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GUIDE / CYTOSINE

シトシンとは?化学式・分子量・溶けやすさと、純正特級・和光一級・研究用の違いと選び方

核酸や生化学の研究に使うシトシンの性質、純正特級・和光一級と等級なしの研究用の違い、純度と含量の見方、シチジンとの違い、包装の選び方と値段を、メーカーの公式資料と安全データシートをもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

シトシンは、DNAとRNAに含まれる塩基の一つです。業務用の試薬は、等級つき(純正特級・和光一級)と、等級なしの研究用に分かれます。選ぶときは「どの等級で受けるか」「純度の測り方」「どの量で受けるか」の3つを先に決めます。

シトシンの化学式と性質

シトシンの分子式はC4H5N3Oで、分子量は111.10、CAS RNは71-30-7です。ピリミジン誘導体の一つで、別名は4-アミノ-2-ヒドロキシピリミジンです。

熱水には溶けやすく、水・エタノール・アセトンには溶けにくい性質です。サーモフィッシャーは0.5M塩酸に50mg/mL、セレックバイオテクノロジーはDMSOに10mg/mLで溶けると出しています。

比較ページには、日本の会社が自社製品として出すシトシンを、品番・等級・包装の単位で載せています。シチジンなどのヌクレオシド、誘導体、標準品は載せていません。

2つの区分

  • 等級つきの試薬は、試験の手順が等級を決めているときに使います。純正化学の純正特級と、富士フイルム和光純薬の和光一級があります
  • 等級なしの研究用試薬は、等級を問わない研究や細胞実験に使います。関東化学・セレックバイオテクノロジー・サーモフィッシャーが出しています

等級で見る所

  • 純正化学の純正特級は、純度98.0%以上に加えて、乾燥減量と強熱残分を0.1%以下に決めています
  • 富士フイルム和光純薬の和光一級は、含量97.0%以上と、275nmの吸光度0.8以上を規格書に出しています
  • 関東化学の07383-32と07383-52は、等級を付けず、純度>95.0%だけを出しています

純度と含量の見方

  • 数字だけでなく、測り方まで見ます
  • 富士フイルム和光純薬は、滴定で97.0%以上です
  • サーモフィッシャーのA14731.06は、非水滴定で98.0〜102.0%と上下の幅で決めています。乾燥減量は1.5%以下です
  • セレックバイオテクノロジーのS4893の99.97%は、いま出しているロットの値です

シチジンとの違い

  • シチジンは、シトシンに糖が付いたヌクレオシドで、別の物質です
  • CAS RNは、シトシンが71-30-7、シチジンが65-46-3です
  • 名前が似ているので、発注するときはCAS RNまで照らし合わせます

取り扱いと保管

  • 富士フイルム和光純薬の安全データシートでは、GHS分類基準に該当しません
  • 保護具を付けて扱い、強酸化剤とは混ぜません
  • 熱で分解すると、刺激性で有毒なガスと蒸気が出ることがあります
  • 光で変質するおそれがあるので、容器を遮光し、換気のよい涼しい場所に密閉してしまっておきます
  • セレックバイオテクノロジーのS4893は、粉末を-20℃で3年保管でき、溶かした液は使う直前に作ります

購入価格と見積もり

  • 少量なら、富士フイルム和光純薬の和光一級の100mgが3,200円、1gが4,900円(希望納入価格)⁠で⁠す⁠。セレックバイオテクノロジーのS4893は、25mgで15,900円(税別)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 純正化学の純正特級は、1gが11,100円、25gが28,000円です
  • 関東化学は、5gが4,500円、25gが10,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • サーモフィッシャーは5g・25g・100gの包装があり、値段は出していないので、量を伝えて見積もりを取ります
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