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GUIDE / ALUMINIUM-TAPE

アルミテープとは?ダクト・保温材用の種類と厚さ・粘着力・耐熱温度の選び方

空調ダクトや設備配管の保温材目地に使うアルミテープを、箔単体・ガラスクロス補強・樹脂補強に分け、総厚・幅・長さ・粘着力・使用温度と貼り方をメーカーの公式資料で説明します。

2026年10月28日更新

この記事の答え

アルミテープは、アルミ箔を含む基材に粘着剤を付けた片面テープです。ダクトや保温材に使うなら、先に「貼る材料と用途」「補強の種類」「使用温度」を決めます。その後で厚さ・幅・長さをそろえ、粘着力の測定条件を確認します。アルミ箔だけの耐熱性から、テープ全体の耐熱温度は決められません。

アルミテープとは

業務用アルミテープの使い道は、空調ダクトの継ぎ目の密封、保温筒やグラスウールの固定、保温材目地のシールです。アルミ箔だけの基材に粘着剤を付けた品と、ガラスクロスや樹脂を組み合わせた品があります。

アルミテープの比較ページは、この施工用途が公式に記された現行の片面粘着品を載せています。家庭補修だけの品、非粘着のアルミ箔、両面テープ、電磁波シールドだけの品は分けています。同じ銀色でも、用途と構成は品番で確認します。

基材の種類と違い

  • 箔単体は、つやや剥離紙の有無も確認します。寺岡製作所のNo.835はつや消しで、ダクト・配管の継ぎ目に使います
  • ガラスクロス補強は、引張強さも比べます。ニトムズのJ3040は、粗面になじむガラスクロスアルミ箔のテープで、保温筒・グラスウールの固定とシールに使います
  • 樹脂クロス・フィルム補強は、手切れ性や曲面へのなじみを確認します。ダイヤテックスのK-10-ALはポリエチレンクロスにアルミ箔を貼り合わせ、共同技研化学のスーパーアルミテープ520は手切れ性を付けたフィルムを組み合わせています

出典:寺岡製作所 No.835、ニトムズ アルミガラスクロステープ、ダイヤテックス K-10-⁠AL、共同技研化学 アルミテープ⁠。

厚手のアルミテープは総厚で比べる

厚手という呼び方だけで発注せず、総厚を確認します。基材のアルミ箔だけの厚さとは区別します。補強層や粘着剤も含めると、同じアルミテープでも厚さが変わります。

  • 寺岡製作所のNo.835は、テープ厚さ0.08mmです
  • マクセルのNo.8060は、厚さ0.105mmです
  • ガラスクロス補強のNo.9810は、厚さ0.195mmです
  • 寺岡製作所のNo.8290は、テープ厚さ0.25mmです
  • ニトムズのJ3040は、厚み0.26mmです

薄さだけで決めず、曲面へのなじみ、引張強さ、使う温度を合わせて確認します。数値は各社の測定値・参考値であり、施工後の性能を保証する値ではありません。

出典:マクセル No.8060、No.9810、寺岡製作所 No.8290⁠、ほか上記各製品ページ。

粘着力と引張強さを分けて読む

粘着力は貼った面からはがすときの力、引張強さはテープ自体を引いたときの強さです。保温材を固定するなら、どちらの値を求めているかを先に分けます。

  • 寺岡製作所のNo.8290は、粘着力30.40N/25mm、引張強さ774.7N/25mmです
  • マクセルのNo.9810は、粘着力4.00N/10mm、引張強さ274.00N/10mmです
  • 菊水テープのNo.505⁠Kは、粘着力5.80N/10mmです。社内試験法で測った一例です

N/10mmとN/25mmをそのまま数字の大小で並べても比較にはなりません。試験幅だけでなく、貼る相手、はがす方向、測定方法をそろえます。掲載された数値が高くても、実際の保温材や汚れた面に同じ力で付くとは限りません。

出典:寺岡製作所 No.8290、マクセル No.9810、菊水テープ No.505⁠K⁠。

使用温度と耐熱温度

温度は、メーカーが書いた項目名と条件ごとに読みます。貼るときの温度と、貼った後に使う温度も区別します。

  • マクセルのNo.8060は、使用温度範囲-30〜130℃です
  • マクセルのNo.9810は、使用温度範囲-20〜130℃です
  • ダイヤテックスのK-10-ALは、使用温度0〜80℃です
  • 古藤工業のAL2は、耐熱温度100℃と記し、用途によって異なると注記しています
  • テサの50565は、最小作業温度-50℃、最大作業温度150℃、最低耐熱温度-40℃を別の項目で公表しています。これらを連続使用温度へ読み替えません

アルミ箔があっても火気に使えるとは限らない

ダイヤテックスはK-10-ALを可燃性材料とし、火気や熱源の近くでは使わないよう案内しています。銀色の表面だけで不燃・耐火性能を判断せず、テープ全体の仕様と施工条件を確かめます。

出典:古藤工業 AL2、テサ 50565⁠、ほか上記各製品ページ。

幅広のアルミテープを選ぶときの寸法・剥離紙

  • 幅広の品を探すときも、幅と長さを組み合わせて確認します。同じ型式でも組合せが複数あります。菊水テープのNo.505⁠Kは幅50mm・長さ25m、ニトムズのJ3040は幅50mm・長さ10mの寸法で比べています
  • 先に定尺へ切り分けるなら、剥離紙付きのNo.505⁠Kを使えます。貼る直前まで粘着面を保護できます
  • 作業時に剥離紙のゴミを減らすなら、セパレータのないK-10-ALがあります。手切れ性も公式に案内しています
  • 古藤工業のAL2は手で切れます。メーカーはけがを避けるため手袋などの着用も案内しています

見積もりは品番・表面のつや・厚さ・幅・長さ・巻数をそろえて取ります。ニトムズのJ3040はオープン価格です。公開された金額を確認できない品に、想定価格や安め・高めの判定は付けていません。

貼る前と貼った後の確認

マクセルの注意事項では、貼る面の汚れ・ほこり・水分・油を除き、貼った後によく圧着するよう案内しています。施工温度と貼る面の状態を確認し、実際の材料で接着を試してから使います。

屋外は耐候性も確認します。ダイヤテックスはK-10-ALについて、直射日光による劣化と屋外使用への注意を記しています。電気絶縁用途にも使えません。保温材やダクトの仕様を決める段階では、断熱材と空調ダクトの比較も確認し、テープだけで設備の性能を判断しないでください。

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