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炉の内張り・治具・るつぼ・黒鉛の型を高温の酸化や溶けた金属から守るセラミックコーティング剤を選ぶ、設備保全・生産技術・購買の担当の方へ

セラミックコーティング剤のメーカー6社比較【2026年】

セラミックコーティング剤は、セラミックの粉を含む液で、
高温の部材や炉の表面に膜をつくる材料です。

ABOUT

セラミックコーティング剤とは

比較表を見る ↓

セラミックコーティング剤とは、セラミックの粉と無機のバインダーを水などに混ぜた液で、
塗って乾かす・焼くと、高温に耐えるセラミックの膜になります。
耐熱セラミックコーティング剤とも呼びます。
部材を守る型、炉の断熱材の表面を固める型、熱の放射を上げる型があります。

製品の特長

  • 主成分で耐熱温度が変わる(シリカ・アルミナ・ジルコニア・酸化クロムなど)
  • 塗り方を選べる(はけ・スプレー・ロール・ディップ・吹付けガン)
  • 塗る素材ごとに品番が分かれる(金属用・黒鉛用・ファイバー用)

使うメリット

  • 酸化を防げる(黒鉛の型・るつぼ・治具)
  • 溶けた金属が付きにくい(ゼットコートは溶融金属と濡れない)
  • 炉の燃料を減らせる(熱放射用は内壁の放射率を上げる)

選ぶときに注意すること

  1. 素材の膨張係数に合う品番を選ぶ。合わないと割れてはがれる
  2. 皮膜は溶射ほど摩耗に強くない。こすれる所は別の手を考える
  3. 酸性の品は鉄に塗ると錆が出る
  4. 熱放射用は、ワークが炉壁に触れる炉には使えない品がある
  5. 吹付け用は沈みやすい。使う前と作業の合間によくかき混ぜる

※仕様と価格は各メーカーの公式の製品ページによる(価格はオーデックのお試し容量の税込価格)。数値は代表値で、規格値ではないものがある。

LIST

セラミックコーティング剤の比較表

セラミックコーティング剤9製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

部材の保護用(金属・黒鉛・セラミック)

2製品
株式会社オーデック耐熱コーティング剤 セラコート 31鉄鋼・ステンレス部品の耐熱保護と付着防止口コミを書く4,070円税込・お試し100ml

膨張係数がステンレスにほぼ等しく、鉄鋼やステンレスの部品に塗っても皮膜が割れにくいコーティング剤です。1200℃まで続けて使え、断続なら1300℃まで耐えます。お試しの100mlが4,070円(税込)で、本番の前に試し塗りできます。

種類
部材の保護用(金属・黒鉛・セラミック)
主成分
アルミナ、シリカなどのセラミック混合体
耐熱温度
1200℃(継続)、1300℃(断続)
塗る相手
鉄鋼、ステンレス
容量・荷姿
500ml、1L、1ガロン
特長
密着が強く、たわみにある程度耐える
記載なし
塗り方・塗る量・乾燥・硬化
公式ページへ詳細・仕様
株式会社オーデック耐熱コーティング剤 ゼットコート黒鉛型・るつぼの酸化防止と付着防止口コミを書く3,685円税込・お試し100ml

ジルコニアの皮膜で、セラミックや黒鉛の表面を固め、酸化と溶融金属の付着を防ぎます。続けて1400℃、断続なら1500℃まで使えます。金属に塗るより、黒鉛の型やセラミックの治具に向く品です。

種類
部材の保護用(金属・黒鉛・セラミック)
主成分
ジルコニア
耐熱温度
1400℃(継続)、1500℃(断続)
塗る相手
セラミック、黒鉛
特長
溶融金属と濡れない、耐摩耗性と耐薬品性
記載なし
塗り方・塗る量・乾燥・硬化・容量・荷姿
公式ページへ詳細・仕様

炉の断熱材の表面用

5製品
イソライト工業株式会社表面コーティング材 ネオコート-⁠S炉壁の断熱ウールの表面を固める口コミを書く要見積

高温断熱ウールのブロックやフェルトの表面に吹き付け、断熱性を落とさずに加熱時の縮みを抑えるコーティング材です。最高使用温度は1450℃で、厚み1〜2mmに3〜4kg/m²を使います。乾いた粉に水を混ぜて吹き付けるので、20kgの袋で届きます。

種類
炉の断熱材の表面用
主成分
アルミナ79%、シリカ20%
耐熱温度
1450℃
塗る相手
高温断熱ウールのブロック・フェルトの表面
塗り方
吹付け、コテ塗り
塗る量
3〜4kg/m²(厚み1〜2mm)
容量・荷姿
20kg(ペーパーバッグ)
特長
耐スケール性、耐摩耗性、耐風速性を上げる
記載なし
乾燥・硬化
公式ページへ詳細・仕様
新日本サーマルセラミックス株式会社表面硬化材 サーモプレグH-M炉の繊維ライニングに強い膜をつくる口コミを書く要見積

無機ファイバーの表面に強い膜をつくるアルミナ質の表面硬化材です。分類温度は1400℃で、スケールと熱ガスの入り込みを抑えます。液状で吹き付けたいときは、同じシリーズのサーモプレグRを使います。

種類
炉の断熱材の表面用
主成分
アルミナ質骨材
耐熱温度
分類温度1400℃
塗る相手
無機ファイバーの表面
特長
耐スケール性、熱ガスの侵入を抑える
記載なし
塗り方・塗る量・乾燥・硬化・容量・荷姿
公式ページへ詳細・仕様
新日本サーマルセラミックス株式会社表面硬化材 サーモプレグR繊維ライニングに液を吹き付けて固める口コミを書く要見積

コロイド粒子を含む液を吹き付けて、無機ファイバーの表面を固める表面硬化材です。分類温度は1200℃で、表面の強さと風速への強さを上げます。もっと高い温度の炉では、同じシリーズのサーモプレグH-Mを使います。

種類
炉の断熱材の表面用
主成分
コロイド粒子を含む液状
耐熱温度
分類温度1200℃
塗る相手
無機ファイバーの表面
塗り方
吹付け
特長
表面強度と耐風速性を上げる
記載なし
塗る量・乾燥・硬化・容量・荷姿
公式ページへ詳細・仕様
ニチアス株式会社表面コーティング材 スプレーコート繊維の断熱ライニングの表面保護口コミを書く要見積

ニチアスの繊維の断熱材ファインフレックスBIOの表面に1〜2mm吹き付け、風速・スケール・ダスト・アルカリに強くするジルコニア系のコーティング材です。最高耐熱温度は1500℃です。下地がアルミナファイバーなら、同じニチアスのスプレーコートFAを使います。

種類
炉の断熱材の表面用
主成分
ジルコニア50%、シリカ30%、SiC4%
耐熱温度
1500℃
塗る相手
ファインフレックスBIOの表面
塗り方
吹付け
塗る量
3〜5kg/m²(厚さ1〜2mm)
容量・荷姿
5kg、20kg
特長
耐風速、耐スケール、耐ダスト、耐アルカリ性能が上がる
記載なし
乾燥・硬化
公式ページへ詳細・仕様
ニチアス株式会社表面コーティング材 スプレーコートFAアルミナファイバーの内張りの表面保護口コミを書く要見積

アルミナファイバーの表面に吹き付けるアルミナ94%のコーティング材です。最高耐熱温度は1500℃で、厚さ1〜2mmに4〜5kg/m²を使います。同じニチアスのスプレーコートとは、下地の繊維の種類で使い分けます。

種類
炉の断熱材の表面用
主成分
アルミナ94%、シリカ6%
耐熱温度
1500℃
塗る相手
アルミナファイバーの表面
塗り方
吹付け
塗る量
4〜5kg/m²(厚さ1〜2mm)
容量・荷姿
20kg
特長
耐風速、耐スケール、耐ダスト、耐アルカリ性能が上がる
記載なし
乾燥・硬化
公式ページへ詳細・仕様

熱放射用(高放射率)

2製品
日研株式会社熱放射コーティング剤 CRC-1500ヒーター・炉の部品を黒い高放射の膜に口コミを書く要見積

全赤外線領域で放射率の高い黒色の膜をつくる塗料で、金属にも耐火物にも塗れます。250℃で20分焼けば硬化し、1200℃で120時間保っても異常は出ていません。スプレー、ロール、ディップのどれでも塗れます。

種類
熱放射用(高放射率)
主成分
SiZrO4、Mn2O3、Fe2O3
耐熱温度
1500℃
塗る相手
金属、耐火物
塗り方
スプレー、ロール、ディップ
塗る量
60〜120g/m²
乾燥・硬化
250℃で20分の加熱硬化
特長
1200℃120時間保持で異常なし
記載なし
容量・荷姿
公式ページへ詳細・仕様
株式会社日本熱放射材研究所熱放射コーティング材 HRC工業窯炉の内壁の放射率を上げる口コミを書く要見積

工業窯炉の内壁に塗って側壁と天井の放射率を上げ、燃料を減らすためのコーティング材です。輻射率は0.90以上で、最高使用温度は1,650℃です。被加熱物が炉壁に触れる炉には使えません。

種類
熱放射用(高放射率)
主成分
酸化クロム
耐熱温度
最高使用温度1,650℃
塗る相手
工業窯炉の内壁(耐火れんが、キャスタブル、セラミックファイバー)
塗り方
吹付け(リシンガン、スタッコガン)
塗る量
20kgで12〜15m²(膜厚約1mm)
乾燥・硬化
140〜160℃で3〜4時間の加熱乾燥
容量・荷姿
20kg(ペール缶)
特長
輻射率0.90以上
公式ページへ詳細・仕様

部材の保護用(金属・黒鉛・セラミック)2製品

株式会社オーデック

耐熱コーティング剤 セラコート 31

鉄鋼・ステンレス部品の耐熱保護と付着防止

膨張係数がステンレスにほぼ等しく、鉄鋼やステンレスの部品に塗っても皮膜が割れにくいコーティング剤です。1200℃まで続けて使え、断続なら1300℃まで耐えます。お試しの100mlが4,070円(税込)で、本番の前に試し塗りできます。

コスト4,070円税込・お試し100ml

種類
部材の保護用(金属・黒鉛・セラミック)
主成分
アルミナ、シリカなどのセラミック混合体
耐熱温度
1200℃(継続)、1300℃(断続)
塗る相手
鉄鋼、ステンレス
容量・荷姿
500ml、1L、1ガロン
特長
密着が強く、たわみにある程度耐える
記載なし
塗り方・塗る量・乾燥・硬化
公式ページへ
株式会社オーデック

耐熱コーティング剤 ゼットコート

黒鉛型・るつぼの酸化防止と付着防止

ジルコニアの皮膜で、セラミックや黒鉛の表面を固め、酸化と溶融金属の付着を防ぎます。続けて1400℃、断続なら1500℃まで使えます。金属に塗るより、黒鉛の型やセラミックの治具に向く品です。

コスト3,685円税込・お試し100ml

種類
部材の保護用(金属・黒鉛・セラミック)
主成分
ジルコニア
耐熱温度
1400℃(継続)、1500℃(断続)
塗る相手
セラミック、黒鉛
特長
溶融金属と濡れない、耐摩耗性と耐薬品性
記載なし
塗り方・塗る量・乾燥・硬化・容量・荷姿
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炉の断熱材の表面用5製品

イソライト工業株式会社

表面コーティング材 ネオコート-⁠S

炉壁の断熱ウールの表面を固める

高温断熱ウールのブロックやフェルトの表面に吹き付け、断熱性を落とさずに加熱時の縮みを抑えるコーティング材です。最高使用温度は1450℃で、厚み1〜2mmに3〜4kg/m²を使います。乾いた粉に水を混ぜて吹き付けるので、20kgの袋で届きます。

コスト要見積

種類
炉の断熱材の表面用
主成分
アルミナ79%、シリカ20%
耐熱温度
1450℃
塗る相手
高温断熱ウールのブロック・フェルトの表面
塗り方
吹付け、コテ塗り
塗る量
3〜4kg/m²(厚み1〜2mm)
容量・荷姿
20kg(ペーパーバッグ)
特長
耐スケール性、耐摩耗性、耐風速性を上げる
記載なし
乾燥・硬化
公式ページへ
新日本サーマルセラミックス株式会社

表面硬化材 サーモプレグH-M

炉の繊維ライニングに強い膜をつくる

無機ファイバーの表面に強い膜をつくるアルミナ質の表面硬化材です。分類温度は1400℃で、スケールと熱ガスの入り込みを抑えます。液状で吹き付けたいときは、同じシリーズのサーモプレグRを使います。

コスト要見積

種類
炉の断熱材の表面用
主成分
アルミナ質骨材
耐熱温度
分類温度1400℃
塗る相手
無機ファイバーの表面
特長
耐スケール性、熱ガスの侵入を抑える
記載なし
塗り方・塗る量・乾燥・硬化・容量・荷姿
公式ページへ
新日本サーマルセラミックス株式会社

表面硬化材 サーモプレグR

繊維ライニングに液を吹き付けて固める

コロイド粒子を含む液を吹き付けて、無機ファイバーの表面を固める表面硬化材です。分類温度は1200℃で、表面の強さと風速への強さを上げます。もっと高い温度の炉では、同じシリーズのサーモプレグH-Mを使います。

コスト要見積

種類
炉の断熱材の表面用
主成分
コロイド粒子を含む液状
耐熱温度
分類温度1200℃
塗る相手
無機ファイバーの表面
塗り方
吹付け
特長
表面強度と耐風速性を上げる
記載なし
塗る量・乾燥・硬化・容量・荷姿
公式ページへ
ニチアス株式会社

表面コーティング材 スプレーコート

繊維の断熱ライニングの表面保護

ニチアスの繊維の断熱材ファインフレックスBIOの表面に1〜2mm吹き付け、風速・スケール・ダスト・アルカリに強くするジルコニア系のコーティング材です。最高耐熱温度は1500℃です。下地がアルミナファイバーなら、同じニチアスのスプレーコートFAを使います。

コスト要見積

種類
炉の断熱材の表面用
主成分
ジルコニア50%、シリカ30%、SiC4%
耐熱温度
1500℃
塗る相手
ファインフレックスBIOの表面
塗り方
吹付け
塗る量
3〜5kg/m²(厚さ1〜2mm)
容量・荷姿
5kg、20kg
特長
耐風速、耐スケール、耐ダスト、耐アルカリ性能が上がる
記載なし
乾燥・硬化
公式ページへ
ニチアス株式会社

表面コーティング材 スプレーコートFA

アルミナファイバーの内張りの表面保護

アルミナファイバーの表面に吹き付けるアルミナ94%のコーティング材です。最高耐熱温度は1500℃で、厚さ1〜2mmに4〜5kg/m²を使います。同じニチアスのスプレーコートとは、下地の繊維の種類で使い分けます。

コスト要見積

種類
炉の断熱材の表面用
主成分
アルミナ94%、シリカ6%
耐熱温度
1500℃
塗る相手
アルミナファイバーの表面
塗り方
吹付け
塗る量
4〜5kg/m²(厚さ1〜2mm)
容量・荷姿
20kg
特長
耐風速、耐スケール、耐ダスト、耐アルカリ性能が上がる
記載なし
乾燥・硬化
公式ページへ

熱放射用(高放射率)2製品

日研株式会社

熱放射コーティング剤 CRC-1500

ヒーター・炉の部品を黒い高放射の膜に

全赤外線領域で放射率の高い黒色の膜をつくる塗料で、金属にも耐火物にも塗れます。250℃で20分焼けば硬化し、1200℃で120時間保っても異常は出ていません。スプレー、ロール、ディップのどれでも塗れます。

コスト要見積

種類
熱放射用(高放射率)
主成分
SiZrO4、Mn2O3、Fe2O3
耐熱温度
1500℃
塗る相手
金属、耐火物
塗り方
スプレー、ロール、ディップ
塗る量
60〜120g/m²
乾燥・硬化
250℃で20分の加熱硬化
特長
1200℃120時間保持で異常なし
記載なし
容量・荷姿
公式ページへ
株式会社日本熱放射材研究所

熱放射コーティング材 HRC

工業窯炉の内壁の放射率を上げる

工業窯炉の内壁に塗って側壁と天井の放射率を上げ、燃料を減らすためのコーティング材です。輻射率は0.90以上で、最高使用温度は1,650℃です。被加熱物が炉壁に触れる炉には使えません。

コスト要見積

種類
熱放射用(高放射率)
主成分
酸化クロム
耐熱温度
最高使用温度1,650℃
塗る相手
工業窯炉の内壁(耐火れんが、キャスタブル、セラミックファイバー)
塗り方
吹付け(リシンガン、スタッコガン)
塗る量
20kgで12〜15m²(膜厚約1mm)
乾燥・硬化
140〜160℃で3〜4時間の加熱乾燥
容量・荷姿
20kg(ペール缶)
特長
輻射率0.90以上
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Q&A

セラミックコーティング剤選びで、よくある疑問

購買担当の疑問セラミックコーティング剤の価格は、いくら?

値段を公式に出しているのはオーデックだけで、お試しの100mlがセラコート 31は4,070円、ゼットコートは3,685円(どれも税込)⁠で⁠す⁠。ほかの会社は見積りで、イソライトのネオコートとニチアスのスプレーコートは20kg単位で届きます。

設備担当の疑問セラミックコーティング剤の種類と違いは?

塗る相手と目的で3つに分かれます。治具・るつぼ・黒鉛の型を守る型、炉の断熱材の表面を固める型、炉の内壁の放射率を上げる型です。主成分と耐熱温度は品番ごとに違います。

設備担当の疑問耐熱温度は何℃⁠⁠⁠まで?

表の製品では、ニチアスのスプレーコートが1500℃、イソライトのネオコート-Sが1450℃、オーデックのゼットコートは続けて1400℃・断続で1500℃です。日本熱放射材研究所のHRCは最高使用温度が1,650℃です。

工場長の疑問黒鉛のるつぼや型の酸化防止に使える?

使えます。オーデックのゼットコートはジルコニアの膜で、セラミックや黒鉛の表面を固めて酸化を防ぎます。同じオーデックのグラフィガードは炭化珪素が主成分で、黒鉛の型やるつぼの酸化と摩耗を防ぐ品です。

設備担当の疑問溶けた金属が付かないようにできる?

できます。オーデックのゼットコートの膜は溶融金属と濡れません。オーデックは、セラミックの膜が金属・カーボン・セラミックの表面を熱酸化や溶融金属から守ると案内しています。

施設管理の疑問炉のセラミックファイバーの表面には何を塗る?

断熱材の表面用を吹き付けます。イソライトのネオコート-S、ニチアスのスプレーコート、新日本サーマルセラミックスのサーモプレグH-Mなどです。厚み1〜2mmで、ネオコート-Sは3〜4kg/m²、スプレーコートは3〜5kg/m²を使います。

経営者の疑問熱放射コーティングで燃料は減る?

日本熱放射材研究所は、HRCを工業窯炉の内壁に塗ると側壁と天井の放射率が上がり、ワークが受ける温度が上がる分だけ燃料を減らせると案内しています。HRCの輻射率は0.90以上です。被加熱物が炉壁に触れる炉には使えません。

設備担当の疑問塗り方と乾かし方は?

品番で違います。日研のCRC-1500はスプレー・ロール・ディップで塗り、250℃で20分焼いて固めます。日本熱放射材研究所のHRCはリシンガンかスタッコガンで吹き付け、自然乾燥のあと140〜160℃で3〜4時間加熱して乾かします。

工場長の疑問鉄やステンレスに塗るなら?

素材の膨張係数に合う品番を選びます。オーデックのセラコート 31は膨張係数がステンレスにほぼ等しく、鉄鋼とステンレスの耐熱保護と付着防止に使えます。同じシリーズでも酸性の品は、鉄に塗ると錆が出ます。

設備担当の疑問溶射とどう違う?

オーデックは、コーティング剤の皮膜は溶射のような摩耗に強い皮膜とは違うと書いています。塗って乾かすだけで膜ができる代わりに、こすれる所には向きません。

総務の疑問保管と使える期間は?

ニチアスのスプレーコートは、開けずに4℃以上の屋内の冷暗所にしまって6か月もちます。日本熱放射材研究所のHRCは沈みやすく、作業の間が10分を超えるときはそのたびにかき混ぜます。

TYPES

セラミックコーティング剤の種類の違い

部材の保護用(金属・黒鉛・セラミック)

治具・るつぼ・黒鉛の型・金属の部品に塗って、高温の酸化と溶けた金属の付着を防ぐ型です。素材の膨張係数に合わせて品番を選びます。皮膜は溶射ほど摩耗に強くありません。

向いている使い方

  • 黒鉛の型やるつぼの酸化を防ぐ
  • 治具に溶けた金属が付かないようにする
  • ステンレスの部品の耐熱保護

根拠:形成されたセラミック皮膜が、金属、カーボン、セラミック表面を熱酸化や溶融金属等から保護します。(出典1)

この種類の2製品を表で見る

炉の断熱材の表面用

炉の内張りの断熱ウールやファイバーの表面に吹き付けて固める型です。風・スケール・燃焼ガスに強くなり、断熱材が長くもちます。下地の繊維の種類に合わせて品番を選びます。

向いている使い方

  • ファイバーの内張りの表面を固める
  • 炉内の風で断熱材がやせるのを防ぐ
  • スケールや燃焼ガスから断熱材を守る

根拠:スプレーコート(表面コーティング材)は、各種ライニングの表面コーティング材として開発されたもので(出典9)

この種類の5製品を表で見る

熱放射用(高放射率)

炉の内壁や加熱する部品に塗って、熱を放つ力(放射率)を上げる型です。炉ではワークに届く熱が増え、燃料を減らせます。黒い膜になるものが多いです。

向いている使い方

  • 工業炉の燃料を減らしたい
  • 昇温の時間を縮めたい
  • ヒーターの放熱板の放射を上げる

根拠:HRCを工業窯炉の内壁面に塗布することにより、側壁・天井の放射率が増大されます。(出典7)

この種類の2製品を表で見る
MAKERS

セラミックコーティング剤の主なメーカー6社

イソライト工業株式会社

高温断熱ウールのブロックやフェルトの表面に吹き付け、断熱性を落とさずに加熱時の縮みを抑えるコーティング材です。

大阪府

株式会社オーデック

膨張係数がステンレスにほぼ等しく、鉄鋼やステンレスの部品に塗っても皮膜が割れにくいコーティング剤です。

東京都

新日本サーマルセラミックス株式会社

無機ファイバーの表面に強い膜をつくるアルミナ質の表面硬化材です。

大阪府

ニチアス株式会社

ニチアスの繊維の断熱材ファインフレックスBIOの表面に1〜2mm吹き付け、風速・スケール・ダスト・アルカリに強くするジルコニア系のコーティング材です。

東京都

日研株式会社

全赤外線領域で放射率の高い黒色の膜をつくる塗料で、金属にも耐火物にも塗れます。

神奈川県

株式会社日本熱放射材研究所

工業窯炉の内壁に塗って側壁と天井の放射率を上げ、燃料を減らすためのコーティング材です。

神奈川県

出典
  1. オーデック 耐熱コーティング剤
  2. オーデック 会社のあゆみ
  3. 日研 CRC-1500
  4. 日研 会社概要
  5. 日本熱放射材研究所 製品概要
  6. 日本熱放射材研究所 製品の特徴
  7. 日本熱放射材研究所 会社概要
  8. イソライト工業 表面コーティング材 ネオコート
  9. ニチアス 接着剤/スプレーコート
  10. 新日本サーマルセラミックス 接着材・表面硬化材
掲載基準

工場の炉・治具・るつぼ・黒鉛の型・炉の断熱ライニングに塗って、高温の酸化や溶けた金属の付着、断熱材の傷みを防ぐ工業用のセラミックコーティング剤と、炉の内壁の放射率を上げる熱放射コーティング材で、日本の会社が自社で作り、公式サイトで今案内していて、主成分と耐熱温度を公式資料で確かめられた品番を1社1〜2製品載せています。車や建物に塗るガラスコーティング剤は「ガラスコーティング剤」、設備や配管に塗る耐熱塗料は「耐熱塗料」、金型の離型剤と窒化ほう素の離型スプレーは「離型剤」のページで扱い、ここには載せていません。溶射など加工を請け負うだけの会社、海外ブランドの輸入品(オーデックのグラフィコート 623のようにパイント・クオート入りの品)は除きました。オキツモのチラノコートは「耐熱塗料」に載せているので重ねていません。

セラミックコーティング剤を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

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