口コミを書く
GUIDE / GRAPHITE-ELECTRODE

グラファイト電極とは?電気炉で使う人造黒鉛電極の種類(AC炉用・DC炉用・LF炉用)と選び方

電気炉で鉄スクラップを溶かすグラファイト電極(人造黒鉛電極)の種類と選び方。国内で作る4者の呼び径・固有抵抗・最大サイズを公式資料で整理しました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

グラファイト電極は、電気炉で電気を流し、鉄スクラップを溶かす黒鉛の棒です。使う炉で分かれ、東海カーボンの案内ではAC炉用が16-28インチ、DC炉用が22-32インチ、LF炉用が14-18インチです。国内の生産者は4者で、価格を公開している会社はありません。

グラファイト電極とは

グラファイト電極は、電気炉の中で電気を流し、アークの熱で鉄スクラップを溶かす黒鉛の棒です。人造黒鉛電極、黒鉛電極とも呼びます。石油や石炭由来のコークスを原料に、高温で焼成・黒鉛化して作ります。

比較ページには、国内で作る4者の製品を、公式資料の数字で載せました。

炉で分ける3つの種類

  • AC炉用:3相で使う交流炉の電極です。東海カーボンは電気炉の主流と説明し、20-28インチが中心です
  • DC炉用:1相で使う直流炉の電極です。許容電流密度が大きく、最大径は32インチ(800mm)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • LF炉用:溶鋼を精錬する炉の電極です。14-18インチで、AC炉・DC炉より低い負荷で動かすことが多くあります

各社の数字

  • 東海カーボンのAC炉用UHPは、呼び径500〜700mm、固有抵抗4.5〜6.5μΩmです
  • 東海カーボンのDC炉用UHPは、呼び径550〜800mm、固有抵抗4.2〜5.5μΩmです
  • 日本カーボンのAC炉用UHPは、呼び径500〜700mm、固有抵抗4.3〜5.8μΩmです
  • 日本カーボンのDC炉用UHPは、呼び径700〜800mm、固有抵抗4.3〜5.8μΩmです
  • レゾナックは数字を製品ページに出していません。大口径と高品質の品に強みがあると書いています
  • SECカーボンの特性値と寸法の表は、公式では画像で出ています

選ぶときに見るところ

  • 今の炉の電流(交流か直流か)と、使っている呼び径を先に確かめます
  • 固有抵抗と曲げ強さは代表値です。径と等級で変わるので、見積もりのときに品番の値をもらいます
  • 熱膨張係数は比べるときに注意します。東海カーボンは室温〜400℃、日本カーボンは室温〜500℃で測っています
  • ねじの山数を今の電極と合わせます。日本カーボンは3TPIと4TPIを公開していて、寸法の詳細はJIS R 7201を見ます
  • 東海カーボンの工程図には、製品〜出荷の欄に4〜6か月とあります。発注は早めに決めます

国内のメーカー

経済産業省の資料では、国内の生産者はSECカーボン、東海カーボン、日本カーボン、レゾナック・グラファイト・ジャパンの4者です。価格はどの会社も公開していないので、呼び径と本数を伝えて見積もりを取ります。

比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉