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化学品・医薬品・無機塩の製造や排水処理で、溶液から結晶を取り出す晶析装置を選ぶ、設備・プロセス開発・購買の担当の方へ

晶析装置のメーカー9社比較【2026年】

晶析装置は、溶液を加熱や冷却して、
含まれる成分を結晶にして取り出す装置です。

ABOUT

晶析装置とは

比較表を見る ↓

晶析装置とは、溶液を加熱や冷却して、含まれる成分を結晶にして取り出す装置です。
溶液を加熱もしくは冷却して、
含まれる成分を結晶にして取り出す装置です。
結晶缶・結晶化装置とも呼びます。
硫安や芒硝などの無機塩、原薬の材料、排水の中の塩類に使います。

製品の特長

  • 液から成分を固体で取り出せる(硫安・芒硝・硫酸銅など)
  • 方式で粒径が変わる(数ミクロンから数ミリメートル)
  • 結晶のしかたを選べる(濃縮・冷却・反応・溶融)

使うメリット

  • 純度を上げられる(溶融晶析は多くの場合99.9%以上)
  • 有価物を回収できる(廃酸・排水の中の金属塩)
  • 無排水化につながる(濃縮と組み合わせて工場排水を減らす)

選ぶときに注意すること

  1. 液の性質で向く型が変わる。先に実液でテストする
  2. スケールや閉塞が起きる液は、運転を続けられる型を選ぶ
  3. 結晶を分ける遠心分離機やろ過機は別に用意する
  4. スラリー濃度を下げる型は、結晶缶が大きくなる
  5. このページの製品に公式の価格は無い。液の条件を渡して見積を取る

※仕様は各メーカーの公式の製品ページとカタログによる。仕組みと使い分けは、カツラギ工業・木村化工機・GEAの解説による。

LIST

晶析装置の比較表

晶析装置13製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

槽型(DP型・オスロ型・逆円錐型)

3製品
カツラギ工業株式会社逆円錐(CEC)型結晶缶廃液から高純度の結晶を回収する口コミを書く要見積

逆円錐の形で結晶を流動させながら分級し、撹拌翼やポンプに結晶を通さない結晶缶です。微細結晶が増えにくく、大きな結晶を作れます。母液の巻き込みが少ないので、不純物の多い廃液からの有価物回収に向きます。

方式
槽型(DP型・オスロ型・逆円錐型)
晶析のしかた
分級流動層型、真空濃縮式、真空冷却式、間接冷却式、反応式
結晶の粒径
大きな結晶、シャープな粒度分布
適用例
無水芒硝、硫安、硫酸銅、硫酸ニッケル、ハイドロキノン
特長
結晶が撹拌翼やポンプを通らない
記載なし
運転・規模・純度・材質
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
木村化工機株式会社クリスタルオスロ型晶析装置結晶粒径を大きく育てる口コミを書く要見積

結晶粒径を大きく成長させたいときに使う型で、スラリー濃度を下げて運転します。その分、結晶缶の容積は大きくなります。お客様のテスト液で晶析テストを行い、粒径や濃縮倍率を確かめられます。

方式
槽型(DP型・オスロ型・逆円錐型)
晶析のしかた
クリスタルオスロ型
結晶の粒径
結晶粒径を大きく成長
規模
結晶缶の容積は大きい
適用例
リン酸、硫酸銅、硫酸アンモニウム
記載なし
運転・純度・材質・特長
公式ページへ詳細・仕様
月島機械株式会社DP型晶析装置粒度をそろえたい無機塩・有機物口コミを書く要見積

ドラフトチューブの内外に逆向きの羽根を付けたDP羽根で、低い回転数のまま槽内を大きく循環させます。局所の過飽和が起きにくく、微晶とスケールを抑えられます。回転数で循環量を変え、狙った粒度に合わせて運転します。

方式
槽型(DP型・オスロ型・逆円錐型)
晶析のしかた
ドラフトチューブ内外のDP羽根で循環
結晶の粒径
大粒径から小粒径まで
適用例
硫安、硫酸ニッケル、ミョウバン、塩化カリウム
特長
低回転数で大循環量
記載なし
運転・規模・純度・材質
公式ページへ詳細・仕様

蒸発濃縮型(強制循環・フラッシュ缶)

4製品
木村化工機株式会社マグマ循環型晶析装置(強制循環型)塩分を含む廃水の濃縮と晶析口コミを書く要見積

塩化ナトリウムや塩化カリのように結晶の成長が速い液なら、結晶成長ゾーンを省いて結晶缶を小さくできます。スラリー濃度を高くして運転します。塩分を含む廃水の濃縮・晶析に多くの納入実績があります。

方式
蒸発濃縮型(強制循環・フラッシュ缶)
晶析のしかた
マグマ循環、強制循環
結晶の粒径
成長が速く大きな粒径が得やすい結晶向け
規模
結晶缶の容積を小さくできる
適用例
塩化ナトリウム、塩化カリ、塩分を含む廃水
記載なし
運転・純度・材質・特長
公式ページへ詳細・仕様
株式会社ササクラ晶析装置(フラッシュ缶式)排水の無排水化と有価物の回収口コミを書く要見積

フラッシュ缶で結晶を析出させ、スラリーのまま濃縮する装置です。ルーツ式ヒートポンプと組み合わせ、熱をリサイクルして省エネにします。製造排水や工場排水の無排水化にも使えます。

方式
蒸発濃縮型(強制循環・フラッシュ缶)
晶析のしかた
フラッシュ缶でスラリー状に濃縮
適用例
塩化アンモニウム、ホウ酸、硫酸銅、硫酸ニッケル
特長
ルーツ式ヒートポンプで省エネ
記載なし
運転・結晶の粒径・規模・純度・材質
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
GEAジャパンCOMPACRYST据付の高さと面積を抑えたい口コミを書く要見積

熱交換器を晶析装置の本体につなぐ配置で、従来より設置面積を小さく、高さを低くした強制循環式の晶析装置です。特別な内部設計で汚れを減らし、洗浄の回数を減らします。洗浄が減るぶん、生産の時間を長くとれます。

方式
蒸発濃縮型(強制循環・フラッシュ缶)
晶析のしかた
強制循環式
特長
設置面積が小さく高さが低い
記載なし
運転・結晶の粒径・規模・適用例・純度・材質
公式ページへ詳細・仕様
住友重機械工業株式会社チューブ式濃縮・晶析設備製塩・食品・化学の濃縮と晶析口コミを書く要見積

製塩・食品・化学業界で使われているチューブ式の濃縮・晶析設備です。実機の設計では、処理液の挙動や各種データを分析してから仕様を決めます。高濃度濃縮や排水の減容、有価物の回収に使う蒸発設備もそろえています。

方式
蒸発濃縮型(強制循環・フラッシュ缶)
晶析のしかた
チューブ式濃縮・晶析
適用例
製塩、食品、化学
特長
処理液の挙動を分析して実機を設計
記載なし
運転・結晶の粒径・規模・純度・材質
公式ページへ詳細・仕様

冷却・溶融型(掻取・溶融晶析)

4製品
カツラギ工業株式会社ジャケット掻取冷却型結晶缶冷やして母液を回収する小規模設備口コミを書く要見積

冷却面に付く結晶を羽根で掻き取りながら冷やす結晶缶で、結晶より母液を回収したいときに力を出します。温度が下がると溶解度が大きく下がる含水芒硝のような系で多く使います。冷却面積が限られるので、処理量を増やすときは多段の連続式か回分槽の並列にします。

方式
冷却・溶融型(掻取・溶融晶析)
晶析のしかた
ジャケット掻取冷却
運転
多段の連続式、回分槽の並列
結晶の粒径
粒径の制御は困難
規模
小規模生産向き
適用例
含水芒硝、硫酸マグネシウム、硫酸銅、硫酸ニッケル
材質
掻取羽根に強化テフロン
記載なし
純度・特長
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
GEAジャパン溶融晶析装置沸点の近い成分を蒸留せず分ける口コミを書く要見積

粗い溶融物を冷やして純粋な結晶を作り、洗浄カラムで不純物から分けます。必要な加熱エネルギーは蒸発の1/4〜1/2です。沸点の近い異性体や熱に弱い品など、蒸留が難しい物の精製で使います。

方式
冷却・溶融型(掻取・溶融晶析)
晶析のしかた
懸濁液ベース、洗浄カラムで固液分離
運転
連続
適用例
置換芳香族化合物
特長
加熱エネルギーは蒸発の1/4〜1/2
記載なし
結晶の粒径・規模・純度・材質
公式ページへ詳細・仕様
月島環境エンジニアリング株式会社冷却・濃縮晶析装置酸洗の廃酸から酸と金属塩を回収口コミを書く要見積

鉄鋼やアルミの生産ラインから出る廃酸・廃液を、酸と金属塩に分けて回収する装置です。回収した酸は生産ラインに戻して使えます。冷却晶析法は蒸気を使わないので、ランニングコストを抑えられます。

方式
冷却・溶融型(掻取・溶融晶析)
晶析のしかた
冷却晶析法、濃縮晶析法、濃縮法+冷却晶析方式
適用例
硫酸、硫酸鉄、芒硝、硫安
特長
廃酸を酸と金属塩に分離回収
記載なし
運転・結晶の粒径・規模・純度・材質
公式ページへ詳細・仕様
月島機械株式会社溶融晶析精製設備 4Cプロセス有機物を99.9%以上まで精製する口コミを書く要見積

掻取型晶析装置と精製塔を組み合わせ、固液分離機を使わずに高純度の製品を液状で取り出します。原料の性状によりますが、多くの場合99.9%以上の純度が得られます。沸点の近い混合物を蒸留より少ないエネルギーで分けたい場面で効きます。

方式
冷却・溶融型(掻取・溶融晶析)
晶析のしかた
掻取型晶析装置と精製塔の組合せ
適用例
ナフタレン、パラキシレン、スチレンモノマー、アクリル酸
純度
多くの場合99.9%以上
特長
固液分離機が不要
記載なし
運転・結晶の粒径・規模・材質
公式ページへ詳細・仕様

テイラー渦型(連続せん断)

2製品
株式会社チップトンテイラー渦流ナノリアクター TVF1型反応槽容量0.1〜1Lの連続処理口コミを書く要見積

内筒と外筒のすき間に起きるテイラー渦で混ぜる反応装置で、内筒を替えるとすき間と容量を変えられます。TVF1型の反応槽容量は0.1〜1Lです。ギャップ・回転数・流量を変えて粒子径を調整します。

方式
テイラー渦型(連続せん断)
晶析のしかた
テイラー渦流
運転
連続
結晶の粒径
ギャップ・回転数・流量で調整
規模
反応槽容量0.1〜1L、ギャップ幅1〜10mm
適用例
原薬材料、リチウムイオン電池材料
特長
内筒の交換で容量を変更
記載なし
純度・材質
公式ページへ詳細・仕様
株式会社徳寿工作所リアクタライザー「晶多」回分の反応槽を連続に置きかえる口コミを書く要見積

テイラー渦のせん断撹拌で、結晶を連続で作ります。核発生と成長の速度が大きく、生産能力を高くできます。バックミキシングがないので、回分式の反応槽で出ていた品質のばらつきを減らせます。

方式
テイラー渦型(連続せん断)
晶析のしかた
Taylor Vortexの連続せん断撹拌
運転
連続
結晶の粒径
均一な生成物
特長
閉塞が起こりにくい
記載なし
規模・適用例・純度・材質
公式ページへ詳細・仕様

槽型(DP型・オスロ型・逆円錐型)3製品

カツラギ工業株式会社

逆円錐(CEC)型結晶缶

廃液から高純度の結晶を回収する

逆円錐の形で結晶を流動させながら分級し、撹拌翼やポンプに結晶を通さない結晶缶です。微細結晶が増えにくく、大きな結晶を作れます。母液の巻き込みが少ないので、不純物の多い廃液からの有価物回収に向きます。

コスト要見積

方式
槽型(DP型・オスロ型・逆円錐型)
晶析のしかた
分級流動層型、真空濃縮式、真空冷却式、間接冷却式、反応式
結晶の粒径
大きな結晶、シャープな粒度分布
適用例
無水芒硝、硫安、硫酸銅、硫酸ニッケル、ハイドロキノン
特長
結晶が撹拌翼やポンプを通らない
記載なし
運転・規模・純度・材質
公式ページへ
木村化工機株式会社

クリスタルオスロ型晶析装置

結晶粒径を大きく育てる

結晶粒径を大きく成長させたいときに使う型で、スラリー濃度を下げて運転します。その分、結晶缶の容積は大きくなります。お客様のテスト液で晶析テストを行い、粒径や濃縮倍率を確かめられます。

コスト要見積

方式
槽型(DP型・オスロ型・逆円錐型)
晶析のしかた
クリスタルオスロ型
結晶の粒径
結晶粒径を大きく成長
規模
結晶缶の容積は大きい
適用例
リン酸、硫酸銅、硫酸アンモニウム
記載なし
運転・純度・材質・特長
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月島機械株式会社

DP型晶析装置

粒度をそろえたい無機塩・有機物

ドラフトチューブの内外に逆向きの羽根を付けたDP羽根で、低い回転数のまま槽内を大きく循環させます。局所の過飽和が起きにくく、微晶とスケールを抑えられます。回転数で循環量を変え、狙った粒度に合わせて運転します。

コスト要見積

方式
槽型(DP型・オスロ型・逆円錐型)
晶析のしかた
ドラフトチューブ内外のDP羽根で循環
結晶の粒径
大粒径から小粒径まで
適用例
硫安、硫酸ニッケル、ミョウバン、塩化カリウム
特長
低回転数で大循環量
記載なし
運転・規模・純度・材質
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蒸発濃縮型(強制循環・フラッシュ缶)4製品

木村化工機株式会社

マグマ循環型晶析装置(強制循環型)

塩分を含む廃水の濃縮と晶析

塩化ナトリウムや塩化カリのように結晶の成長が速い液なら、結晶成長ゾーンを省いて結晶缶を小さくできます。スラリー濃度を高くして運転します。塩分を含む廃水の濃縮・晶析に多くの納入実績があります。

コスト要見積

方式
蒸発濃縮型(強制循環・フラッシュ缶)
晶析のしかた
マグマ循環、強制循環
結晶の粒径
成長が速く大きな粒径が得やすい結晶向け
規模
結晶缶の容積を小さくできる
適用例
塩化ナトリウム、塩化カリ、塩分を含む廃水
記載なし
運転・純度・材質・特長
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株式会社ササクラ

晶析装置(フラッシュ缶式)

排水の無排水化と有価物の回収

フラッシュ缶で結晶を析出させ、スラリーのまま濃縮する装置です。ルーツ式ヒートポンプと組み合わせ、熱をリサイクルして省エネにします。製造排水や工場排水の無排水化にも使えます。

コスト要見積

方式
蒸発濃縮型(強制循環・フラッシュ缶)
晶析のしかた
フラッシュ缶でスラリー状に濃縮
適用例
塩化アンモニウム、ホウ酸、硫酸銅、硫酸ニッケル
特長
ルーツ式ヒートポンプで省エネ
記載なし
運転・結晶の粒径・規模・純度・材質
公式ページへ
GEAジャパン

COMPACRYST

据付の高さと面積を抑えたい

熱交換器を晶析装置の本体につなぐ配置で、従来より設置面積を小さく、高さを低くした強制循環式の晶析装置です。特別な内部設計で汚れを減らし、洗浄の回数を減らします。洗浄が減るぶん、生産の時間を長くとれます。

コスト要見積

方式
蒸発濃縮型(強制循環・フラッシュ缶)
晶析のしかた
強制循環式
特長
設置面積が小さく高さが低い
記載なし
運転・結晶の粒径・規模・適用例・純度・材質
公式ページへ
住友重機械工業株式会社

チューブ式濃縮・晶析設備

製塩・食品・化学の濃縮と晶析

製塩・食品・化学業界で使われているチューブ式の濃縮・晶析設備です。実機の設計では、処理液の挙動や各種データを分析してから仕様を決めます。高濃度濃縮や排水の減容、有価物の回収に使う蒸発設備もそろえています。

コスト要見積

方式
蒸発濃縮型(強制循環・フラッシュ缶)
晶析のしかた
チューブ式濃縮・晶析
適用例
製塩、食品、化学
特長
処理液の挙動を分析して実機を設計
記載なし
運転・結晶の粒径・規模・純度・材質
公式ページへ

冷却・溶融型(掻取・溶融晶析)4製品

カツラギ工業株式会社

ジャケット掻取冷却型結晶缶

冷やして母液を回収する小規模設備

冷却面に付く結晶を羽根で掻き取りながら冷やす結晶缶で、結晶より母液を回収したいときに力を出します。温度が下がると溶解度が大きく下がる含水芒硝のような系で多く使います。冷却面積が限られるので、処理量を増やすときは多段の連続式か回分槽の並列にします。

コスト要見積

方式
冷却・溶融型(掻取・溶融晶析)
晶析のしかた
ジャケット掻取冷却
運転
多段の連続式、回分槽の並列
結晶の粒径
粒径の制御は困難
規模
小規模生産向き
適用例
含水芒硝、硫酸マグネシウム、硫酸銅、硫酸ニッケル
材質
掻取羽根に強化テフロン
記載なし
純度・特長
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GEAジャパン

溶融晶析装置

沸点の近い成分を蒸留せず分ける

粗い溶融物を冷やして純粋な結晶を作り、洗浄カラムで不純物から分けます。必要な加熱エネルギーは蒸発の1/4〜1/2です。沸点の近い異性体や熱に弱い品など、蒸留が難しい物の精製で使います。

コスト要見積

方式
冷却・溶融型(掻取・溶融晶析)
晶析のしかた
懸濁液ベース、洗浄カラムで固液分離
運転
連続
適用例
置換芳香族化合物
特長
加熱エネルギーは蒸発の1/4〜1/2
記載なし
結晶の粒径・規模・純度・材質
公式ページへ
月島環境エンジニアリング株式会社

冷却・濃縮晶析装置

酸洗の廃酸から酸と金属塩を回収

鉄鋼やアルミの生産ラインから出る廃酸・廃液を、酸と金属塩に分けて回収する装置です。回収した酸は生産ラインに戻して使えます。冷却晶析法は蒸気を使わないので、ランニングコストを抑えられます。

コスト要見積

方式
冷却・溶融型(掻取・溶融晶析)
晶析のしかた
冷却晶析法、濃縮晶析法、濃縮法+冷却晶析方式
適用例
硫酸、硫酸鉄、芒硝、硫安
特長
廃酸を酸と金属塩に分離回収
記載なし
運転・結晶の粒径・規模・純度・材質
公式ページへ
月島機械株式会社

溶融晶析精製設備 4Cプロセス

有機物を99.9%以上まで精製する

掻取型晶析装置と精製塔を組み合わせ、固液分離機を使わずに高純度の製品を液状で取り出します。原料の性状によりますが、多くの場合99.9%以上の純度が得られます。沸点の近い混合物を蒸留より少ないエネルギーで分けたい場面で効きます。

コスト要見積

方式
冷却・溶融型(掻取・溶融晶析)
晶析のしかた
掻取型晶析装置と精製塔の組合せ
適用例
ナフタレン、パラキシレン、スチレンモノマー、アクリル酸
純度
多くの場合99.9%以上
特長
固液分離機が不要
記載なし
運転・結晶の粒径・規模・材質
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テイラー渦型(連続せん断)2製品

株式会社チップトン

テイラー渦流ナノリアクター TVF1型

反応槽容量0.1〜1Lの連続処理

内筒と外筒のすき間に起きるテイラー渦で混ぜる反応装置で、内筒を替えるとすき間と容量を変えられます。TVF1型の反応槽容量は0.1〜1Lです。ギャップ・回転数・流量を変えて粒子径を調整します。

コスト要見積

方式
テイラー渦型(連続せん断)
晶析のしかた
テイラー渦流
運転
連続
結晶の粒径
ギャップ・回転数・流量で調整
規模
反応槽容量0.1〜1L、ギャップ幅1〜10mm
適用例
原薬材料、リチウムイオン電池材料
特長
内筒の交換で容量を変更
記載なし
純度・材質
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株式会社徳寿工作所

リアクタライザー「晶多」

回分の反応槽を連続に置きかえる

テイラー渦のせん断撹拌で、結晶を連続で作ります。核発生と成長の速度が大きく、生産能力を高くできます。バックミキシングがないので、回分式の反応槽で出ていた品質のばらつきを減らせます。

コスト要見積

方式
テイラー渦型(連続せん断)
晶析のしかた
Taylor Vortexの連続せん断撹拌
運転
連続
結晶の粒径
均一な生成物
特長
閉塞が起こりにくい
記載なし
規模・適用例・純度・材質
公式ページへ
Q&A

晶析装置選びで、よくある疑問

購買担当の疑問晶析装置の価格は、いくら?

このページの13製品に、公式の価格は載っていません。液の種類と処理量で装置が変わるので、月島機械や木村化工機に液の条件を渡して見積を取ります。

設備担当の疑問晶析装置の種類と違いは?

結晶の作り方で4つに分かれます。DP型やクリスタルオスロ型の槽型、マグマ循環型やフラッシュ缶の蒸発濃縮型、掻取冷却や4Cプロセスの冷却・溶融型、リアクタライザーやTVF1型のテイラー渦型です。

設備担当の疑問DTB型とオスロ型の違いは?

カツラギ工業の解説では、DTB型は撹拌機で結晶を懸濁する混合槽型で、流動層型より製品の粒径は小さくなります。クリスタルオスロ型は、木村化工機の案内では結晶粒径を大きく成長させたいときに使い、結晶缶の容積は大きくなります。

工場長の疑問冷却晶析と蒸発晶析は、どう使い分ける?

温度が下がると溶解度が大きく下がる液は冷却が向きます。カツラギ工業のジャケット掻取冷却型は含水芒硝のような系で多く使います。塩化ナトリウムや塩化カリのように成長の速い結晶は、木村化工機のマグマ循環型で濃縮して結晶を出します。

設備担当の疑問溶融晶析とは?蒸留とどう違う?

溶融物を冷やして純粋な結晶を作る方法です。溶液を使いません。月島機械の4Cプロセスは多くの場合99.9%以上の純度が得られます。GEAの溶融晶析装置は、加熱エネルギーが蒸発の1/4〜1/2です。沸点の近い成分や熱に弱い品に使います。

設備担当の疑問テイラー渦の連続晶析とは?

内筒と外筒のすき間に起きる渦でせん断をかけ、結晶を連続で作る方式です。徳寿工作所のリアクタライザー「晶多」は、閉塞が起こりにくく連続運転ができます。チップトンのTVF1型は反応槽容量が0.1〜1Lで、内筒を替えて容量を変えられます。

工場長の疑問導入の前に、テストはできる?

できます。木村化工機はテスト液20L程度で晶析テストを行い、結晶の粒径や濃縮倍率を確かめます。ササクラのラボテストのサンプルは0.5Lです。カツラギ工業は有効容積3Lのベンチスケール晶析装置を持っています。

施設管理の疑問排水処理にも使える?

使えます。ササクラの晶析装置は製造排水や工場排水の無排水化に使えます。木村化工機のマグマ循環型は塩分を含む廃水に多くの納入実績があります。月島環境エンジニアリングの装置は廃酸を酸と金属塩に分けて回収します。

施設管理の疑問スケールや閉塞は、どう防ぐ?

月島機械のDP型は局所の過飽和が起きにくく、スケーリングを抑えられます。カツラギ工業のジャケット掻取冷却型は強化テフロンの羽根で冷却面の結晶を掻き取ります。GEAのCOMPACRYSTは内部設計で汚れを減らしています。

購買担当の疑問晶析の後の工程は、別の装置がいる?

結晶を液から分ける遠心分離機やろ過機を別に用意します。ササクラはカタログで、分離機や乾燥機の選定まで提案するとしています。月島機械の4Cプロセスは精製塔を使うので固液分離機を使いません。

経営者の疑問1台の装置で、どのくらいの量を処理できる?

このページの13製品のうち、処理量を数字で公式に書いているものはありません。カツラギ工業のジャケット掻取冷却型は小規模生産向きで、多段の連続式や回分槽の並列で処理量を増やします。液の条件を渡して、メーカーに計算してもらいます。

TYPES

晶析装置の方式の違い

槽型(DP型・オスロ型・逆円錐型)

結晶を槽の中で循環・流動させて育てる型です。粒度をそろえやすく、大きな結晶を作るのに向きます。スラリー濃度を下げて運転する型は、結晶缶の容積が大きくなります。

向いている使い方

  • 粒度をそろえた結晶を作る
  • 硫安・硫酸ニッケルなどの無機塩
  • 結晶の粒径を大きく育てたい

根拠:クリスタルオスロ型晶析装置は、結晶粒径を大きく成長させたい場合に採用されます。(出典5)

この方式の3製品を表で見る

蒸発濃縮型(強制循環・フラッシュ缶)

液を蒸発させて濃くし、結晶を析出させる型です。結晶の成長が速い塩類なら、結晶缶を小さくできます。排水の無排水化や有価物の回収にも使います。

向いている使い方

  • 塩分を含む排水の濃縮
  • 工場排水の無排水化
  • 塩化ナトリウムなど成長の速い塩類

根拠:フラッシュ缶を採用し、結晶を析出させたスラリー状態での濃縮を可能にした装置です。(出典7)

この方式の4製品を表で見る

冷却・溶融型(掻取・溶融晶析)

冷やして結晶を出す型です。掻取型は、冷却面を羽根で掻き取りながら運転します。溶融物から結晶を作る溶融晶析は、溶液を使わずに高純度の製品を得られます。

向いている使い方

  • 廃酸から酸と金属塩を回収する
  • 沸点の近い成分を蒸留せずに分ける
  • 温度で溶解度が大きく変わる物

根拠:掻取型晶析装置にてジャケットの間接冷却により結晶を生成・成長させます。(出典2)

この方式の4製品を表で見る

テイラー渦型(連続せん断)

内筒と外筒のすき間に起きるテイラー渦で、せん断をかけながら連続で結晶を作る型です。回分式の反応槽より品質のばらつきを抑えられます。連続で作るので、装置を小さくできます。

向いている使い方

  • 回分の反応槽を連続に置きかえる
  • 原薬材料や電池材料の粒子づくり
  • 少量を連続で処理したい

根拠:リアクタライザーは、Taylor Vortex のせん断撹拌により、連続で均一な結晶を生成することが可能です。(出典9)

この方式の2製品を表で見る
MAKERS

晶析装置の主なメーカー9社

カツラギ工業株式会社

逆円錐の形で結晶を流動させながら分級し、撹拌翼やポンプに結晶を通さない結晶缶です。

大阪府

木村化工機株式会社

結晶粒径を大きく成長させたいときに使う型で、スラリー濃度を下げて運転します。

兵庫県

株式会社ササクラ

フラッシュ缶で結晶を析出させ、スラリーのまま濃縮する装置です。

大阪府

GEAジャパン

熱交換器を晶析装置の本体につなぐ配置で、従来より設置面積を小さく、高さを低くした強制循環式の晶析装置です。

東京都

住友重機械工業株式会社

製塩・食品・化学業界で使われているチューブ式の濃縮・晶析設備です。

東京都

株式会社チップトン

内筒と外筒のすき間に起きるテイラー渦で混ぜる反応装置で、内筒を替えるとすき間と容量を変えられます。

愛知県

月島環境エンジニアリング株式会社

鉄鋼やアルミの生産ラインから出る廃酸・廃液を、酸と金属塩に分けて回収する装置です。

東京都

月島機械株式会社

ドラフトチューブの内外に逆向きの羽根を付けたDP羽根で、低い回転数のまま槽内を大きく循環させます。

東京都

株式会社徳寿工作所

テイラー渦のせん断撹拌で、結晶を連続で作ります。

神奈川県

出典
  1. 月島機械 晶析装置(DP型・クリスタルオスロ型)
  2. 月島機械 溶融晶析精製設備(4Cプロセス)
  3. カツラギ工業 逆円錐(CEC)型結晶缶
  4. カツラギ工業 ジャケット掻取冷却型結晶缶
  5. 木村化工機 晶析装置
  6. ササクラ 晶析装置
  7. ササクラ 蒸発濃縮装置カタログ
  8. 住友重機械工業 蒸発・晶析装置
  9. 徳寿工作所 晶析装置
  10. チップトン テイラー渦流ナノリアクター
  11. チップトン テイラー渦流ナノリアクター 製品一覧
  12. 月島環境エンジニアリング 冷却・濃縮晶析装置
  13. GEA COMPACRYST
  14. GEA 溶融晶析装置
  15. GEA 溶液晶析装置
  16. カツラギ工業 晶析装置
  17. カツラギ工業 DTB型結晶缶
  18. カツラギ工業 ベンチスケール晶析装置
掲載基準

化学品・医薬品・無機塩の製造と排水処理で、溶液や溶融物から結晶を取り出す晶析装置を載せます。日本法人のあるメーカーが自社製品として公式ページで今案内している型を、1社1〜2製品にしました。結晶を分ける遠心分離機とろ過機、濃縮だけの蒸発濃縮装置は別の品として載せません。神鋼環境ソリューションは反応・晶析工程の反応機として案内していて晶析専用の型がないので、関西化学機械製作のウォールウェッターは蒸発缶の技術で晶析専用の型ではないので、日本化学機械製造は公式サイトで晶析装置の案内を確かめられなかったので除きました。

晶析装置を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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