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GUIDE / HEAT-RESISTANT-PAINT

耐熱塗料とは?種類の違いと、耐熱温度・膜厚・乾燥条件の選び方

工場の設備・配管を保護する耐熱塗料の種類と選び方。シリコーン系・水性・セラミック系、連続使用と瞬間最高、常温乾燥と焼付硬化、膜厚・下塗り・荷姿・価格を公式資料で整理しました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

耐熱塗料は、高温になる設備や配管に塗り、熱による素材の酸化劣化を防ぐ塗料です。「被塗物の使用温度」「鉄・ステンレスなどの素地」「塗った後の養生・加熱条件」を先に決めます。耐熱温度だけで選ばず、指定の下塗り・膜厚・塗り回数までそろえます。

耐熱塗料とは

ボイラー・加熱炉・煙突・熱配管など、高温になる面を保護する塗料です。素材の保護や外観の維持に加え、熱による酸化劣化を抑えます(大信ペイントの解説)⁠。

比較ページは、自社製造メーカーの業務用品を品番ごとに載せています。家庭用塗装用品や代理店が売る他社品は除き、日射を反射する遮熱塗料や、板・繊維などの断熱材と分けています。

系統の違い

  • 溶剤系は、シリコーン樹脂などで高温の金属面を保護します。オキツモNo.605やテルモ600NC3がこの系統です
  • 水性・水系は、水で薄めて塗ります。アクアヒートW-600は鉄鋼製プラント外面用、サーモジンA6101 BK01Sは金属向けの焼付型です
  • セラミック系は、加熱で被膜をセラミック化します。チラノコートTYR-1181は有機溶剤で塗装するので、無機質の被膜という説明を無溶剤の意味に読み替えません

系統はテルモの資料、アクアヒートの製品案内、チラノコートの製品案内⁠によります。

使用温度の選び方

  • テルモ600NC3の使用区分は、150〜500℃です。瞬間最高600℃を、そのまま連続使用の上限にはしません
  • サーモジンB600シルバーの耐用条件は、長時間600℃・短時間650℃です
  • チラノコートTYR-1181の耐熱性は、800℃です。適用素材はステンレスSUS430で、他の素地にも同じ条件で使えるとは限りません

サーモジンB600の説明書など、品番ごとの条件で比較します。通常運転と一時的な高温、屋内外、濡れや腐食の条件をメーカーに伝えます。

乾燥・焼付条件を工程に組み込む

  • オキツモNo.605は、20℃で指触30分・半硬化1時間ですが、硬化条件は180℃×20分です
  • サーモジンA6101 BK01Sは、常温で5分以上予備乾燥後、200℃×20分の物体保持で焼き付けます
  • アクアヒートW-600の屋外標準仕様は、加熱前に4日以上養生します

指触乾燥と加熱硬化を分け、設備を止められる期間と再稼働時の昇温工程まで確認します。出典はNo.605、A6101 BK01S、W-600の公式仕様書です。

膜厚と下塗りをそろえる

  • パイロジンB#1000シルバーは、上塗り12μmを2回で合計24μmです
  • ネツゾールG-600シルバーは、上塗り15〜20μmを2回塗り、屋外仕様ではG-601の下塗りと組み合わせます
  • テルパスは、標準品で鉄とステンレスの両方に塗れます。アクアヒートは鉄鋼素材専用です

厚塗りと急加熱は、ふくれや剥離につながります。錆・油・旧塗膜を処理し、パイロジンの説明書やネツゾールの仕様書で、上塗り単独と塗装系全体を分けて確認します。

荷姿と価格

  • オキツモNo.605の荷姿は、0.8kg・3kg・16kgです
  • アクアヒートW-600の荷姿は、4kg・15kgで受注生産品です
  • パイロジンB#1000シルバーの15kg缶は、積算単価75,720円・税別です
  • テツゾール600エコシルバーの石油缶当たり塗料単価は、169,280円です。製品ページに税区分の記載はありません

価格は大日本塗料の2026年10月積算価格表と日本ペイントの製品ページ⁠によります。実売価格や施工費とは分け、素地調整・下塗り・上塗りの範囲をそろえて見積もりを取ります。

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