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GUIDE / ULTRASONIC-HOMOGENIZER

超音波ホモジナイザーとは?研究室・生産ラインで使う超音波ホモジナイザー(超音波分散機)の種類(ハンディ・スタンド・連続式)と、出力・処理量・価格の選び方

液に入れたチップを超音波で震わせ、試料を分散・乳化・破砕する超音波ホモジナイザーの3つの種類、チップと処理量の関係、50Wを超える機種の許可、音と温度の対策、価格を、主なメーカーの公式資料で説明します。

2026年11月4日更新

この記事の答え

超音波ホモジナイザーは、液に入れたチップを超音波で震わせ、試料を分散・乳化・破砕する装置です。超音波分散機・超音波破砕機とも呼びます。手で持つハンディ型、スタンドに付けるスタンド型、液を流す連続・生産型の3つがあります。選ぶときは「処理する量」「出力と許可」「連続で回すか」の3つを先に決めます。

超音波ホモジナイザーとは

超音波ホモジナイザーは、振動子の先のチップを試料の液に入れ、1秒間に約2万回震わせる装置です。液の中で泡ができてはじけ、その力で粒子をほぐし、油と水を混ぜ、細胞を壊します。研究室での大腸菌の破砕やDNAの断片化から、セラミックス・顔料・カーボンの分散、生産ラインでの連続処理まで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドで売る超音波ホモジナイザーを、各社の代表の型式の単位で載せています。海外ブランドの輸入販売元が売る製品、槽の底から当てる超音波洗浄機は載せていません。

3つの種類

  • ハンディ型は、50W前後の小さな振動子を手で持って使います。例は三井電気精機の UX-050、タイテックの VP-050N、エスエムテーの UH-50 ⁠⁠です
  • スタンド型は、振動子をスタンドか消音箱に付け、ビーカーで処理します。例はタイテックの VP-300N、日本精機製作所の US-300E、日本アレックスの ALEX-600AT、エスエムテーの UH-600S ⁠⁠です
  • 連続・生産型は、チップの下に液を流すホルダーを付けて処理します。例は三井電気精機の UX-600 と、日本精機製作所の内圧防爆形 PSF-600 ⁠⁠です

チップと処理量

  • 処理する量は、チップの太さで決まります
  • 三井電気精機の UX-050 は、直径3mmのチップで0.25〜25mlです
  • タイテックの VP-300N は、直径12mmのホーンで10〜250ml、直径20mmのホーンで25〜500mlです
  • 三井電気精機の UX-600 は、直径36mmのチップで200〜1,000mlです
  • チップは使うと減ります。交換用を用意しておきます

出力と許可

  • 総務省は、10kHz以上の高周波電流を使い50Wを超える出力の設備は、原則として許可を受けるとしています
  • タイテックの VP-300N は、出力300Wで型式認定を取っていて、使う側の申請はいりません
  • 日本精機製作所の US-150E・300E・600E も型式認定機種です
  • 買う前に、型式認定機種かどうかをメーカーに確かめます

音と温度の対策

  • 処理中は大きな音が出ます。三井電気精機は、UX-300で約80db、UX-600で約90dbとしています
  • 机で使うなら消音箱、ドラフトの中ならスタンドに付けます
  • 試料の温度は上がります。タイテックの VP-300N は、ONを3〜60秒、OFFを1〜60秒で決めるインターバル運転ができます
  • 連続ホルダーは冷却水で冷やします。三井電気精機の UX-600 は、これで24時間運転できます

連続処理と防爆

  • 連続ホルダーを使うと、液が必ずチップの真下を通り、全体に同じように超音波が当たります
  • 三井電気精機は、連続ホルダーを3個つなぐ3連式で、1回の通過で3回超音波を当てる生産機を作っています
  • 日本精機製作所の PSF-600 は、内圧防爆の検定を取った超音波分散装置です。発振器を防爆エリアの外に置き、照射部だけを中に置きます

値段

  • 値段を公式に出しているのはタイテックで、VP-050N が528,000円(チップは別売)、VP-300N が1,035,000円です
  • ほかのメーカーは公式に値段を出していません。見積もりを取ります
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