミド・金属の耐熱テープ向けです
  • 日本カーバイド工業の KP-2559 は、80℃に1週間置いたあとも、SUSに23Nの粘着力を保ちます
  • 藤倉化成の LKG-1206 は、200℃の耐熱性をうたう微粘着の品です
  • 日本カーバイド工業の KP-2230 は、-10℃の中でSUSに18Nで貼れます
  • トーヨーケムの BPS 5079-1 は、5℃の中でもSUSに24.5Nです

硬化と配合

  • 溶剤型のアクリル系には架橋剤を混ぜる品があり、東亞合成の S-1511X は主剤100に対して架橋剤1.0です
  • シリコーン系は、過酸化物(BPO)か触媒で硬化させます。付加型は、過酸化物型より低い温度で硬化できます
  • トーヨーケムの BPW 4960-1 と BPS 5079-1 は、1液のまま使います

選ぶときの注意

  • 粘着力は各社の社内の測定値で、基材・糊厚・測る時間がそろっていません。同じ条件のサンプルで比べます
  • ノントルエン品も、トルエンを少し含むことがあります。綜研化学のノントルエン品は、500ppm程度のトルエンを含みます
  • エマルション型は凍らせず、屋内で密封してしまっておきます
  • 値段はどの製品も公式に出ていません。量と荷姿を決めて見積もりを頼みます
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