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GUIDE / KAMI-BAKE

紙ベークとは?PL-PEM・PL-PEVの違いと、打抜き用・難燃の種類、耐電圧・厚さ・価格の見方

スイッチ・スペーサー・治具・絶縁部品に使う紙ベーク(紙基材フェノール樹脂積層板)の3つの種類、PL-PEMとPL-PEVの見方、打抜きの温度、難燃、厚さと定尺を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

紙ベークは、紙にフェノール樹脂をしみ込ませて固めた、電気を通しにくい積層板です。紙フェノール積層板、ベーク板とも呼びます。削って使う標準の板、打ち抜いて使う薄板、UL94V-0 の難燃の板の3つに分かれます。選ぶときは「JIS の記号」「削るか打ち抜くか」「難燃の指定」の3つを先に決めます。

紙ベークとは

紙ベークは、紙にフェノール樹脂をしみ込ませて重ね、熱と圧力で固めた積層板です。配電盤や変圧器の絶縁部品、スイッチの部品、スペーサー、治具に使います。

比較ページには、自社ブランドで作るメーカーの紙ベークを、品番の単位で載せています。布基材の積層板、ガラスエポキシ積層板、銅張積層板、販売店や加工会社が売る他社の板は載せていません。

3つの種類

  • 標準の板は、JIS の PL-PEM・PL-PEV に当てはまる板です。例は利昌工業の PS-1121E、フタムラ化学の FL-100 ⁠⁠です
  • 打抜き用の薄板は、プレスで打ち抜いて部品にします。例は利昌工業の PS-1131 ⁠⁠です
  • 難燃の板は、UL94V-0 を満たす板です。例はフタムラ化学の FL-200 ⁠⁠です

PL-PEMとPL-PEVの見方

  • どちらも JIS の種類の記号で、品番の仕様に書かれます
  • PL-PEV の FL-100 は、貫層耐電圧が18MV/mで、保証値が16MV/mです
  • PL-PEM の PS-1121E は、貫層耐電圧が15MV/mで、保証値が13MV/m以上です
  • 図面に記号の指定があれば、その記号の品番から選びます

打抜きの温度

  • 利昌工業の PS-1131 は、常温で打ち抜きます
  • PS-1143S は70〜90℃、PS-1143L は80〜120℃です
  • 難燃の PS-1251TF は40〜80℃です

難燃の見方

  • フタムラ化学の FL-200 と利昌工業の PS-1251TF は、94V-0 ⁠⁠⁠です
  • FL-100 と PS-1131 は、94HB ⁠⁠です
  • FL-200 はハロゲン系難燃剤を使わず、バイオマスは50%以上です

厚さと定尺

  • PS-1131 の厚さは0.4〜3.0mm、PS-1121E は3〜50mm、FL-100 は3〜30mm、FL-200 は3〜60mmです
  • 住友ベークライトのスミライトは、紙フェノールで0.4〜40mmと案内しています
  • PS-1121E の定尺は5種類で、最大は1200mm×2000mmです

価格と買い方

  • 今回の5製品は、どれも公式に価格を出していません
  • 品番・厚さ・定尺寸法と枚数を伝えて見積もりを取ります

しまい方

  • フタムラ化学の説明では、フェノールの酸化縮合で色はだんだん濃くなります
  • 直射日光でも変わりやすいので、冷暗所に、包装紙で包んでしまっておきます
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