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GUIDE / VACUUM-DEFOAMER

真空脱泡機とは?接着剤・樹脂・ペーストの泡を抜く真空撹拌脱泡装置の種類(自転公転式・容器回転式・連続薄膜式)と、処理量・真空・電源の選び方

接着剤・シーラント・樹脂・ペーストの気泡を、混ぜながら真空で抜く真空脱泡機(真空撹拌脱泡装置・真空ミキサー)の3つの方式、処理量と容器、到達真空度、電源、手入れを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

真空脱泡機は、材料を混ぜながら真空にして、中の泡を抜く装置です。真空撹拌脱泡装置・真空ミキサーとも呼びます。混ぜ方で、容器を自転と公転で回す自転公転式・容器を回して固定した羽根で混ぜる容器回転式・材料を流しながら薄い膜にする連続薄膜式に分かれます。選ぶときは「1回に何gか何kgか」「容器のまま回すか」「電源は100Vか200Vか」の3つを先に決めます。

真空脱泡機とは

真空脱泡機は、接着剤・シーラント・樹脂・ペースト・インキを混ぜながら中を減圧して、細かい泡まで抜く装置です。研究開発の少量の試作から、工場の量産まで使います。泡が残ると、封止材や光学材料の不良、シリンジの空打ちにつながります。

比較ページには、日本の会社が自社で作る真空脱泡機を、各社の代表の型で並べています。

3つの方式

  • 自転公転式(真空)は、容器を自転させながら公転させ、羽根を使わずに混ぜます。例はシンキーのARV-310Pや、写真化学のSK-350TV、三星工業のHR003-02VRSminiです
  • 容器回転式は、容器を回し、固定した羽根で混ぜながら真空で泡を抜きます。例は日本ソセー工業のZEROMAZEとZEROMAZE-20です
  • 連続薄膜式は、材料を流しながら薄い膜にして真空で泡を抜きます。例はアシザワ・ファインテックのバブル・バスターBB400です

処理量と容器

  • 研究用のARV-310Pは、容器と材料を合わせて310gまでです
  • SK-350TVは350g×2カップ、SK-1100TVIIIは1kg×2カップです
  • 生産用のARV-3000TWINは5kg×2カップ、HR100-04VRSは10Lの容器を4つ並べ、1回に7kg×4を回せます
  • ZEROMAZE-20は、20Lのペール缶をそのまま載せて回します
  • BB400は連続式で、粘度によって2,000kg/hまで流せます
  • 処理量は容器・材料込みの重さで決まる機種が多いので、材料だけの量と取り違えないようにします

真空の強さ

  • 三星工業のHR003-02VRSminiとHR100-04VRSの到達真空度は、材料なしで100Paです
  • シンキーのARV-310PとARV-3000TWINは、真空を0.1kPa単位で決められます
  • 溶剤の入った材料は、真空を強くしすぎると溶剤が飛びます。真空の強さを材料に合わせます

電源と置き場所

  • ARV-310Pは単相AC100V、ZEROMAZEは100V・10Aで動きます
  • SK-350TVは単相AC200〜240V、ARV-3000TWINは3相AC200Vです
  • 真空ポンプを別に置く機種が多いので、ポンプの置き場所も見込みます

手入れと値段

  • 主な手入れは真空ポンプのオイル交換です。ZEROMAZE-20は真空ポンプを外に置くので、交換がしやすくなります
  • 三星工業のハイ・ローターは歯車や減速機を使わず、駆動リング交換・オイル交換・グリスアップを自分で行います
  • 値段を公式に出しているメーカーはありません。デモ機の試験で自分の材料の泡の抜け方を見てから、見積もりをとります
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