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GUIDE / KYUSOKU-REITOKO

急速冷凍庫とは?厨房・食品工場で使う急速冷凍庫(ブラストチラー・ショックフリーザー)の種類(冷風・液体凍結・連続式)と、冷却能力・電源・価格の選び方

調理品や食材を短い時間で冷やし、凍らせる業務用の急速冷凍庫の3つの種類、ブラストチラーとショックフリーザーの違い、液体凍結の特徴、トンネル式とスパイラル式の使い分け、冷却能力・電源・値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

急速冷凍庫は、調理品や食材を短い時間で冷やしたり凍らせたりする業務用の機械です。ブラストチラー・ショックフリーザー・急速凍結機とも呼びます。冷やし方で、冷風を当てるキャビネット式・冷たい液に浸ける液体凍結式・ベルトで運びながら凍らせる連続式に分かれます。選ぶときは「1回に冷やす量」「冷ますか凍らせるか」「厨房の電源」の3つを先に決めます。

急速冷凍庫とは

急速冷凍庫は、加熱した料理や生の食材を、冷たい風や液体で一気に冷やす機械です。冷蔵の温度まで冷ます使い方をブラストチラー、凍らせる使い方をショックフリーザーと呼び、厨房向けの多くは1台で両方できます。

パナソニックは、細菌が最も増える60〜10℃の温度帯をすばやく通すことが、食品を安全に冷やすために必要だとしています。フジマックは、20〜50℃をこの温度帯としています。

比較ページには、日本の会社が自社で作る急速冷凍庫を、各社の代表の型の単位で載せています。ふつうの業務用冷蔵庫・冷凍庫、研究用の超低温フリーザー、冷凍しない真空冷却機、海外ブランドの輸入品は載せていません。

3つの種類

  • キャビネット式(冷風)は、庫内でファンが冷たい風を当てて、ホテルパンの料理を冷やします。例はホシザキのHBC-6B3-2、パナソニックのFCS-BC07N1、フクシマガリレイのQXF-006SFLV3、フジマックのFRBC121EB、アビーのCT-5です
  • 液体凍結式は、-30〜-35℃のエタノールやアルコールに、袋に入れた食品を浸して凍らせます。例はホシザキのHLF-8A3、テクニカンの凍眠S-220W、タカハシガリレイのLSHOCKです
  • 連続式は、ベルトで運びながら冷風で凍らせ続けます。例は前川製作所のサーモジャックフリーザー(トンネル式)とスパイラルフリーザーです

冷却能力の見方

  • パナソニックのFCS-BC07N1は、70℃の17.5kgを90分で3℃まで冷やします
  • ホシザキのHBC-6B3-2は、1/1ホテルパン6枚で、チル18kg・フリーズ12kgです
  • フクシマガリレイのQXF-006SFLV3は、何も入れない状態で庫内を30℃から-20℃まで20分以内に下げます
  • 液体凍結のテクニカンのS-220Wは、1時間に最大16〜20kgを凍らせます(+5℃の真空パックの牛肉の場合)
  • 連続式の前川製作所は、目安処理量が300〜2,000kg/hです
  • 測り方の条件はメーカーごとに違うので、温度と量と時間をそろえて比べます

冷風と液体の使い分け

  • 冷風のキャビネット式は、ホテルパンのまま入れられるので、厨房で調理のすぐあとに使えます。パナソニックはソフト冷却をプリン・野菜・豆腐に、ハード冷却をハンバーグや肉団子に使うとしています
  • 液体凍結は、液が空気より熱をよく伝えるので速く凍ります。タカハシガリレイは、液体の凍結スピードを気体の約20倍としています。食品は袋に入れて密封してから浸けます

電源と置き場所

  • 厨房のキャビネット式は三相200Vが多く、パナソニックのFCS-BC07N1とフクシマガリレイのQXF-006SFLV3も三相200Vです
  • 単相100Vなら、ホシザキの液体急速凍結機HLF-2A(2kg/h)があります
  • 低い型なら、パナソニックのFCS-BCU06N2とホシザキのHBC-6TB3-2が高さ800mmです
  • 連続式は工場のラインに合わせて作るので、置き場と前後の工程を先に決めます。スパイラル式は、ベルトを8〜45段に重ねて床を小さくできます

値段

  • ホシザキのHBC-6B3-2は3,070,000円、HBC-6TB3-2は2,536,000円、HBC-12B3-2は4,404,000円です(標準価格・税抜)
  • パナソニックのFCS-BC07N1は2,655,000円、FCS-BCU06N2は2,161,000円です(メーカー希望小売価格・税抜)
  • ホシザキの液体急速凍結機はオープン価格で、ほかの会社は公式に値段を出していません
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