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刃物・ばね・ゼンマイ・座金・ゲージなどの材料にSK材(炭素工具鋼)の鋼帯を選ぶ、設計・生産技術・購買の担当の方へ

炭素工具鋼のメーカー6社比較【2026年】

炭素工具鋼は、炭素を多く含み、
焼入れで硬くして使うSK材の鋼です。

ABOUT

炭素工具鋼とは

比較表を見る ↓

炭素工具鋼とは、炭素を多く含み、
焼入れ・焼戻しで硬くして使う、
工具用の炭素鋼(SK材)⁠で⁠す⁠。
帯鋼にして、
刃物・ばね・ゼンマイ・メリヤス針・座金に使います。

製品の特長

  • 鋼種は炭素量で決まるSK85は0.80〜0.90%、SK120は1.15〜1.25%
  • 新しい記号と旧記号があるSK85=旧SK5、SK95=旧SK4、SK120=旧SK2
  • 打ち抜いてから熱処理するみがき帯鋼は焼なましの軟らかい状態で納める

使うメリット

  • 焼入れで硬くなる刃物・工具の刃先に使える
  • JISの記号で注文できるSK65〜SK120を各社がそろえる
  • 薄い帯鋼がそろう打ち抜き・曲げのあとに焼入れできる

選ぶときに注意すること

  1. 硬さは仕上げで変わる。焼なましかスキンパスかを決めてから注文する
  2. 寸法は鋼種ごとに作れる範囲が違う。厚さと幅を伝えて確かめる
  3. 値段は公開されていない。鋼種・仕上げ・寸法・数量で見積もる
  4. 焼入れ焼戻し済みの帯鋼は「ばね鋼」のページで扱う
  5. SAE1086・SAE1095などの外国規格の相当材は、注文の前に相談する

※鋼種・炭素量・硬さ・規格・用途は各メーカーの公式の製品ページとカタログによる。about の炭素量の幅は、載せた製品の鋼種の成分による。

LIST

炭素工具鋼の比較表

炭素工具鋼8製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

みがき帯鋼・冷延鋼帯

6製品
高砂鐵工株式会社みがき特殊帯鋼 SK85M焼なまし材から打ち抜く小物部品口コミを書く要見積

高砂鐵工のSK85Mのみがき特殊帯鋼で、焼なましの硬さを自社の高砂規格で決めています。なましAはHV200以下です。表面はブライトに仕上げ、なまし・調質・かたびきの3つから選べます。

圧延の方法
みがき帯鋼・冷延鋼帯
形状
冷間圧延のみがき特殊帯鋼
鋼種
SK85M(旧SK5M)
炭素量
0.80〜0.90%
硬さ
なましAはHV200以下(高砂規格)
規格
JIS G 3311
特長
仕上げはなましA・調質S・かたびきRの3つ
記載なし
主な用途・寸法
公式ページへ詳細・仕様
大同特殊鋼株式会社磨き特殊帯鋼 SK85(SK5)ベアリング部品の薄板口コミを書く要見積

大同特殊鋼のSK85の磨き特殊帯鋼で、公式の用途例はベアリングです。FF・AGCの圧延制御装置で板厚をそろえます。寸法と硬さは公式に書いていないので、仕様を伝えて見積もります。

圧延の方法
みがき帯鋼・冷延鋼帯
形状
冷間圧延の磨き特殊帯鋼
鋼種
SK85(SK5)
炭素量
0.80〜0.90%
主な用途
ベアリング
特長
FF・AGCを備えた冷間圧延設備で板厚精度を高めた
記載なし
硬さ・規格・寸法
公式ページへ詳細・仕様
株式会社特殊金属エクセルみがき特殊帯鋼 SK85M刃物・ばね・座金を打ち抜く薄板の材料口コミを書く要見積

SK120MからSK65Mまで、炭素量の違う5つのSK材をみがき特殊帯鋼でそろえています。SK85の焼鈍仕上はHV150〜190で、硬さの違う仕上げから加工に合わせて選べます。焼入れ焼戻し済みの品は別の焼入れ鋼帯です。

圧延の方法
みがき帯鋼・冷延鋼帯
形状
冷間圧延のみがき特殊帯鋼
鋼種
SK120M・SK95M・SK85M・SK75M・SK65M
炭素量
SK85Mは0.80〜0.90%
硬さ
SK85の焼鈍仕上はHV150〜190
規格
JIS G3311、JIS G4802(参考規格)
主な用途
刃物、工具、ばね、ゼンマイ、メリヤス針、メジャーテープ、座金
特長
焼鈍・スキンパス・ロール・強圧延の4つの仕上げ
記載なし
寸法
公式ページへ詳細・仕様
株式会社特殊金属エクセル高清浄度鋼 MB-1メリヤス針など疲れに強さが要る薄物口コミを書く要見積

SK95をもとに精錬の工程を足し、介在物を減らした特殊金属エクセルの独自鋼です。焼鈍仕上はHV160〜200で、メリヤス針や繊維機械の部品に使います。寿命や疲労特性を重んじる部品で、SK95から置き換えます。

圧延の方法
みがき帯鋼・冷延鋼帯
形状
冷間圧延のみがき特殊帯鋼
鋼種
MB-1(SK95改良品)
炭素量
0.95〜1.05%
硬さ
焼鈍仕上はHV160〜200
主な用途
メリヤス針、繊維機械用材料
特長
特殊な精錬工程で介在物を減らした高清浄度鋼
記載なし
規格・寸法
公式ページへ詳細・仕様
日本金属株式会社みがき特殊帯鋼 SK85M板厚の精度を詰めたい精密な打ち抜き口コミを書く要見積

1930年からみがき特殊帯鋼を作る、一貫冷間圧延の専門メーカーのSK材です。日本金属特別規格では、JIS G 3311より厳しい板厚の許容差で納めます。仕上げは焼鈍・スキンパス・磨きなどから選べます。

圧延の方法
みがき帯鋼・冷延鋼帯
形状
冷間圧延のみがき特殊帯鋼
鋼種
SK85M(SK5M)
炭素量
0.80〜0.90%
規格
JIS G 3311
特長
日本金属特別規格でJISより厳しい板厚精度
記載なし
硬さ・主な用途・寸法
公式ページへ詳細・仕様
日本製鉄株式会社冷延高炭素鋼帯 SK85・SK95・SK120幅の広いコイルで量を使う打ち抜き口コミを書く要見積

日本製鉄の高炭素鋼帯で、SK85・SK95・SK120を冷間圧延のコイルで作ります。焼なましの硬さはSK85がHV200以下、SK120がHV220以下です。ぜんまい・ばね・刃物・メリヤス針に使い、スリットも受けます。

圧延の方法
みがき帯鋼・冷延鋼帯
形状
冷間圧延鋼帯
鋼種
SK85、SK95、SK120
炭素量
鋼種により0.80〜1.25%
硬さ
鋼種によりHV200以下〜HV220以下
規格
冷延鋼帯の厚さ許容差はJIS G 3141
主な用途
ぜんまい、ばね、刃物、メリヤス針、ゲージ
特長
鹿島・八幡・和歌山で作る高炭素鋼帯
記載なし
寸法
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

熱延鋼帯・熱延鋼板

2製品
JFEスチール株式会社熱延鋼板 SK(JIS G4401)幅の広い厚板のSK材を熱延で口コミを書く要見積

JFEスチールの熱延鋼板のカタログで、JIS G4401の炭素工具鋼鋼材SKを公的規格に載せています。熱延鋼板全体では、厚さ1.2〜25.4mm・幅610〜2,175mmを作ります。鋼種ごとの寸法と硬さは公式に書いていないので、仕様を伝えて相談します。

圧延の方法
熱延鋼帯・熱延鋼板
形状
熱延鋼板
鋼種
SK(炭素工具鋼鋼材)
規格
JIS G4401
寸法
熱延鋼板全体で厚さ1.2〜25.4mm、幅610〜2,175mm
特長
酸洗も受ける
記載なし
炭素量・硬さ・主な用途
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
日本製鉄株式会社熱延高炭素鋼帯 SK85・SK95・SK120厚めの刃物・部品を熱延のまま使う口コミを書く要見積

日本製鉄の熱延の高炭素鋼帯で、SK85・SK95・SK120を熱延コイルで作ります。表面は黒皮のまま・酸洗・ショットブラストから選べます。硬さはSK85がHRB100以下、SK120がHRC31以下です。

圧延の方法
熱延鋼帯・熱延鋼板
形状
熱間圧延鋼帯
鋼種
SK85、SK95、SK120
炭素量
鋼種により0.80〜1.25%
硬さ
鋼種によりHRB100以下〜HRC31以下
規格
JIS G 3193
主な用途
ぜんまい、ばね、刃物、メリヤス針、ゲージ
特長
黒皮・酸洗・ショットブラストの表面仕上げ
記載なし
寸法
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

みがき帯鋼・冷延鋼帯6製品

高砂鐵工株式会社

みがき特殊帯鋼 SK85M

焼なまし材から打ち抜く小物部品

高砂鐵工のSK85Mのみがき特殊帯鋼で、焼なましの硬さを自社の高砂規格で決めています。なましAはHV200以下です。表面はブライトに仕上げ、なまし・調質・かたびきの3つから選べます。

コスト要見積

圧延の方法
みがき帯鋼・冷延鋼帯
形状
冷間圧延のみがき特殊帯鋼
鋼種
SK85M(旧SK5M)
炭素量
0.80〜0.90%
硬さ
なましAはHV200以下(高砂規格)
規格
JIS G 3311
特長
仕上げはなましA・調質S・かたびきRの3つ
記載なし
主な用途・寸法
公式ページへ
大同特殊鋼株式会社

磨き特殊帯鋼 SK85(SK5)

ベアリング部品の薄板

大同特殊鋼のSK85の磨き特殊帯鋼で、公式の用途例はベアリングです。FF・AGCの圧延制御装置で板厚をそろえます。寸法と硬さは公式に書いていないので、仕様を伝えて見積もります。

コスト要見積

圧延の方法
みがき帯鋼・冷延鋼帯
形状
冷間圧延の磨き特殊帯鋼
鋼種
SK85(SK5)
炭素量
0.80〜0.90%
主な用途
ベアリング
特長
FF・AGCを備えた冷間圧延設備で板厚精度を高めた
記載なし
硬さ・規格・寸法
公式ページへ
株式会社特殊金属エクセル

みがき特殊帯鋼 SK85M

刃物・ばね・座金を打ち抜く薄板の材料

SK120MからSK65Mまで、炭素量の違う5つのSK材をみがき特殊帯鋼でそろえています。SK85の焼鈍仕上はHV150〜190で、硬さの違う仕上げから加工に合わせて選べます。焼入れ焼戻し済みの品は別の焼入れ鋼帯です。

コスト要見積

圧延の方法
みがき帯鋼・冷延鋼帯
形状
冷間圧延のみがき特殊帯鋼
鋼種
SK120M・SK95M・SK85M・SK75M・SK65M
炭素量
SK85Mは0.80〜0.90%
硬さ
SK85の焼鈍仕上はHV150〜190
規格
JIS G3311、JIS G4802(参考規格)
主な用途
刃物、工具、ばね、ゼンマイ、メリヤス針、メジャーテープ、座金
特長
焼鈍・スキンパス・ロール・強圧延の4つの仕上げ
記載なし
寸法
公式ページへ
株式会社特殊金属エクセル

高清浄度鋼 MB-1

メリヤス針など疲れに強さが要る薄物

SK95をもとに精錬の工程を足し、介在物を減らした特殊金属エクセルの独自鋼です。焼鈍仕上はHV160〜200で、メリヤス針や繊維機械の部品に使います。寿命や疲労特性を重んじる部品で、SK95から置き換えます。

コスト要見積

圧延の方法
みがき帯鋼・冷延鋼帯
形状
冷間圧延のみがき特殊帯鋼
鋼種
MB-1(SK95改良品)
炭素量
0.95〜1.05%
硬さ
焼鈍仕上はHV160〜200
主な用途
メリヤス針、繊維機械用材料
特長
特殊な精錬工程で介在物を減らした高清浄度鋼
記載なし
規格・寸法
公式ページへ
日本金属株式会社

みがき特殊帯鋼 SK85M

板厚の精度を詰めたい精密な打ち抜き

1930年からみがき特殊帯鋼を作る、一貫冷間圧延の専門メーカーのSK材です。日本金属特別規格では、JIS G 3311より厳しい板厚の許容差で納めます。仕上げは焼鈍・スキンパス・磨きなどから選べます。

コスト要見積

圧延の方法
みがき帯鋼・冷延鋼帯
形状
冷間圧延のみがき特殊帯鋼
鋼種
SK85M(SK5M)
炭素量
0.80〜0.90%
規格
JIS G 3311
特長
日本金属特別規格でJISより厳しい板厚精度
記載なし
硬さ・主な用途・寸法
公式ページへ
日本製鉄株式会社

冷延高炭素鋼帯 SK85・SK95・SK120

幅の広いコイルで量を使う打ち抜き

日本製鉄の高炭素鋼帯で、SK85・SK95・SK120を冷間圧延のコイルで作ります。焼なましの硬さはSK85がHV200以下、SK120がHV220以下です。ぜんまい・ばね・刃物・メリヤス針に使い、スリットも受けます。

コスト要見積

圧延の方法
みがき帯鋼・冷延鋼帯
形状
冷間圧延鋼帯
鋼種
SK85、SK95、SK120
炭素量
鋼種により0.80〜1.25%
硬さ
鋼種によりHV200以下〜HV220以下
規格
冷延鋼帯の厚さ許容差はJIS G 3141
主な用途
ぜんまい、ばね、刃物、メリヤス針、ゲージ
特長
鹿島・八幡・和歌山で作る高炭素鋼帯
記載なし
寸法
公式ページへ

熱延鋼帯・熱延鋼板2製品

JFEスチール株式会社

熱延鋼板 SK(JIS G4401)

幅の広い厚板のSK材を熱延で

JFEスチールの熱延鋼板のカタログで、JIS G4401の炭素工具鋼鋼材SKを公的規格に載せています。熱延鋼板全体では、厚さ1.2〜25.4mm・幅610〜2,175mmを作ります。鋼種ごとの寸法と硬さは公式に書いていないので、仕様を伝えて相談します。

コスト要見積

圧延の方法
熱延鋼帯・熱延鋼板
形状
熱延鋼板
鋼種
SK(炭素工具鋼鋼材)
規格
JIS G4401
寸法
熱延鋼板全体で厚さ1.2〜25.4mm、幅610〜2,175mm
特長
酸洗も受ける
記載なし
炭素量・硬さ・主な用途
公式ページへ
日本製鉄株式会社

熱延高炭素鋼帯 SK85・SK95・SK120

厚めの刃物・部品を熱延のまま使う

日本製鉄の熱延の高炭素鋼帯で、SK85・SK95・SK120を熱延コイルで作ります。表面は黒皮のまま・酸洗・ショットブラストから選べます。硬さはSK85がHRB100以下、SK120がHRC31以下です。

コスト要見積

圧延の方法
熱延鋼帯・熱延鋼板
形状
熱間圧延鋼帯
鋼種
SK85、SK95、SK120
炭素量
鋼種により0.80〜1.25%
硬さ
鋼種によりHRB100以下〜HRC31以下
規格
JIS G 3193
主な用途
ぜんまい、ばね、刃物、メリヤス針、ゲージ
特長
黒皮・酸洗・ショットブラストの表面仕上げ
記載なし
寸法
公式ページへ
Q&A

炭素工具鋼選びで、よくある疑問

購買担当の疑問炭素工具鋼(SK材)の価格は?いくらで買える?

このページの8製品は、どれもメーカーが値段を公式に出していません。鋼種・みがき帯鋼か熱延か・仕上げ・板厚と幅・数量を決めて見積もりを取ります。特殊金属エクセルのMB-1のような独自鋼は、JISのSK材と分けて見積もります。

設備担当の疑問SK85とSK5の違いは?SK材の記号の読み方は?

SK85とSK5は同じ鋼で、SK85が今のJISの記号、SK5が旧記号です。数字は炭素量で、日本製鉄のカタログではSK85の炭素は0.80〜0.90%、SK120(旧SK2)は1.15〜1.25%です。SK95は旧SK4にあたります。

設備担当の疑問SK85とSK95、SK120の違いは?

炭素量は、焼入れ性・耐摩耗性・加工性を大きく左右します。特殊金属エクセルの焼鈍仕上の硬さは、SK85がHV150〜190、SK95がHV160〜200、SK120がHV170〜210で、炭素が多いほど焼なましでも硬めです。

設備担当の疑問みがき帯鋼と熱延鋼帯の違いは?

みがき帯鋼は、熱延のコイルを冷間圧延して薄く仕上げた鋼帯で、板厚の精度と表面がよくなります。熱延鋼帯は熱間圧延のままで、厚く幅の広いものがあります。日本製鉄は両方を作っていて、注文では熱延か冷延かを必ず指定します。

工場長の疑問炭素工具鋼と合金工具鋼(SKS・SKD)の違いは?

炭素工具鋼は、炭素のほかに大きな合金を入れないSK材です。合金工具鋼は、クロム・タングステン・モリブデンなどを加えて焼入性や耐摩耗性を上げたSKS・SKDなどの鋼です。合金工具鋼は「工具鋼」のページで比べています。

工場長の疑問炭素工具鋼とS45Cなどの炭素鋼の違いは?

炭素鋼は炭素工具鋼より炭素量が低く、不純成分の規制もゆるい鋼です。S45Cは炭素0.42〜0.48%で、粘り強さのいる構造部品に使います。刃物や硬さのいる部品にはSK材を使います。

設備担当の疑問焼なまし仕上とスキンパス仕上の違いは?

焼なまし仕上は、冷間圧延のあとに焼なましをした軟らかい状態です。スキンパス仕上は焼なましのあとに軽く圧延して、少し硬くして平らにした状態です。特殊金属エクセルのSK85は、焼鈍・スキンパス・ロール・強圧延の4つの仕上げから選べます。

設備担当の疑問焼入れ焼戻し済みのSK材の帯鋼はある?

焼入れ焼戻しを済ませた帯鋼は、熱処理をしないでそのまま使えます。特殊金属エクセルのSK85M・SK95Mの焼入れ鋼帯などがあり、このサイトでは「ばね鋼」のページで扱っています。このページは、打ち抜いてから熱処理するみがき帯鋼と熱延鋼帯を載せています。

施設管理の疑問熱延のSK材はどのくらいの寸法まである?

JFEスチールの熱延鋼板は、全体で厚さ1.2〜25.4mm・幅610〜2,175mmを作っています。ただしSK材で作れる寸法は鋼種で変わるので、厚さと幅を伝えて確かめます。日本製鉄の熱延鋼帯も、規格や用途で作れる範囲が変わります。

経営者の疑問炭素工具鋼の帯鋼の主なメーカーは?

みがき帯鋼・冷延鋼帯は大同特殊鋼・高砂鐵工・特殊金属エクセル・日本金属・日本製鉄、熱延鋼帯・熱延鋼板はJFEスチールと日本製鉄を載せています。日本金属は1930年からみがき特殊帯鋼を作る、一貫冷間圧延の専門メーカーです。

TYPES

炭素工具鋼の圧延の方法の違い

みがき帯鋼・冷延鋼帯

熱延のコイルを酸洗・焼なましして、冷間圧延で薄く仕上げた鋼帯です。板厚の精度が高く、表面がきれいなので、刃物・ばね・メリヤス針などを打ち抜いてから焼入れ焼戻しをします。焼なまし・スキンパス・圧延のままなど、仕上げで硬さが変わります。

向いている使い方

  • 刃物・カッター刃・メリヤス針
  • ゼンマイ・薄い板ばね・座金
  • ゲージ・メジャーテープ

根拠:冷延鋼帯は、酸洗後、または酸洗・焼鈍後に、冷間圧延されることによって所定の厚みになります。(出典5)

この圧延の方法の6製品を表で見る

熱延鋼帯・熱延鋼板

鋼の塊を熱いうちに圧延して、コイルや鋼板にした品です。冷延鋼帯より厚く幅の広いものがあり、表面は黒皮のまま・酸洗・ショットブラストから選びます。厚めの刃物や部品に使うほか、冷延鋼帯の母材にもなります。

向いている使い方

  • 厚めの刃物・木工用の刃
  • 厚手の打ち抜き部品・チェーン部品
  • 冷延・みがき帯鋼の母材

根拠:このスラブを熱延工程で加熱して薄く引き延ばす熱間圧延を行いコイル状にします。(出典5)

この圧延の方法の2製品を表で見る
MAKERS

炭素工具鋼の主なメーカー6社

JFEスチール株式会社

JFEスチールの熱延鋼板のカタログで、JIS G4401の炭素工具鋼鋼材SKを公的規格に載せています。

東京都

高砂鐵工株式会社

高砂鐵工のSK85Mのみがき特殊帯鋼で、焼なましの硬さを自社の高砂規格で決めています。

東京都

大同特殊鋼株式会社

大同特殊鋼のSK85の磨き特殊帯鋼で、公式の用途例はベアリングです。

愛知県

株式会社特殊金属エクセル

SK120MからSK65Mまで、炭素量の違う5つのSK材をみがき特殊帯鋼でそろえています。

東京都

日本金属株式会社

1930年からみがき特殊帯鋼を作る、一貫冷間圧延の専門メーカーのSK材です。

東京都

日本製鉄株式会社

日本製鉄の高炭素鋼帯で、SK85・SK95・SK120を冷間圧延のコイルで作ります。

東京都

出典
  1. 特殊金属エクセル みがき特殊帯鋼
  2. 日本金属 みがき特殊帯鋼
  3. 大同特殊鋼 磨き特殊帯鋼
  4. 高砂鐵工 みがき特殊帯鋼
  5. 日本製鉄 高炭素鋼帯(カタログ)
  6. JFEスチール 熱延鋼板(カタログ)
  7. 高砂鐵工 会社概要
掲載基準

刃物・工具・ばね・ゼンマイ・メリヤス針・座金などの材料にする炭素工具鋼(SK材・JIS G4401、帯鋼はJIS G3311)の鋼帯・鋼板で、日本の会社が自社の工場で圧延し、公式サイトやカタログで今案内している鋼種を、1社1〜2製品載せています。冷間圧延のみがき帯鋼・冷延鋼帯と、熱延鋼帯・熱延鋼板に分けました。SKD・SKS・ハイスなどの合金工具鋼は「工具鋼」、SUPのばね鋼と焼入れ焼戻し済みの帯鋼は「ばね鋼」、S45Cなどの機械構造用炭素鋼は「S45C」のページで扱い、ここには載せません。商社・鋼材店が仕入れて売る品、切断・熱処理済みの部品は除きました。プロテリアルは、YSSみがき帯鋼と高級刃物鋼の公式ページに鋼種の名前と仕様の文字が無いため載せていません。神戸製鋼所は、熱延鋼板・冷延鋼板のカタログにSK材が見当たらないため載せていません。プルータスは国内メーカーの品を売る会社のため除きました。

炭素工具鋼を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

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