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プレス・板金・鋼管・軽量形鋼・機械部品の材料に、普通鋼の熱延鋼板・熱延コイル(黒皮・酸洗・高張力)を選ぶ、資材・購買・設計・品質の担当の方へ

熱延鋼板・熱延コイルのメーカー5社比較【2026年】

熱延鋼板は、鋼のスラブを高温のまま薄く圧延し、
コイルに巻いた鋼板です。

ABOUT

熱延鋼板・熱延コイルとは

比較表を見る ↓

熱延鋼板とは、鋼のスラブを高温のまま薄く圧延し、コイルに巻いた鋼板です。
ホットコイル・熱延広幅帯鋼とも呼びます。
表面に黒皮が付いたまま使うほか、
酸洗して冷延鋼板やめっき鋼板の原板にもします。

製品の特長

  • 薄い板から厚い板まで作れる(日本製鉄・JFEスチールは厚さ1.2〜25.4mm)
  • 幅の広いコイルでとれる(JFEスチールは幅2,300mmまで)
  • 黒皮・酸洗の仕上げを選べる(日本製鉄はショットブラストも)

使うメリット

  • 厚い板を広い幅でとれる(建材・鋼管・機械部材)
  • コイルで受けて、自社でスリット・切板にできる(歩留まりを上げやすい)
  • SS材・SPHC・SAPH・SPHTなど用途ごとのJISを選べる(JIS G 3101・3131・3113・3132)

選ぶときに注意すること

  1. 黒皮のスケールは塗装や溶接の前に落とすか、はじめから酸洗コイルを選ぶ
  2. 板厚と板幅の製造範囲は規格と強さで変わるので、メーカーの表で確かめる
  3. コイルの内径・外径・単重は、受け入れるアンコイラーとクレーンに合わせて指定する
  4. 寸法の許容差はJIS G 3193で決まり、板厚と板幅で変わる
  5. 値段は規格・サイズ・数量で変わり、公式には出ていない

※規格はJFEスチール・日本製鉄、板厚・板幅・コイル質量は各メーカーの公式資料による。

LIST

熱延鋼板・熱延コイルの比較表

熱延鋼板・熱延コイル9製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

熱延コイル(黒皮)

5製品
株式会社神戸製鋼所熱延鋼板(黒皮)SPHC〜SPHFほか大きなコイルで受ける黒皮材口コミを書く要見積

黒皮コイルの単重を最大43tまで出せる、高炉メーカーの熱延鋼板です。厚さ1.2〜25.4mm、幅600〜2,080mmで、コイルの外径は最大2,100mmです。自動車用のSAPHや溶接鋼管用のSPHTもそろえます。

種類
熱延コイル(黒皮)
規格・鋼種
SPHC・SPHD・SPHE・SPHF(JIS G 3131)ほ⁠⁠⁠⁠か
板厚
1.2〜25.4mm
板幅
600〜2,080mm
主な用途
自動車、電機、建材、容器、溶接鋼管
コイル質量
最大43t
製鋼法
高炉
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
JFEスチール株式会社熱延鋼板 SPHC〜SPHFほか幅2mを超える広幅の板口コミを書く要見積

幅2,300mmまでの広い板をとれる、高炉メーカーの熱延鋼板です。東西の製鉄所で、厚さ1.2〜25.4mmまでをそろえます。黒皮のほかに酸洗の仕上げも受けます。

種類
熱延コイル(黒皮)
規格・鋼種
SPHC・SPHD・SPHE・SPHF(JIS G 3131)ほ⁠⁠⁠⁠か
板厚
1.2〜25.4mm
板幅
600〜2,300mm
主な用途
コンテナ、ガスボンベ、自動車の足回り、トラックフレーム
製鋼法
高炉
記載なし
コイル質量
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
東京製鐵株式会社ホットコイル SS400・SPHCほか鉄スクラップから作る熱延材口コミを書く要見積

鉄スクラップを電気炉で溶かして作るホットコイルです。1991年に電炉メーカーとして国内で初めてホットコイルの生産を始め、今は田原工場で作っています。厚さは22.0mmまで、幅は850〜1,630mmで、SS材・SM材・SN材のJIS認証を取っています。

種類
熱延コイル(黒皮)
規格・鋼種
SS330・SS400・SS490・SS540(JIS G 3101)ほ⁠⁠⁠⁠か
板厚
22.0mmまで
板幅
850〜1,630mm
主な用途
自動車、電機、容器、建築
製鋼法
電気炉
記載なし
コイル質量
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
株式会社中山製鋼所ホットコイル SS400ほか軽量形鋼・鋼管にするスリット材口コミを書く要見積

板厚の精度とスケールの性状を売りにする、電炉メーカーのホットコイルです。スラブは自社の電気炉で作るほか、高炉メーカーからも買います。客先の幅に切ったスリットコイルは、軽量形鋼や鋼管の素材に使われています。

種類
熱延コイル(黒皮)
規格・鋼種
SS400(JIS G 3101・JIS認証)⁠ほ⁠⁠⁠⁠か
主な用途
建築用部材、産業機械用部材
製鋼法
電気炉、高炉メーカーから買うスラブ
記載なし
板厚・板幅・コイル質量
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
日本製鉄株式会社熱延鋼板 SS400・SPHCほか幅広の板を切板・コイルでとる用途口コミを書く要見積

厚さ1.2〜25.4mm、幅600〜2,180mmまで作る、高炉メーカーの熱延鋼板です。黒皮のほか、酸洗やショットブラストの表面仕上げも選べます。JIS規格に加えて日本製鉄独自の規格もそろえ、コンテナやトラックフレームに使われています。

種類
熱延コイル(黒皮)
規格・鋼種
SS330・SS400・SS490・SS540(JIS G 3101)ほ⁠⁠⁠⁠か
板厚
1.2〜25.4mm
板幅
600〜2,180mm
主な用途
運送用コンテナ、倉庫ラック、デッキプレート、トラックフレーム、LPガスボンベ、ホイール
製鋼法
高炉
記載なし
コイル質量
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

酸洗コイル

3製品
株式会社神戸製鋼所熱延鋼板(酸洗)SPHC〜SPHFほかスケールを落としたプレス材口コミを書く要見積

連続酸洗ラインでスケールを落とした熱延鋼板で、厚さ1.2〜6.5mm、幅600〜1,850mmを作ります。コイルの内径は610mmと762mmから選べ、単重は最大38tです。切板やスリットコイルにも、黒皮と同じく酸洗の仕上げで出せます。

種類
酸洗コイル
規格・鋼種
SPHC・SPHD・SPHE・SPHF(JIS G 3131)ほ⁠⁠⁠⁠か
板厚
1.2〜6.5mm
板幅
600〜1,850mm
主な用途
自動車、電機、建材、容器、溶接鋼管
コイル質量
最大38t
製鋼法
高炉
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
東京製鐵株式会社酸洗コイル SPHC・SS400ほか塗装して使う電炉の酸洗材口コミを書く要見積

電気炉で作ったホットコイルを酸洗し、表面のスケールを落とした鋼板です。厚さ1.5〜6.0mm、幅850〜1,600mmで、平らさと塗装ののりを売りにしています。SAPHやSPHTなど、ホットコイルと同じ規格で注文できます。

種類
酸洗コイル
規格・鋼種
SPHC・SPHD・SPHE(JIS G 3131)ほ⁠⁠⁠⁠か
板厚
1.5〜6.0mm
板幅
850〜1,600mm
主な用途
自動車、電機、容器、建築
製鋼法
電気炉
記載なし
コイル質量
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
株式会社中山製鋼所酸洗コイル SPHCほか鋼製家具・機械カバーの板口コミを書く要見積

ホットコイルを酸洗してスケールを落とした、板厚の精度がよく塗装ののりもよい鋼板です。産業機械・鋼製家具・自動車に使われています。溶融亜鉛めっきやスリットの加工も自社でできるので、加工まで一社で頼めます。

種類
酸洗コイル
規格・鋼種
SPHC・SPHD・SPHEほか
主な用途
産業機械、鋼製家具、自動車
製鋼法
電気炉、高炉メーカーから買うスラブ
記載なし
板厚・板幅・コイル質量
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

高張力熱延鋼板

1製品
JFEスチール株式会社トラックフレーム用熱延鋼板 780・980MPa級トラックフレームの薄肉化口コミを書く要見積

打ち抜いた端面の疲れ強さを上げ、トラックフレームを薄く軽くするための高張力熱延鋼板です。780MPa級は厚さ2.0〜6.0mm、980MPa級は2.6〜4.0mmで作ります。打抜きのクリアランスが広くても端面がきれいに出て、曲げ加工もしやすい鋼板です。

種類
高張力熱延鋼板
規格・鋼種
780MPa級・980MPa級
板厚
780MPa級は2.0〜6.0mm、980MPa級は2.6〜4.0mm
主な用途
トラックフレーム
製鋼法
高炉
記載なし
板幅・コイル質量
公式ページへ詳細・仕様

熱延コイル(黒皮)5製品

株式会社神戸製鋼所

熱延鋼板(黒皮)SPHC〜SPHFほか

大きなコイルで受ける黒皮材

黒皮コイルの単重を最大43tまで出せる、高炉メーカーの熱延鋼板です。厚さ1.2〜25.4mm、幅600〜2,080mmで、コイルの外径は最大2,100mmです。自動車用のSAPHや溶接鋼管用のSPHTもそろえます。

コスト要見積

種類
熱延コイル(黒皮)
規格・鋼種
SPHC・SPHD・SPHE・SPHF(JIS G 3131)ほ⁠⁠⁠⁠か
板厚
1.2〜25.4mm
板幅
600〜2,080mm
主な用途
自動車、電機、建材、容器、溶接鋼管
コイル質量
最大43t
製鋼法
高炉
公式ページへ
JFEスチール株式会社

熱延鋼板 SPHC〜SPHFほか

幅2mを超える広幅の板

幅2,300mmまでの広い板をとれる、高炉メーカーの熱延鋼板です。東西の製鉄所で、厚さ1.2〜25.4mmまでをそろえます。黒皮のほかに酸洗の仕上げも受けます。

コスト要見積

種類
熱延コイル(黒皮)
規格・鋼種
SPHC・SPHD・SPHE・SPHF(JIS G 3131)ほ⁠⁠⁠⁠か
板厚
1.2〜25.4mm
板幅
600〜2,300mm
主な用途
コンテナ、ガスボンベ、自動車の足回り、トラックフレーム
製鋼法
高炉
記載なし
コイル質量
公式ページへ
東京製鐵株式会社

ホットコイル SS400・SPHCほか

鉄スクラップから作る熱延材

鉄スクラップを電気炉で溶かして作るホットコイルです。1991年に電炉メーカーとして国内で初めてホットコイルの生産を始め、今は田原工場で作っています。厚さは22.0mmまで、幅は850〜1,630mmで、SS材・SM材・SN材のJIS認証を取っています。

コスト要見積

種類
熱延コイル(黒皮)
規格・鋼種
SS330・SS400・SS490・SS540(JIS G 3101)ほ⁠⁠⁠⁠か
板厚
22.0mmまで
板幅
850〜1,630mm
主な用途
自動車、電機、容器、建築
製鋼法
電気炉
記載なし
コイル質量
公式ページへ
株式会社中山製鋼所

ホットコイル SS400ほか

軽量形鋼・鋼管にするスリット材

板厚の精度とスケールの性状を売りにする、電炉メーカーのホットコイルです。スラブは自社の電気炉で作るほか、高炉メーカーからも買います。客先の幅に切ったスリットコイルは、軽量形鋼や鋼管の素材に使われています。

コスト要見積

種類
熱延コイル(黒皮)
規格・鋼種
SS400(JIS G 3101・JIS認証)⁠ほ⁠⁠⁠⁠か
主な用途
建築用部材、産業機械用部材
製鋼法
電気炉、高炉メーカーから買うスラブ
記載なし
板厚・板幅・コイル質量
公式ページへ
日本製鉄株式会社

熱延鋼板 SS400・SPHCほか

幅広の板を切板・コイルでとる用途

厚さ1.2〜25.4mm、幅600〜2,180mmまで作る、高炉メーカーの熱延鋼板です。黒皮のほか、酸洗やショットブラストの表面仕上げも選べます。JIS規格に加えて日本製鉄独自の規格もそろえ、コンテナやトラックフレームに使われています。

コスト要見積

種類
熱延コイル(黒皮)
規格・鋼種
SS330・SS400・SS490・SS540(JIS G 3101)ほ⁠⁠⁠⁠か
板厚
1.2〜25.4mm
板幅
600〜2,180mm
主な用途
運送用コンテナ、倉庫ラック、デッキプレート、トラックフレーム、LPガスボンベ、ホイール
製鋼法
高炉
記載なし
コイル質量
公式ページへ

酸洗コイル3製品

株式会社神戸製鋼所

熱延鋼板(酸洗)SPHC〜SPHFほか

スケールを落としたプレス材

連続酸洗ラインでスケールを落とした熱延鋼板で、厚さ1.2〜6.5mm、幅600〜1,850mmを作ります。コイルの内径は610mmと762mmから選べ、単重は最大38tです。切板やスリットコイルにも、黒皮と同じく酸洗の仕上げで出せます。

コスト要見積

種類
酸洗コイル
規格・鋼種
SPHC・SPHD・SPHE・SPHF(JIS G 3131)ほ⁠⁠⁠⁠か
板厚
1.2〜6.5mm
板幅
600〜1,850mm
主な用途
自動車、電機、建材、容器、溶接鋼管
コイル質量
最大38t
製鋼法
高炉
公式ページへ
東京製鐵株式会社

酸洗コイル SPHC・SS400ほか

塗装して使う電炉の酸洗材

電気炉で作ったホットコイルを酸洗し、表面のスケールを落とした鋼板です。厚さ1.5〜6.0mm、幅850〜1,600mmで、平らさと塗装ののりを売りにしています。SAPHやSPHTなど、ホットコイルと同じ規格で注文できます。

コスト要見積

種類
酸洗コイル
規格・鋼種
SPHC・SPHD・SPHE(JIS G 3131)ほ⁠⁠⁠⁠か
板厚
1.5〜6.0mm
板幅
850〜1,600mm
主な用途
自動車、電機、容器、建築
製鋼法
電気炉
記載なし
コイル質量
公式ページへ
株式会社中山製鋼所

酸洗コイル SPHCほか

鋼製家具・機械カバーの板

ホットコイルを酸洗してスケールを落とした、板厚の精度がよく塗装ののりもよい鋼板です。産業機械・鋼製家具・自動車に使われています。溶融亜鉛めっきやスリットの加工も自社でできるので、加工まで一社で頼めます。

コスト要見積

種類
酸洗コイル
規格・鋼種
SPHC・SPHD・SPHEほか
主な用途
産業機械、鋼製家具、自動車
製鋼法
電気炉、高炉メーカーから買うスラブ
記載なし
板厚・板幅・コイル質量
公式ページへ

高張力熱延鋼板1製品

JFEスチール株式会社

トラックフレーム用熱延鋼板 780・980MPa級

トラックフレームの薄肉化

打ち抜いた端面の疲れ強さを上げ、トラックフレームを薄く軽くするための高張力熱延鋼板です。780MPa級は厚さ2.0〜6.0mm、980MPa級は2.6〜4.0mmで作ります。打抜きのクリアランスが広くても端面がきれいに出て、曲げ加工もしやすい鋼板です。

コスト要見積

種類
高張力熱延鋼板
規格・鋼種
780MPa級・980MPa級
板厚
780MPa級は2.0〜6.0mm、980MPa級は2.6〜4.0mm
主な用途
トラックフレーム
製鋼法
高炉
記載なし
板幅・コイル質量
公式ページへ
Q&A

熱延鋼板・熱延コイル選びで、よくある疑問

購買担当の疑問熱延鋼板の価格は、いくら?

このページの9製品は、どれも値段を公式に出していません。規格・板厚×板幅・数量・表面仕上げ(黒皮か酸洗か)を伝えて、メーカーか販売店に見積もりを取ります。東京製鐵は、注文のときに板厚×板幅を示すよう求めています。

設備担当の疑問熱延鋼板と冷延鋼板の違いは?

熱延鋼板は、スラブを高温のまま圧延した鋼板で、表面に黒皮が付きます。冷延鋼板は、熱延鋼板を酸洗してから常温でさらに薄く圧延したもので、表面がきれいで板厚の精度も高くなります。日本製鉄とJFEスチールの熱延鋼板は、厚さ1.2〜25.4mmです。

設備担当の疑問SPHCとSS400の違いは?

SPHCはJIS G 3131の熱間圧延軟鋼板で、曲げやプレスなど加工のための鋼板です。SS400はJIS G 3101の一般構造用圧延鋼材で、引張強さが400〜510N/mm2と決まっています。SPHC・SPHD・SPHE・SPHFの引張強さは、どれも270N/mm2以上です。

設備担当の疑問SPHC・SPHD・SPHEの違いは?

記号の後ろの字が進むほど炭素が少なく、深い絞り加工に向きます。中山製鋼所の表では、炭素はSPHCが0.12%以下、SPHDが0.10%以下、SPHEが0.08%以下です。神戸製鋼所はSPHFまでそろえています。

設備担当の疑問黒皮と酸洗の違いは?

黒皮は、圧延したままの酸化皮膜(スケール)が付いた状態です。酸洗は、塩酸などでスケールを落として防錆油を塗った状態で、プレスや塗装に向きます。神戸製鋼所の酸洗コイルは、厚さ1.2〜6.5mm、幅600〜1,850mmです。

購買担当の疑問熱延鋼板のサイズ(板厚・板幅)は?

日本製鉄は厚さ1.2〜25.4mm・幅600〜2,180mm、JFEスチールは厚さ1.2〜25.4mm・幅600〜2,300mmです。神戸製鋼所の黒皮コイルは幅600〜2,080mm、東京製鐵のホットコイルは厚さ22.0mmまで・幅850〜1,630mmです。

施設管理の疑問熱延コイルの重さ(単重)と内径は?

神戸製鋼所の黒皮コイルは単重が最大43t、酸洗コイルは最大38tです。コイルの内径は762mmと610mmを標準にしています。受け入れるアンコイラーとクレーンに合わせて、内径・外径・単重を指定します。

設備担当の疑問高張力熱延鋼板(ハイテン)⁠と⁠⁠⁠⁠は⁠?

強さを上げた熱延鋼板で、同じ強さなら板を薄くして軽くできます。JFEスチールのトラックフレーム用は、780MPa級が厚さ2.0〜6.0mm、980MPa級が2.6〜4.0mmです。自動車用にはJIS G 3113のSAPHもあります。

経営者の疑問電炉の熱延コイルと高炉の熱延コイルの違いは?

高炉メーカーは鉄鉱石から作った鋼を、電炉メーカーは鉄スクラップを溶かした鋼を圧延します。東京製鐵は1991年に、電炉メーカーとして国内で初めてホットコイルの生産を始めました。中山製鋼所は、自社の電気炉のスラブに加えて高炉メーカーからもスラブを買っています。

設備担当の疑問鋼管用・自動車用の熱延鋼板の規格は?

溶接鋼管にはJIS G 3132のSPHT、自動車のフレームや車輪にはJIS G 3113のSAPHを使います。東京製鐵はSPHT1〜SPHT4とSAPH310〜SAPH440を、ホットコイルと酸洗コイルの両方で作っています。

総務の疑問熱延鋼板の寸法の許容差は?

形状・寸法・質量の許容差は、JIS G 3193で決まっています。板厚と板幅で許容差が変わるので、厳しい精度が要るときは注文の前にメーカーと決めておきます。東京製鐵のラベルには、種類の記号・板厚×板幅・コイル質量・コイル番号が入ります。

TYPES

熱延鋼板・熱延コイルの種類の違い

熱延コイル(黒皮)

熱間圧延したままで、表面に黒い酸化皮膜(スケール)が付いた鋼板です。SS400のような一般構造用やSPHCのような軟鋼板を、コイル・切板・スリットコイルで出します。建材・鋼管・機械の部材のように、表面を気にしない用途に使います。

向いている使い方

  • 建築用部材・軽量形鋼
  • 溶接鋼管・角パイプの素材
  • コンテナ・倉庫ラック

根拠:板厚精度・スケール性状が優れており、建築用部材や産業機械用部材として広範囲の分野(出典12)

この種類の5製品を表で見る

酸洗コイル

黒皮コイルを塩酸などの酸に通してスケールを落とし、防錆油を塗った鋼板です。表面がなめらかで、プレス加工や塗装に向きます。冷延鋼板を使うほど薄くない、厚さ数mmのプレス品に使います。

向いている使い方

  • 自動車部品のプレス材
  • 鋼製家具・産業機械のカバー
  • 塗装して使う部材

根拠:熱延鋼板を酸洗し、表面スケールを除去した鋼板です。美しく滑らかな表面性状に平坦度を兼ね備え(出典10)

この種類の3製品を表で見る

高張力熱延鋼板

合金元素や組織の作り込みで、引張強さを上げた熱延鋼板です。同じ強さなら板を薄くでき、自動車の足回りやトラックフレームを軽くできます。780MPa級・980MPa級のように、強さの級で選びます。

向いている使い方

  • トラックフレーム
  • 自動車の足回り部品
  • 軽くしたい構造部材

根拠:トラックフレーム部品は打抜き端面の疲労強度向上が部品薄肉化のため重要です。(出典5)

この種類の1製品を表で見る
MAKERS

熱延鋼板・熱延コイルの主なメーカー5社

株式会社神戸製鋼所

黒皮コイルの単重を最大43tまで出せる、高炉メーカーの熱延鋼板です。

兵庫県

JFEスチール株式会社

幅2,300mmまでの広い板をとれる、高炉メーカーの熱延鋼板です。

東京都

東京製鐵株式会社

鉄スクラップを電気炉で溶かして作るホットコイルです。

東京都

株式会社中山製鋼所

板厚の精度とスケールの性状を売りにする、電炉メーカーのホットコイルです。

大阪府

日本製鉄株式会社

厚さ1.2〜25.4mm、幅600〜2,180mmまで作る、高炉メーカーの熱延鋼板です。

東京都

出典
  1. 日本製鉄 熱延鋼板
  2. 日本製鉄 熱延鋼板 中薄板カタログ
  3. JFEスチール 熱延鋼板
  4. JFEスチール 熱延鋼板カタログ
  5. JFEスチール トラックフレーム用熱延鋼板
  6. 神戸製鋼所 ⁠⁠⁠⁠⁠薄板
  7. 神戸製鋼所 熱延鋼板カタログ
  8. 東京製鐵 ホットコイル
  9. 東京製鐵 ホットコイルカタログ
  10. 東京製鐵 酸洗コイル
  11. 東京製鐵 酸洗コイルカタログ
  12. 中山製鋼所 コイル製品
  13. 中山製鋼所 製造工程
  14. 中山製鋼所 日本工業規格製品
  15. 中山製鋼所 表示・製造可能範囲
掲載基準

プレス・板金・鋼管・軽量形鋼・機械部品の材料にする普通鋼の熱延鋼板・熱延コイル(JIS G 3131のSPHC〜SPHF、JIS G 3101のSS材などの黒皮材、それを酸洗した酸洗コイル、高張力の熱延鋼板)で、日本の会社が自社の熱延工場で圧延し、公式サイトで今案内していて、規格やサイズを公式資料で確かめられたものを、品種の単位で1社2製品まで載せています。厚鋼板・形鋼・棒鋼(鋼材のページ)、亜鉛めっき鋼板(亜鉛めっき鋼板のページ)、冷延鋼板、縞鋼板・模様鋼板、ステンレスや合金鋼の熱延鋼板、平鋼(平鋼のページ)、熱延鋼板を仕入れて切る・売るコイルセンター・販売店・商社の品は除いています。大阪製鐵は公式の製品一覧に熱延コイルが無いため載せていません。国内で熱延コイルを作る会社は少なく、公式資料で確かめられたのは5社です。中山製鋼所の板厚・板幅は、公式資料が図だけで数字を読み取れないため記載なしにしています。

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