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GUIDE / FRP-SHEET

FRPシートとは?補修・防食に使う紫外線硬化型FRPシートの種類(粘着シート型・防食工法型)と、硬化時間・厚さ・強さの選び方

鋼構造物・コンクリート・配管・水回りの補修や防食に、切って貼って太陽光や紫外線ランプで固めるFRPシートの2つの種類、太陽光と紫外線ランプでの硬化時間、厚さと寸法、固まったあとの強さ、施工の条件と保管を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

FRPシートは、樹脂をしみ込ませたガラス繊維のシートで、傷んだ所に貼ってから紫外線で固める補修材です。紫外線硬化型FRPシート・プリプレグシートとも呼びます。貼り方で、切って貼る粘着シート型と、2種類のプライマーで貼って上から塗装する防食工法型に分かれます。選ぶときは「何を直すか」「日が当たるか」「上に塗装するか」の3つを先に決めます。

FRPシートとは

FRPシートは、紫外線で固まる樹脂をガラス繊維にしみ込ませたシートです。傷んだ所に貼り、太陽光や紫外線ランプを当てると固まってFRPの層になり、錆や水から守ります。現場で樹脂をしみ込ませる手間がなく、溶接もしないで鋼板の傷みを直せます。

比較ページには、日本の会社が自社ブランドで出すFRPシートを、各社の代表の品番の単位で載せています。輸入販売の製品、製造元を確かめられない製品、開発品は載せていません。

2つの種類

  • 粘着シート型は、シート自体の粘着で切って貼ります。例はサンコーテクノのe-シートクイック ES-300L で、プライマーを塗った面に貼って固めます
  • 防食工法型は、ベースプライマーと貼付けプライマーの2層でシートを貼り、固めてから上に塗装します。例は積水化学工業のインフラガードUVP SM60310 で、橋や歩道橋の鋼材、コンクリートの補修と防食に使います

太陽光と紫外線ランプでの硬化時間

  • e-シートクイック ES-300L は、晴天の直射日光で4〜9月は15〜30分、10〜3月は20〜40分で固まります
  • インフラガードUVP SM60310 は、太陽光で20分以上で、天候で変わります
  • 日の当たらない所では紫外線ランプを使います。e-シートクイックは紫外線蛍光灯を10cmの距離で2,000μW/㎠以上、インフラガードUVPは40W紫外線蛍光灯で1000μW/cm²以上を30分以上当てます
  • 曇りの日は固まりにくくなります。インフラガードUVPは雨の日は施工できません

厚さ・寸法と強さ

  • e-シートクイック ES-300L は、420×300mmで、硬化後の厚さは1.0mmです。1回で固める厚さは、シートとプライマーで3mmまでにします
  • インフラガードUVP SM60310 は、300×1000mmの5枚入りです
  • e-シートクイックの強さは、引張り強さ65.7MPa、曲げ強さ166MPa、荷重たわみ温度280℃以上です(試験の代表値)

施工の条件と仕上げ

  • 錆・古い塗膜・油・水分は先に落とします。インフラガードUVPは、鋼板なら2種ケレンで下地を整えます
  • インフラガードUVPは、気温5〜35℃・湿度85%以下で使い、部分補修なら作業時間は合計65〜105分です
  • どちらも固めたあと上から塗装できます。インフラガードUVPは、ポリウレタン樹脂とアクリルウレタン樹脂の塗料で施工実績があります

保管と注意

  • e-シートクイックは、25℃以下の冷暗所で3か月もちます。インフラガードUVPは、直射日光と熱源を避けて冷暗所にしまい、縦置きしません
  • 固める前のシートは、蛍光灯や水銀灯の光でも固まり始めることがあります。使う分だけ出して、残りは袋に戻します
  • 固めるときに熱が出るので、やけどに気をつけます
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