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GUIDE / ISOBUTYRIC-ACID

イソ酪酸とは?化学式・分子量・沸点と、特級の違い・純度・価格の選び方

着香料や有機合成の原料に使うイソ酪酸の性質と用途、和光特級・鹿特級・純正特級・ナカライ規格特級の違い、純度と規格の見方、容量と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

イソ酪酸は、炭素4つの飽和脂肪酸で、別名は2-メチルプロパン酸です。業務用の試薬は、特級と特級以外に分かれます。選ぶときは「どの等級で受けるか」「規格書の項目」「容量と値段」の3つを先に決めます。

イソ酪酸の化学式と性質

イソ酪酸の分子式は(CH3)2CHCOOHで、分子量は88.11、CAS RNは79-31-2です。無色澄明の液体で、腐敗バターのような臭いがあります。融点は-47℃、沸点は約155℃です。6倍の水に溶け、エタノールとエーテルによく溶けます。

比較ページには、日本の会社が自社製品として出すイソ酪酸を、品番・等級・容量の単位で載せています。酪酸や2-ヒドロキシイソ酪酸などの誘導体、他社の製品を売るだけのものは載せていません。

何に使うか

  • 富士フイルム和光純薬は、用途を着香料と有機合成原料と出しています
  • 業務で買う試薬は、合成の原料や、試験・研究に使います

2つの区分

  • 特級の試薬は、試験の手順が等級を決めているときに使います。和光特級・鹿特級・純正特級・ナカライ規格特級があります
  • 特級以外の試薬は、等級の指定が無い合成に使います。米山薬品工業のEP、等級の欄が空いている国産化学の品があります

特級で見る所

  • 和光特級は、含量98.0%以上、水分0.2%以下、密度0.947〜0.952g/mLを決めています
  • 純正特級は、純度98.0%以上、水分0.1%以下、不揮発物0.05%以下を決めています
  • ナカライ規格特級は、純度98.0%以上と、屈折率1.390〜1.396を決めています
  • 鹿特級は、純度>98.0%をGCで出しています

値段の見方

  • 500mLは、純正化学が3,700円、関東化学が4,700円(税抜)、富士フイルム和光純薬が5,100円です
  • 同じ500mLで、米山薬品工業は5,600円、国産化学は5,900円、ナカライテスクは11,900円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 25mLは、純正化学が1,500円、関東化学が2,100円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 税の表示が会社ごとに違います。比べるときは税の区分までそろえます

扱うときの注意

  • 国産化学の安全データシートでは、注意喚起語が「危険」、皮膚腐食性及び刺激性が区分1です。保護具を付けて扱います
  • 引火点は56℃です。消防法の危険物第4類第二石油類に入ります
  • 換気の良い涼しい場所で、容器を密閉し、施錠してしまっておきます
  • 試験研究用の試薬を、食品や医薬品に使いません
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