口コミを書く 製品を比べる種類から探す・⁠⁠⁠⁠⁠⁠無料
GUIDE / PLOTTER

プロッタとは?図面・大判出力の種類と、用紙幅・解像度・印刷速度・価格の選び方

設計図・CAD図面・地図・ポスター・看板を出す業務用プロッタについて、水性インクジェット・溶剤インクジェット・LED静電転写の違い、A1・A0の用紙幅、速度の読み方、価格と設置条件をメーカー公式資料でまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

プロッタは、設計図や地図、ポスターなどを大きな用紙やシートに出力する装置です。図面や室内ポスターを出すなら水性インクジェット、看板や車両ラッピングなら溶剤インクジェット、図面を大量に出すならLED静電転写の機種を比べます。先に「出す物」「最大用紙幅」「連続して出す量」を決め、紙やインク、本体以外の費用まで確認します。

プロッタとは

設計・建設・製造の現場で、CAD図面や地図を大きな用紙へ出力する装置です。大判プリンターとも呼ばれ、ポスターや看板用のシートを印刷する機種もあります。この比較では、インクを吹き付ける機種に加え、同じ図面用途のLED静電転写機も扱います。

プロッタの比較ページでは、国内で自社または自社グループの製品を案内するメーカーの型番を並べています。家庭用だけのプリンター、中古、販売終了品、消耗品単体は含めていません。ペン専用機は、国内現行品の公式仕様を確かめられず載せていません。

カッティングプロッタとの違い

紙やシートへ印刷する装置と、刃で輪郭を切る装置は分けて選びます。ミマキのJV200はプリント専用、CJV200はプリント&カットのシリーズです。この比較にはJV200-160を載せ、カット機能のある複合機は含めていません。

印刷後のロール紙を切り離すカッターは、文字や図形の輪郭を切る機能とは別です。切り文字やシート加工の装置はカッティングマシンの比較⁠で扱います。比較ページへの入口は、プロッタの関連比較にもあります。

出力方式は3つ

  • 水性インクジェットは、図面やポスターを印刷する方式です。キヤノンのTMシリーズ、エプソンのSC-T3150、日本HPのHP DesignJet T850などを比べます。リコーのRICOH IM CW2200は、GELJETビスカスインクで出力する広幅複合機です
  • 溶剤インクジェットは、看板やバナーなどの大判シートへ印刷する方式です。武藤工業のXpertJet 1641SR Pro、ミマキのJV200-160、ローランド ディー.ジー.のTrueVis XP-640を載せています
  • LED静電転写は、ドライトナーを転写して定着させる方式です。桂川電機のKIP 970CはCAD線画・GISマップなどに使い、図面の大量出力を扱います。写真や高印字率のグラフィックについては、公式カタログの購入前の注意を確認します

A1・A0と最大用紙幅

機械に入る用紙の幅と、余白を引いた印刷幅を分けて見ます。

  • キヤノンのTM-240とエプソンのSC-T3150は、最大用紙幅610mmです。A1の図面出力を比べるときに確認する機種です
  • キヤノンのTM-340は最大917mm幅、HP DesignJet T850は最大914mm幅で、A0の図面を出せます
  • 武藤工業のXpertJet 1641SR Proは、用紙幅1,625mmに対して最大印字幅1,615mmです
  • ミマキのJV200-160は、用紙幅1,620mmに対して最大作図幅1,610mmです
  • HP DesignJet T850のロール紙は、左右に各5mmの余白があります。キヤノンのTMシリーズはフチなし印刷の設定と対応する用紙幅を別に確認します

解像度と速度の読み方

解像度は印刷の細かさを示す仕様です。図面では、細い線・小さい文字・寸法が実際の用紙にどう出るかを、使っているデータで確認します。

  • キヤノンのTM-240とTM-340は、最高2,400×1,200dpiです
  • リコーのRICOH IM CW2200は、プリントで最大1,200×1,200dpiです。コピーの解像度とは別に確認します
  • 桂川電機のKIP 970Cは、600×1,800dpi相当です。「相当」を外して他方式と同一の数値として扱わないでください

速度は用紙サイズ・紙種・画質モード・カラー条件で変わります。枚数の速度と面積の速度を、そのまま順位にしないでください。

  • HP DesignJet T850のA1線画は、普通紙・高速エコノで約25秒です
  • エプソンのSC-T3150でA1のCADを出す速度は、普通紙・600×600dpi・速い・双方向印刷オンで約34秒です
  • リコーのRICOH IM CW2200では、A1横の連続プリントがモノクロ3.8枚/min・フルカラー2.1枚/minです。普通紙で2枚目以降の値です
  • 桂川電機のKIP 970Cは、カラーA1毎分15枚・A0毎分8枚です。メーカーは、印字内容や品質モードに依存しない速度として案内しています
  • ミマキのJV200シリーズは実用プリント17.0m²/h、武藤工業のXpertJet 1641SR ProはカタログのHigh speedで15.5m²/hです。用紙やモードがそろった比較ではありません

価格と本体以外の費用

以下は2026-10-28に国内公式資料で確認した税別本体価格です。用途や付属品の範囲が違うため、同じ作業をさせたときの費用とは分けて見ます。

  • キヤノンのTM-240は196,800円、TM-340は328,000円です。TM-240専用スタンドのSD-24は別売りで46,200円です
  • HP DesignJet T850のプリンター単体は369,000円です。スキャナー付きのMFPとは別機種です
  • ミマキのJV200-160は1,751,000円、武藤工業のXpertJet 1641SR Proは1,801,000円です
  • ローランド ディー.ジー.のTrueVis XP-640は2,300,000円です。製品本体・製品保証・専用ソフトウェアを含み、年間保守契約・インク・運送・導入設置は別料金です
  • リコーのRICOH IM CW2200は2,190,000円、桂川電機のKIP 970Cは7,474,000円です。オプションも含めた構成で見積もります
  • エプソンのSC-T3150はオープンプライスです。メーカーの固定の本体価格として比較表には載せていません

導入前にそろえる条件

  • 図面だけか、ポスター・看板も出すかを決めます。紙やシートとインクの組み合わせを、実際の出力物で確認します
  • 小さい用紙も出すなら給紙方法を確認します。SC-T3150はA4・A3普通紙の自動給紙、HP DesignJet T850はマルチシートトレイを備えます
  • 紙図面を取り込むなら、コピー・スキャン機能を選びます。RICOH IM CW2200は広幅複合機です。プリンター単体に同じ機能があるとは限りません
  • 本体寸法に加え、用紙の交換、排紙、点検で使う空間を確保します。スタンド・巻取り装置・スタッカーの有無も確認します
  • 電源を機種ごとに確認します。KIP 970CはAC200V・16Aの2口で、独立したAC200V-20Aブレーカーを持つ単相3線式コンセントを2つ用意します

仕様と価格の出典は、比較ページの出典⁠にまとめています。解像度・速度・価格だけで決めず、使うデータ、用紙、必要な機能をメーカーへ伝えて出力と見積もりを確認してください。

比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉