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GUIDE / FUSSO-GOMU

フッ素ゴムとは?FKM・FEPM(アフラス)・FFKM(パーフロ)の種類と違い、耐熱温度・硬さ・原料とシートの選び方

熱・油・薬品に強いフッ素ゴムの3つの種類(一般のFKM、強アルカリに強いFEPM、全フッ素化のFFKM⁠)の違い、耐熱温度、硬さ、原料ゴムとゴムシートの選び方を、メーカーの公式資料とテクニカルデータシートをもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

フッ素ゴムは、熱・油・薬品に強い、フッ素を含む合成ゴムです。骨格の違いで、一般のFKM、強アルカリ・アミン・スチームに強いFEPM(アフラス)、全フッ素化で薬品全般に強いFFKM(パーフロ)に分かれます。選ぶときは「何℃で使うか」「どんな薬品に触れるか」「寒い所で動くか」の3つを先に決めます。

フッ素ゴムとは

フッ素ゴムは、炭素の鎖にフッ素がついた合成ゴムです。ダイキン工業は、ほかの合成ゴムに比べて耐熱性・耐油性・耐薬品性がずっと高いと説明しています。Oリング・オイルシール・燃料ホース・パッキンの材料に使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る原料ゴムとフッ素ゴムシートを、品番の単位で載せています。Oリングやガスケットなどの完成品、フッ素樹脂、代理店が売る他社の製品は載せていません。

3つの種類

  • FKM(一般のフッ素ゴム)は⁠、フッ化ビニリデンを主にした型で、熱と油・燃料に強いゴムです。例はダイキン工業のダイエル G-373、タイガースポリマーのTFB 8010、十川ゴムのV-100です
  • FEPM(アフラス)は⁠、4フッ化エチレンとプロピレンを合わせた型で、強アルカリ・アミン・スチームに強いゴムです。例はAGCのAFLAS 150P、タイガースポリマーのアフラスゴム板、入間川ゴムのIF-900-AFです
  • FFKM(パーフロ)は⁠、全部をフッ素にした型で、薬品全般と高温に強いゴムです。例はダイキン工業のダイエルパーフロ GA-100と、AGCのAFLAS FFKM PM-3000です

耐熱温度

  • ダイエルの2元ポリオール系は、連続使用温度が230℃までです
  • AFLAS FEPMは、200℃で連続して使え、条件によっては250℃にも耐えます
  • 入間川ゴムのIF-900-AFは、230℃で連続して使えます
  • ダイキン工業のFFKMは、200〜300℃で連続して使えます。GA-100の連続使用の目安は200℃です

薬品と寒さ

  • 一般のFKMは、強アルカリやアミンに弱いゴムです。AGCは、アフラスのアルカリ・アミンへの強さを、一般のFKMには無い特長としています
  • FFKMは、FKMが劣化する酸・アルカリ・アミン・溶剤などでも膨らみにくく、半導体製造装置のチャンバーやゲートバルブのシールに使います
  • FEPMは寒さに弱く、入間川ゴムのIF-900-AFは0℃付近でゴム弾性がなくなります

硬さと強さ

原料ゴムの数字は、メーカーが決めた標準配合で加硫したときの代表値です。配合と加硫で変わります。

  • ダイエル G-373は、硬さShore A 69、引張強さ13.7MPaです
  • AFLAS 150Pは、硬さShore A 71、引張強さ16.8MPaです
  • AFLAS FFKM PM-3000は、硬さShore A 73、引張強さ23.0MPaです
  • ダイエルパーフロ GA-100は、硬さShore A 78、引張強さ18.9MPaです
  • シートでは、タイガースポリマーのTFB 8010が硬さタイプA 81、アフラスゴム板が82です

原料ゴムとシートの選び方

  • 自社で練って成形するなら原料ゴムを買います。ダイエル G-373は加硫剤を入れたプレコンパウンドで届き、AFLAS FFKMのPMグレードは生ゴムです
  • 打ち抜いてパッキングにするならシートを買います。十川ゴムのフッ素ゴムシートは、標準の大きさが幅1m×長さ2mで、V-100は厚さ0.5mmから作れます
  • 食品ラインには、匂いがつきにくいアフラスや、十川ゴムの食品産業用途向けのシートを使います

値段としまい方

  • このページの製品は、どれも値段を公式に出していません。原料ゴムもシートも見積もりで決まります
  • 原料の包装は、ダイエル G-373が20kg、AFLAS 150Pが15kg、ダイエルパーフロ GA-100が2kgと10kgです
  • AFLAS FFKM PM-3000は直射日光で赤くなり、架橋しにくくなります。届いたときの袋か、遮光のアルミ袋に入れてしまっておきます
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