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化粧品・食品・医薬品・化学品の工場や研究所で、油と水を細かく混ぜる乳化装置(真空乳化装置・高圧ホモジナイザー)を選ぶ、生産技術・研究開発・設備・購買の担当の方へ

乳化装置(高圧ホモジナイザー)のメーカー8社比較【2026年】

乳化装置は、油と水のように混ざらない液を、
細かい粒にして均一に混ぜる装置です。

ABOUT

乳化装置とは

比較表を見る ↓

乳化装置とは、油と水のように混ざらない液を、細かい粒にして均一に混ぜる装置です。
乳化機・ホモジナイザーとも呼びます。
容器の中を真空にして撹拌する真空乳化装置、
圧力をかけて均質バルブやノズルを通す高圧ホモジナイザーがあります。

製品の特長

  • 粒を細かくそろえられる(混ぜるだけより分かれにくい)
  • 真空で泡を抜ける(真空乳化装置は乳化と脱泡を同時に)
  • 高い圧力で連続で流せる(高圧ホモジナイザーは毎時の処理量で選ぶ)

使うメリット

  • 品質がそろう(クリーム・乳製品の分離を防ぐ)
  • 試験機と量産機で条件を写せる(メーカーの多くが試験機を持つ)
  • 媒体を使わずに細かくできる(衝突・ノズル式はビーズを入れない)

選ぶときに注意すること

  1. 処理圧力と処理量は同じ型でも両立しない。高い圧力ほど流せる量は減る
  2. 高圧の機械は処理すると液の温度が上がる。熱交換器で冷やす
  3. 真空乳化装置は容器と一体なので、容量を後から変えにくい
  4. 値段はどの製品も公式に出ていない。容量・材質・仕様で見積もる
  5. 量産機を決める前に、メーカーのテスト機や受託で試す

※仕様は各メーカーの公式の製品ページによる。方式の分け方と仕組みは、みづほ工業・エスエムテー・スギノマシン・常光・吉田機械興業の解説による。

LIST

乳化装置の比較表

乳化装置(高圧ホモジナイザー)10製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

真空乳化装置(容器一体型)

3製品
プライミクス株式会社真空乳化機 アヂホモミクサー 2M-⁠5型5Lまでの研究と少量生産口コミを書く要見積

ホモミクサーMARK II 2.5型とパドルミクサーを組んだ少量の真空乳化機です。処理量は5Lまでで、研究機と生産機の両方に使えます。ホモミクサーは1,000〜12,000r/minで回し、正転と逆転を切り換えられます。

方式
真空乳化装置(容器一体型)
撹拌・微粒化部
ホモミクサーMARK II 2.5型とパドルミクサー
処理量・容量
〜5L
真空・脱泡
真空乳化(2軸式)
動力
ホモミクサー100V 0.4kW 1,000〜12,000r/min、パドルミクサー100V 0.4kW 15〜120r/min
用途
クリーム、乳液、ファンデーション、洗顔フォーム
記載なし
最高圧力・大きさ・質量
公式ページへ詳細・仕様
みづほ工業株式会社真空乳化撹拌装置 VQ型化粧品・軟膏の量産口コミを書く要見積

外側の掻取ミキサーと内側の高速ミキサーを同じ軸に組んだ量産用の真空乳化装置です。内容量は25〜8,000Lから選べ、仕込量は15〜6,000Lです。高粘度品の取り出しに使うタンク横転機構も付けられます。

方式
真空乳化装置(容器一体型)
撹拌・微粒化部
同軸ダブル撹拌(外側を掻取、内側をホモミキサーなどで高速撹拌)
処理量・容量
内容量25〜8,000L、仕込量15〜6,000L
真空・脱泡
真空下で撹拌、加熱・冷却も可
用途
化粧クリーム、化粧水、ローション、シャンプー、歯磨き粉
記載なし
最高圧力・動力・大きさ・質量
公式ページへ詳細・仕様
みづほ工業株式会社試験用真空乳化撹拌装置 PVQ-N処方づくりと量産前の試験口コミを書く要見積

本体1台に3L・5L・7Lの容器を付け替えて使う試験用の真空乳化装置です。真空ポンプを内蔵し、減圧下での乳化と脱泡をそのまま試せます。高速ミキサーは1,000〜10,000min⁻¹で、量産機に近い条件でスケールアップの数字を取れます。

方式
真空乳化装置(容器一体型)
撹拌・微粒化部
高速ミキサーと掻取ミキサーの2軸
処理量・容量
容器3・5・7L、仕込量2・3.5・5L
真空・脱泡
真空ポンプ内蔵
動力
高速ミキサー1,000〜10,000min⁻¹、掻取ミキサー25〜250min⁻¹
大きさ・質量
W908×D1,007×H1,769mm
用途
化粧クリーム、化粧水、ローション、ジェル製品
記載なし
最高圧力
公式ページへ詳細・仕様

高圧ホモジナイザー(均質バルブ式)

4製品
株式会社エスエムテー圧力式ホモジナイザー 4T量産前の大量サンプル試作口コミを書く要見積

3本プランジャーで、量産機に近い条件を試せる試作向けの圧力式ホモジナイザーです。最大600L/h・600barで、大量のサンプルを高圧で処理できます。食品・医薬品のGMPにも合わせられます。

方式
高圧ホモジナイザー(均質バルブ式)
撹拌・微粒化部
3本プランジャー、差圧で乳化
最高圧力
600bar(60MPa)
処理量・容量
最大600L/h、最少5,000mL
動力
4kW
大きさ・質量
W627×D750×H850mm、約275kg(本体のみ)
記載なし
真空・脱泡・用途
公式ページへ詳細・仕様
株式会社エスエムテー圧力式ホモジナイザー LAB2000150mLからの高圧試験口コミを書く要見積

150mLの試料から2,000barまでかけて試せるラボ用の圧力式ホモジナイザーです。処理量は最大11L/hで、多品種のサンプルを少ない量で比べられます。乳化・分散と細胞破砕の結果を量産機で再現できると公式に書いています。

方式
高圧ホモジナイザー(均質バルブ式)
撹拌・微粒化部
2段式均質バルブ
最高圧力
2,000bar(200MPa)
処理量・容量
最大11L/h、最少150mL
動力
3kW
大きさ・質量
W490×D847×H620mm
用途
乳製品、食品・飲料、製薬、化粧品、バイオ
記載なし
真空・脱泡
公式ページへ詳細・仕様
GEAジャパンラボ用ホモジナイザー TriplexPanda 600新製品開発と少量生産口コミを書く要見積

3ピストンの卓上機で、試験と少量生産を1台でこなすラボ用ホモジナイザーです。600の型は600barで60L/h流せます。プラグアンドプレイで据え付けられます。

方式
高圧ホモジナイザー(均質バルブ式)
撹拌・微粒化部
3ピストンの卓上機
最高圧力
600bar
処理量・容量
60L/h
記載なし
真空・脱泡・動力・大きさ・質量・用途
公式ページへ詳細・仕様
日本テトラパック株式会社ホモゲナイザー 30G乳製品など液体食品の連続生産口コミを書く要見積

液体食品の工場で連続して流す中容量のホモゲナイザーです。処理能力は毎時18,900Lで、2,000cPまでの低粘度品と高粘度品を処理します。均質バルブのすき間を油圧で保ち、空気圧より安定させています。

方式
高圧ホモジナイザー(均質バルブ式)
撹拌・微粒化部
油圧で均質バルブのすき間を保つ
処理量・容量
18,900L/h
用途
2,000cPまでの低粘度品と高粘度品
記載なし
最高圧力・真空・脱泡・動力・大きさ・質量
公式ページへ詳細・仕様

衝突・ノズル式(湿式微粒化装置)

3製品
株式会社常光超高圧ホモジナイザー NAGS1000ナノ分散の大量処理口コミを書く要見積

2本のノズルから入った材料を1本に絞って正面からぶつけるH型ノズルユニットを積んだ大型機です。最大500L/hを最高200MPaで処理します。全機種が同じノズルユニットなので、実験から生産まで条件を写しやすくなります。

方式
衝突・ノズル式(湿式微粒化装置)
撹拌・微粒化部
H型ノズルユニットで材料同士を正面衝突
最高圧力
最高200MPa
処理量・容量
最大500L/h
動力
インバータ制御の3連プランジャーポンプ
記載なし
真空・脱泡・大きさ・質量・用途
公式ページへ詳細・仕様
株式会社スギノマシン湿式微粒化装置 スターバースト40 HJP-25030中量生産の乳化・⁠⁠⁠分散口コミを書く要見積

245MPaまで加圧した原料同士を斜めにぶつけて細かくする湿式微粒化装置です。HJP-25030は30kWで、理論最大144L/hを処理します。防爆仕様もオプションで選べます。

方式
衝突・ノズル式(湿式微粒化装置)
撹拌・微粒化部
原料同士の斜向衝突
最高圧力
100〜245MPa
処理量・容量
理論最大144L/h
動力
30kW
大きさ・質量
W1,200×D1,900×H1,750mm、2,600kg
記載なし
真空・脱泡・用途
公式ページへ詳細・仕様
吉田機械興業株式会社卓上型微粒化装置 NVL-ES008A-D10卓上でのナノ乳化試験口コミを書く要見積

スラリーをノズルに通すときの高速せん断で乳化・分散する卓上機です。プランジャ径10mmで200MPa・公称6L/hを出し、質量は38kgです。最少6mLから処理でき、少ない試料で条件を詰められます。

方式
衝突・ノズル式(湿式微粒化装置)
撹拌・微粒化部
ノズル通過時の高速せん断
最高圧力
200MPa(プランジャ径10mm)
処理量・容量
公称6L/h(プランジャ径10mm)
動力
サーボモータ駆動
大きさ・質量
W548×D349×H517mm、38kg
記載なし
真空・脱泡・用途
公式ページへ詳細・仕様

真空乳化装置(容器一体型)3製品

プライミクス株式会社

真空乳化機 アヂホモミクサー 2M-⁠5型

5Lまでの研究と少量生産

ホモミクサーMARK II 2.5型とパドルミクサーを組んだ少量の真空乳化機です。処理量は5Lまでで、研究機と生産機の両方に使えます。ホモミクサーは1,000〜12,000r/minで回し、正転と逆転を切り換えられます。

コスト要見積

方式
真空乳化装置(容器一体型)
撹拌・微粒化部
ホモミクサーMARK II 2.5型とパドルミクサー
処理量・容量
〜5L
真空・脱泡
真空乳化(2軸式)
動力
ホモミクサー100V 0.4kW 1,000〜12,000r/min、パドルミクサー100V 0.4kW 15〜120r/min
用途
クリーム、乳液、ファンデーション、洗顔フォーム
記載なし
最高圧力・大きさ・質量
公式ページへ
みづほ工業株式会社

真空乳化撹拌装置 VQ型

化粧品・軟膏の量産

外側の掻取ミキサーと内側の高速ミキサーを同じ軸に組んだ量産用の真空乳化装置です。内容量は25〜8,000Lから選べ、仕込量は15〜6,000Lです。高粘度品の取り出しに使うタンク横転機構も付けられます。

コスト要見積

方式
真空乳化装置(容器一体型)
撹拌・微粒化部
同軸ダブル撹拌(外側を掻取、内側をホモミキサーなどで高速撹拌)
処理量・容量
内容量25〜8,000L、仕込量15〜6,000L
真空・脱泡
真空下で撹拌、加熱・冷却も可
用途
化粧クリーム、化粧水、ローション、シャンプー、歯磨き粉
記載なし
最高圧力・動力・大きさ・質量
公式ページへ
みづほ工業株式会社

試験用真空乳化撹拌装置 PVQ-N

処方づくりと量産前の試験

本体1台に3L・5L・7Lの容器を付け替えて使う試験用の真空乳化装置です。真空ポンプを内蔵し、減圧下での乳化と脱泡をそのまま試せます。高速ミキサーは1,000〜10,000min⁻¹で、量産機に近い条件でスケールアップの数字を取れます。

コスト要見積

方式
真空乳化装置(容器一体型)
撹拌・微粒化部
高速ミキサーと掻取ミキサーの2軸
処理量・容量
容器3・5・7L、仕込量2・3.5・5L
真空・脱泡
真空ポンプ内蔵
動力
高速ミキサー1,000〜10,000min⁻¹、掻取ミキサー25〜250min⁻¹
大きさ・質量
W908×D1,007×H1,769mm
用途
化粧クリーム、化粧水、ローション、ジェル製品
記載なし
最高圧力
公式ページへ

高圧ホモジナイザー(均質バルブ式)4製品

株式会社エスエムテー

圧力式ホモジナイザー 4T

量産前の大量サンプル試作

3本プランジャーで、量産機に近い条件を試せる試作向けの圧力式ホモジナイザーです。最大600L/h・600barで、大量のサンプルを高圧で処理できます。食品・医薬品のGMPにも合わせられます。

コスト要見積

方式
高圧ホモジナイザー(均質バルブ式)
撹拌・微粒化部
3本プランジャー、差圧で乳化
最高圧力
600bar(60MPa)
処理量・容量
最大600L/h、最少5,000mL
動力
4kW
大きさ・質量
W627×D750×H850mm、約275kg(本体のみ)
記載なし
真空・脱泡・用途
公式ページへ
株式会社エスエムテー

圧力式ホモジナイザー LAB2000

150mLからの高圧試験

150mLの試料から2,000barまでかけて試せるラボ用の圧力式ホモジナイザーです。処理量は最大11L/hで、多品種のサンプルを少ない量で比べられます。乳化・分散と細胞破砕の結果を量産機で再現できると公式に書いています。

コスト要見積

方式
高圧ホモジナイザー(均質バルブ式)
撹拌・微粒化部
2段式均質バルブ
最高圧力
2,000bar(200MPa)
処理量・容量
最大11L/h、最少150mL
動力
3kW
大きさ・質量
W490×D847×H620mm
用途
乳製品、食品・飲料、製薬、化粧品、バイオ
記載なし
真空・脱泡
公式ページへ
GEAジャパン

ラボ用ホモジナイザー TriplexPanda 600

新製品開発と少量生産

3ピストンの卓上機で、試験と少量生産を1台でこなすラボ用ホモジナイザーです。600の型は600barで60L/h流せます。プラグアンドプレイで据え付けられます。

コスト要見積

方式
高圧ホモジナイザー(均質バルブ式)
撹拌・微粒化部
3ピストンの卓上機
最高圧力
600bar
処理量・容量
60L/h
記載なし
真空・脱泡・動力・大きさ・質量・用途
公式ページへ
日本テトラパック株式会社

ホモゲナイザー 30G

乳製品など液体食品の連続生産

液体食品の工場で連続して流す中容量のホモゲナイザーです。処理能力は毎時18,900Lで、2,000cPまでの低粘度品と高粘度品を処理します。均質バルブのすき間を油圧で保ち、空気圧より安定させています。

コスト要見積

方式
高圧ホモジナイザー(均質バルブ式)
撹拌・微粒化部
油圧で均質バルブのすき間を保つ
処理量・容量
18,900L/h
用途
2,000cPまでの低粘度品と高粘度品
記載なし
最高圧力・真空・脱泡・動力・大きさ・質量
公式ページへ

衝突・ノズル式(湿式微粒化装置)3製品

株式会社常光

超高圧ホモジナイザー NAGS1000

ナノ分散の大量処理

2本のノズルから入った材料を1本に絞って正面からぶつけるH型ノズルユニットを積んだ大型機です。最大500L/hを最高200MPaで処理します。全機種が同じノズルユニットなので、実験から生産まで条件を写しやすくなります。

コスト要見積

方式
衝突・ノズル式(湿式微粒化装置)
撹拌・微粒化部
H型ノズルユニットで材料同士を正面衝突
最高圧力
最高200MPa
処理量・容量
最大500L/h
動力
インバータ制御の3連プランジャーポンプ
記載なし
真空・脱泡・大きさ・質量・用途
公式ページへ
株式会社スギノマシン

湿式微粒化装置 スターバースト40 HJP-25030

中量生産の乳化・⁠⁠⁠分散

245MPaまで加圧した原料同士を斜めにぶつけて細かくする湿式微粒化装置です。HJP-25030は30kWで、理論最大144L/hを処理します。防爆仕様もオプションで選べます。

コスト要見積

方式
衝突・ノズル式(湿式微粒化装置)
撹拌・微粒化部
原料同士の斜向衝突
最高圧力
100〜245MPa
処理量・容量
理論最大144L/h
動力
30kW
大きさ・質量
W1,200×D1,900×H1,750mm、2,600kg
記載なし
真空・脱泡・用途
公式ページへ
吉田機械興業株式会社

卓上型微粒化装置 NVL-ES008A-D10

卓上でのナノ乳化試験

スラリーをノズルに通すときの高速せん断で乳化・分散する卓上機です。プランジャ径10mmで200MPa・公称6L/hを出し、質量は38kgです。最少6mLから処理でき、少ない試料で条件を詰められます。

コスト要見積

方式
衝突・ノズル式(湿式微粒化装置)
撹拌・微粒化部
ノズル通過時の高速せん断
最高圧力
200MPa(プランジャ径10mm)
処理量・容量
公称6L/h(プランジャ径10mm)
動力
サーボモータ駆動
大きさ・質量
W548×D349×H517mm、38kg
記載なし
真空・脱泡・用途
公式ページへ
Q&A

乳化装置選びで、よくある疑問

購買担当の疑問乳化装置・高圧ホモジナイザーの価格は?

表の10製品で、値段を公式に出している製品はありません。どれも容量・圧力・材質で作り分けるので、メーカーに見積もりを取ります。スギノマシンは有償の貸し出し、吉田機械興業と常光は受託加工も受けています。

設備担当の疑問乳化装置の種類と違いは?

細かくするしくみで3つに分かれます。容器を真空にして撹拌する真空乳化装置、均質バルブのすき間を通す高圧ホモジナイザー、ノズルに通してせん断や衝突で細かくする衝突・ノズル式です。クリームのように粘りのある品は真空乳化装置、乳製品の均質化は均質バルブ式、ナノレベルの乳化は衝突・ノズル式を使います。

設備担当の疑問高圧ホモジナイザーとホモミキサーの違いは?

ホモミキサーは、速く回る羽根とすき間のせん断で混ぜる機械です。高圧ホモジナイザーは、ポンプで圧力をかけて狭い所を通す機械で、エスエムテーのLAB2000は2,000bar(200MPa)⁠ま⁠でかけられます。ホモミキサーは分散機の比較で扱っています。

工場長の疑問真空乳化装置で真空にする理由は?

乳化しながら泡を抜くためです。みづほ工業のPVQ-Nは真空ポンプを内蔵し、減圧下での乳化と脱泡をそのまま試せます。泡を抜かなくてよい品なら、みづほ工業のVQ型は開放式でも作れます。

設備担当の疑問処理圧力はどれくらい要る?MPaとbarの違いは?

単位の違いだけで、エスエムテーの表では2,000barが200MPaです。表では、GEAのTriplexPanda 600とエスエムテーの4Tが600bar、スギノマシンのスターバースト40が245MPa、常光のNAGS1000と吉田機械興業の卓上型が200MPaです。高い圧力ほど、同じ型で流せる量は減ります。

工場長の疑問処理量(L/h)はどれくらい?

卓上機は数L/hで、吉田機械興業のNVL-ES008A-D10が公称6L/h、エスエムテーのLAB2000が最大11L/hです。量産機はスギノマシンのスターバースト40が理論最大144L/h、常光のNAGS1000が最大500L/hです。乳製品向けのテトラパックのホモゲナイザー30Gは毎時18,900Lです。

総務の疑問試験機から量産機へスケールアップできる?

できます。みづほ工業のPVQ-Nは加熱冷却と真空下で試験でき、量産に向けたスケールアップのデータが取れます。エスエムテーはラボ機の結果を量産機で再現できるとし、常光は全機種に同じH型ノズルユニットを積んでいます。

購買担当の疑問買う前に試せる?テスト・レンタルは?

試せます。スギノマシンはスターバーストの有償の貸し出し、吉田機械興業はナノヴェイタの実験依頼と受託加工、常光はNAGSシリーズでの微分散の委託を受けています。量の少ない試料なら、エスエムテーのLAB2000は150mLから試せます。

施設管理の疑問乳化装置の洗浄はどうする?CIPはできる?

型によって違います。プライミクスのクリアスタアは、全自動で定置洗浄(CIP)と定置滅菌(SIP)ができます。小型の試験機は、みづほ工業のPVQ-Nのように接液部をばらして洗う型が多くなります。

施設管理の疑問高圧ホモジナイザーの摩耗部品と手入れは?

バルブやピストンなど圧力のかかる部品は摩耗します。テトラパックのホモゲナイザー30Gは、ピストンと弁座の接触面を回して使え、摩耗部品の寿命が2倍になります。高圧で処理すると液の温度が上がるので、常光のNAGSはノズルの直後で熱交換器を通します。

経営者の疑問乳製品・食品の均質化に使える?

使えます。テトラパックのホモゲナイザー30Gは液体食品用で、毎時18,900Lを処理し、2,000cPまでの品を流せます。研究用なら、GEAのTriplexPanda 600が600barで60L/hです。

TYPES

乳化装置の方式の違い

真空乳化装置(容器一体型)

容器の中を真空にし、加熱・冷却しながら高速のホモミキサーと掻取ミキサーで撹拌する型です。乳化と同時に泡を抜けるので、クリームや軟膏のように粘りのある品に向きます。試験用の数Lから、量産用の数千Lまで作られています。

向いている使い方

  • 化粧クリーム・乳液をつくる
  • 軟膏・クリーム製剤をつくる
  • 泡を抜きながら乳化する

根拠:容器内を最適の条件(真空、加熱、冷却等)に保ちながら作動する装置です。(出典1)

この方式の3製品を表で見る

高圧ホモジナイザー(均質バルブ式)

プランジャーポンプで液に圧力をかけ、均質バルブのすき間を通すときの差圧で粒を細かくする型です。牛乳などの乳製品の均質化で昔から使われ、量産機には毎時18,900Lを流す型もあります。研究用の小型機は数百mLの試料から試せます。

向いている使い方

  • 乳製品・飲料を均質化する
  • 液体食品を連続で流す
  • 医薬品の乳剤や細胞破砕

根拠:機械内部で処理液に圧力(圧力は調整可能)をかけ、差圧により乳化・分散・破砕を行います。(出典8)

この方式の4製品を表で見る

衝突・ノズル式(湿式微粒化装置)

200MPa前後の高い圧力で液を細いノズルに通し、せん断や液どうしの衝突で細かくする型です。ナノレベルの乳化・分散を狙うときに使い、ビーズのような砕く媒体を使いません。卓上機から量産機まで作られています。

向いている使い方

  • ナノエマルションをつくる
  • 粒子をナノレベルで分散する
  • 砕く媒体を入れたくない

根拠:最高245MPaに加圧した原料同士を斜向衝突させることにより、分散・粉砕・乳化・表面改質・劈開を行う(出典12)

この方式の3製品を表で見る
MAKERS

乳化装置の主なメーカー8社

株式会社エスエムテー

3本プランジャーで、量産機に近い条件を試せる試作向けの圧力式ホモジナイザーです。

東京都

株式会社常光

2本のノズルから入った材料を1本に絞って正面からぶつけるH型ノズルユニットを積んだ大型機です。

神奈川県

GEAジャパン

3ピストンの卓上機で、試験と少量生産を1台でこなすラボ用ホモジナイザーです。

東京都

株式会社スギノマシン

245MPaまで加圧した原料同士を斜めにぶつけて細かくする湿式微粒化装置です。

富山県

日本テトラパック株式会社

液体食品の工場で連続して流す中容量のホモゲナイザーです。

プライミクス株式会社

ホモミクサーMARK II 2.5型とパドルミクサーを組んだ少量の真空乳化機です。

兵庫県

みづほ工業株式会社

外側の掻取ミキサーと内側の高速ミキサーを同じ軸に組んだ量産用の真空乳化装置です。

大阪府

吉田機械興業株式会社

スラリーをノズルに通すときの高速せん断で乳化・分散する卓上機です。

愛知県

出典
  1. みづほ工業 上部ダブル撹拌型(VQ・OQ)
  2. みづほ工業 試験用真空乳化撹拌装置(PVQ-N)
  3. プライミクス アヂホモミクサー 2M-2型、2M-⁠5型
  4. プライミクス 真空乳化機 アヂホモミクサー
  5. プライミクス 真空乳化装置 クリアスタア
  6. エスエムテー 圧力式ホモジナイザー ラインナップ
  7. エスエムテー LAB1000 / LAB2000
  8. エスエムテー 4T
  9. GEA 研究室用ホモジナイザ
  10. GEA TriplexPanda ラボ用ホモジナイザー
  11. テトラパック ホモゲナイザー 30G および 25G
  12. スギノマシン スターバースト40
  13. 常光 ナノテク事業(NAGSシリーズ)
  14. 常光 NAGS1000
  15. 吉田機械興業 微粒化原理
  16. 吉田機械興業 卓上型
掲載基準

化粧品・食品・医薬品・化学品の工場や研究所で、油と水のように混ざらない液を細かい粒にして混ぜる乳化装置のうち、容器と一体で真空にしながら撹拌する真空乳化装置、圧力をかけて均質バルブを通す高圧ホモジナイザー、高い圧力で液をノズルに通してせん断や衝突で細かくする湿式微粒化装置で、メーカーが自社で作り、公式サイトで今案内している型式に限ります。海外のメーカーは、日本法人が日本語の公式ページで案内しているものだけ載せています。1社につき代表の1〜2型式に絞っています。容器の外から差し込んで使うホモミキサー・ディスパー・インラインミキサーは分散機の比較、一般の撹拌機と研究用の小型ホモジナイザーは撹拌機の比較で扱い、ここでは載せていません。超音波式のホモジナイザーも方式が違うので除いています。プライミクスの量産用アヂホモミクサーとクリアスタアは容量や動力を公式ページに文字で出していないので、数字の出ている2M-5型を載せています。日本精機製作所は公式サイトが応答せず、イズミフードマシナリと三丸機械工業は公式の製品ページにたどれなかったので、今回は載せていません。海外ブランドを輸入して売る商社は除いています。値段を公式に出している製品はありません。

乳化装置(高圧ホモジナイザー)を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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