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GUIDE / BUTANEDIOL

ブタンジオールとは?1,4・1,3・1,2・2,3の違いと選び方

ブタンジオール(ブチレングリコール)の種類の違い、PBT樹脂やポリウレタンでの使い方、工業用と試薬の純度・水分・荷姿・価格の見方を、メーカー公式の資料で整理しました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

ブタンジオールは、PBT樹脂やポリウレタンの原料、溶剤や化粧品の原料に使う炭素4つのジオールです。買うときは、まず1,4体か1,3体かなどの異性体を決めます。次に工業用か試薬かを決め、純度・水分・荷姿を規格書で確かめます。

ブタンジオールとは

別名はブチレングリコール(BG)で、三菱ケミカルは1,4体を14BG、1,2体を12BGと呼びます(⁠三菱ケミカルの14BG、三菱ケミカルの12BG)。

メーカー比較で扱うのは、異性体ごとの単一物質です。PBT樹脂そのものやTHF・PTMGなどの誘導品は含めていません。

1,4・1,3・1,2・2,3の違い

  • 1,4-ブタンジオールは、両端にヒドロキシ基がある直鎖のジオールです。PBT樹脂やポリウレタンの原料に使います。
  • 1,3-ブチレングリコールは、化粧品原料やウレタン原料に使います。ダイセルは化粧品(無臭)⁠・化粧品用・工業用の3グレードを案内しています(ダイセルの1,3-BG)⁠。
  • 1,2-ブタンジオールは、インキ溶剤や可塑剤の原料に使います。三菱ケミカルは純度の違う2グレードを出しています。
  • 2,3-ブタンジオールは、和光の試薬が異性体混合物です。公式の用途説明では、脱水してブタジエンを作る使い方が中心です(和光の2,3-ブタンジオール)⁠。

PBT樹脂とポリウレタンでの使い方

  • PBT樹脂では、1,4体をジオール原料にします。電気・電子部品や自動車部品に使う樹脂ができます。
  • ポリウレタンでは、1,4体を鎖伸長剤に使います。機械強度・耐熱性・耐油性の高いウレタンエラストマーになります。
  • THFやGBLの原料にも使います。三菱ケミカルは、脱水や脱水素の反応で作ると説明しています。

工業用と試薬の選び方

  • 工業用の14BGは、純度99.5%以上、水分0.05%以下です。荷姿は石油缶18kgからISOコンテナ20tまであります。
  • 試薬は500g前後の瓶が中心です。和光の024-07325は500gで3,000円(税抜)、関東化学の04399-00は500gで3,200円(税抜)、ナカライテスクの05922-35は500Gで2,920円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。
  • 試薬を製造原料に使うときは、用途の制限をメーカーに確かめます。キシダ化学の000-10775は、購入時に製品確認書の提出が必須です(キシダ化学の1,4-ブタンジオール)⁠。

保管で気をつけること

  • 1,4体の凝固点は20.1℃で、寒い時期はワックス状の固体になります。冬の受入れと移送の方法を先に決めます。
  • 三菱ケミカルの14BGとM12BGは、消防法の危険物第4類第3石油類(水溶性)⁠で⁠す⁠。保管量はSDSと所轄の消防で確かめます。

メーカーを比べる

工業用は三菱ケミカル・BASF・ダイセル・KHネオケム、試薬は富士フイルム和光純薬・キシダ化学・関東化学・ナカライテスク・米山薬品工業を載せました。価格や荷姿はメーカー比較の表⁠で確かめられます。

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