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工場で廃溶剤を再生したい設備・生産技術の担当の方と、研究所で濃縮・蒸留水の装置を選ぶ方へ

蒸留装置のメーカー9社比較【2026年】

蒸留装置は、液体を沸点まで温めて蒸気にし、
冷やして液体に戻すことで、混ざったものを分ける装置です。

ABOUT

蒸留装置とは

比較表を見る ↓

液体を沸点まで温めて蒸気にし、冷やして液体に戻すことで、混ざったものを分ける装置です。
蒸留器・蒸留機・溶剤再生装置・蒸留水装置とも呼びます。
工場では廃溶剤の再生、研究所では濃縮と蒸留水づくりに使います。

製品の特長

  • 沸点の違いで分ける蒸気になる温度の違う成分を、温度で分ける
  • 常圧と減圧(真空)⁠が⁠あ⁠る減圧すると沸点が下がり、低い温度で蒸留できる
  • 用途で形がまったく違う溶剤回収・ロータリーエバポレーター・薄膜蒸留・蒸留水

使うメリット

  • 廃溶剤を捨てずにもう一度使える新しい溶剤と産廃の費用が減る
  • 熱に弱いものは減圧や薄膜で守れる低い温度・短い時間で蒸発させる
  • 蒸留水はいつでも手元で採れるタンクにためておき、使うときに採水

選ぶときに注意すること

  1. 溶剤回収装置は、置く場所の危険物の量で防爆の要否が変わる
  2. 有機溶剤を扱うなら、届け出と消防署への確認を先に済ませる
  3. 強酸性・強アルカリ性の液や水は、溶剤回収装置では回収できない
  4. ロータリーエバポレーターは、真空ポンプ・冷却装置・加熱槽が別のことが多い
  5. 蒸留水製造装置は、ボイラーにたまる水あか(缶石)⁠を⁠洗⁠⁠⁠⁠う

※溶剤回収装置の設置条件・回収できるものはコーベックスの公式サイト、ショートパスと薄膜式の違いは旭製作所の公式サイトによる。製品の数字と価格は、各メーカーの公式の製品ページ・カタログ・価格表による。

LIST

蒸留装置の比較表

コストは、値段を公開している製品どうしで比べています。値段を出していない製品は「要見積」。

CSV

蒸留装置13製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

溶剤回収(再生)⁠装⁠⁠⁠⁠置

4製品
コーベックス株式会社CA-101-A(CLEAN-ACE101)一斗缶で出る少量の廃シンナーの再生口コミを書く要見積

廃液の入った一斗缶ごと装置に入れ、温度と時間を決めてボタンを押すだけで再生できます。1回に15〜18Lを3〜4時間で蒸留します。非防爆の安全場所設置型で、危険物の指定数量の5分の1未満の場所なら置けます。

方式
溶剤回収(再生)⁠装⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠置
処理能力
15〜18L/回(⁠3〜4h⁠)
容量・伝熱面積
一斗缶ごとセット
加熱
ヒートパイプ
圧力・真空度
常圧(バッチ式)
防爆
安全場所設置型(非防爆)
電源
単相200V・2.0kW
主な用途
塗装・洗浄の廃溶剤(第1・2石油類)
記載なし
大きさ・⁠⁠⁠質量
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
コーベックス株式会社CA-801(CLEAN-ACE800)毎月まとまって出る廃溶剤の連続再生口コミを書く要見積

廃液のドラム缶と回収用のドラム缶をつなぐと、送り込みから回収まで自動で回ります。真空で沸点を下げて蒸留するので、不純物の熱分解を抑えたきれいな再生液が取れます。処理能力は20〜50L/hで、完全防爆仕様です。

方式
溶剤回収(再生)⁠装⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠置
処理能力
20〜50L/h
容量・伝熱面積
ドラム缶から自動で送液
加熱
スチームかヒートパイプ
圧力・真空度
真空で連続蒸留
防爆
完全防爆仕様
電源
200V・2.0kW
主な用途
月2t以上の廃溶剤の連続再生
記載なし
大きさ・⁠⁠⁠質量
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社テクノシグマソルピュア PSOS-⁠S研究室の使用済み溶媒を夜通し精製口コミを書く要見積

閉じた装置の中で溶媒の蒸気を回す独自の方式で、常圧のまま沸点より低い温度で蒸留します。突沸や局所過熱が起きず、止まっても危険が無いので、夜通し運転できます。設置面積は幅225mmで、実験台の端に置けます。

方式
溶剤回収(再生)⁠装⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠置
加熱
ウォーターバス(沸点以下で蒸発)
圧力・真空度
常圧
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅225mm
主な用途
研究室の使用済み有機溶媒(THFなど)
記載なし
処理能力・容量・伝熱面積・防爆・⁠⁠⁠電源
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
プリテクノジャパン株式会社HRS-⁠50工場の廃溶剤を減圧で連続再生口コミを書く要見積

空気圧と窒素ガスで動かす遠隔操作の方式で、蒸留ユニットは防爆仕様です。減圧で連続して蒸留し、HRS-50の処理能力は30〜50L/hです。アセトン・アルコール・NMPなどの再生に使え、置き場所を変えやすい省スペースの作りです。

方式
溶剤回収(再生)⁠装⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠置
処理能力
30〜50L/h
加熱
スチームか温水
圧力・真空度
連続で減圧蒸留
防爆
防爆仕様(蒸留ユニット)
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅1,150mm・奥行1,000mm・高さ2,000mm・700kg
電源
三相200V
主な用途
アセトン・アルコール・NMPなどの廃溶剤
記載なし
容量・伝熱面積
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

ロータリーエバポレーター

3製品
株式会社テクノシグマミニエバポ MEV-50NS1人1台置く少量実験の濃縮口コミを書く要見積

設置面積がA4の紙ほどの小さなロータリーエバポレーターで、1人1台ずつ置けます。消費電力は50Wで、真空ポンプや冷媒循環装置を4〜6台で分けて使えます。テフロンのパッキンを使い、塩化チオニルのような腐食性の液も濃縮できます。

方式
ロータリーエバポレーター
容量・伝熱面積
ナスフラスコ25〜100mL
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅310mm・奥行200mm・高さ500mm
電源
消費電力50W
主な用途
少量の試料・腐食性の液の濃縮
記載なし
処理能力・加熱・圧力・真空度・⁠⁠⁠防爆
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
日本ビュッヒ株式会社Rotavapor R-300高沸点の溶媒まで1台で濃縮口コミを書く要見積

加熱槽は20〜220℃まで使えるので、水やDMFのような沸点の高い溶媒も飛ばせます。フラスコは50〜5,000mLまで付けられます。モジュール式で、真空ポンプや操作部をあとから足して1つのシステムに組めます。

方式
ロータリーエバポレーター
容量・伝熱面積
フラスコ50〜5,000mL
加熱
加熱槽20〜220℃
主な用途
研究開発・品質管理の濃縮
記載なし
処理能力・圧力・真空度・防爆・大きさ・質量・⁠⁠⁠電源
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
ヤマト科学株式会社REV203S条件の分からない溶媒を自動で濃縮口コミを書く310,000円⁠〜(税抜)

Autoモードで、溶媒の設定値が分からなくても減圧したときの変化から蒸留条件を自動で決め、突沸を抑えます。真空コントローラーが付き、無線で真空ポンプとチラーも一緒に動かせます。蒸発能力は水で最大23mL/minです。

方式
ロータリーエバポレーター
処理能力
最大23mL/min(水の蒸発量)
容量・伝熱面積
フラスコ50〜2,000mL
圧力・真空度
真空コントローラーVR103Sを標準搭載
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅719mm・奥行324mm(横型)
電源
AC100〜230V
主な用途
試料の濃縮・溶媒の回収
記載なし
加熱・⁠⁠⁠防爆
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

薄膜・分子蒸留装置

3製品
株式会社旭製作所ショートパスエバポレーター(DN 60)高真空で熱に弱い物質を分ける口コミを書く要見積

蒸発管の中に冷却器を入れて蒸発面と凝縮面を近づけたので、0.1Paの高真空まで引けます。ワイパーで蒸発管の内側に薄い膜を作り、流れ落ちる短い時間で蒸発させるので、熱に弱い物質や沸点の高い物質を分けられます。本体はホウケイ酸ガラス製で、中の様子を見ながら運転できます。

方式
薄膜・分子蒸留装置
処理能力
0.1〜1.5kg/h
容量・伝熱面積
伝熱面積0.05㎡
加熱
ジャケット最高200℃(300℃仕様あり)
圧力・真空度
0.1Pa⁠〜常圧
主な用途
熱に弱い物質の分離(ビタミン・香料など)
記載なし
防爆・大きさ・質量・⁠⁠⁠電源
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社神鋼環境ソリューションワイプレン(薄膜蒸発機)工場で熱に弱い液を連続で濃縮口コミを書く要見積

回る羽根が蒸発面全体に薄い膜を作るので熱がよく伝わり、液を短い時間で蒸発させます。蒸発面と凝縮面の間の圧力損失がとても小さく、高真空で運転できます。標準の伝熱面積は0.11〜7.4㎡で、グラスライニング製にもできます。

方式
薄膜・分子蒸留装置
容量・伝熱面積
伝熱面積0.11〜7.4㎡(標準)
圧力・真空度
高真空型(分子蒸留装置)⁠あ⁠⁠⁠⁠り
主な用途
自重で流れる粘度の液の濃縮
記載なし
処理能力・加熱・防爆・大きさ・質量・⁠⁠⁠電源
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
東京理化器械株式会社フラッシュエバポレーター MF-1000研究室で熱に弱い液を小さく濃縮口コミを書く764,000円税別

加熱面に触れた液が薄い膜になって流れ落ちながら蒸発し、すぐに加熱部から離れるので、熱をかける時間が短く済みます。羽根の遠心力で泡を抑えるので、牛乳や発酵液のような泡立つ液も濃縮できます。蒸発能力は水で760mL/hです。

方式
薄膜・分子蒸留装置
処理能力
760mL/h(水・温水70℃循環時)
加熱
温水を循環
圧力・真空度
運転時399.9Pa以下
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅490mm・奥行350mm・高さ930mm
主な用途
熱に弱い物質・泡立つ液の濃縮
記載なし
容量・伝熱面積・防爆・⁠⁠⁠電源
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

蒸留水製造装置

3製品
アドバンテック東洋株式会社RFD240ND30Lためて共用で使う蒸留水口コミを書く平均的600,000円税抜

タッチパネルの付いた採水ユニットを磁石で好きな所に付けて、蒸留水とイオン交換水を採れます。約1.8L/hで作り、30Lのタンクにためておけます。樹脂カートリッジが大きく、交換の回数を減らせます。

方式
蒸留水製造装置
処理能力
約1.8L/h
容量・伝熱面積
タンク30L
加熱
セラミックヒーター1.4kW
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅600mm・奥行425mm・高さ780mm・約44kg
電源
AC100V・15A
主な用途
蒸留水・イオン交換水
記載なし
圧力・真空度・⁠⁠⁠防爆
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
東京理化器械株式会社スチルエース SA-2100A蒸留水だけを手ごろに作る口コミを書く安め402,000円税別

蒸留水だけを作るシンプルな形で、本体は幅300mmです。約1.8L/hの蒸留水を作り、満水のときは毎分2.0Lで採れます。タンクを付けると幅は460mmになります。

方式
蒸留水製造装置
処理能力
約1.8L/h
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅300mm・奥行410mm・高さ700mm
主な用途
蒸留水
記載なし
容量・伝熱面積・加熱・圧力・真空度・防爆・⁠⁠⁠電源
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
ヤマト科学株式会社オートスチル WGS201狭い実験台で蒸留水とイオン交換水口コミを書く高め754,000円税抜

イオン交換した水を蒸留するので、イオン交換水と蒸留水を別々のディスペンサーで採れます。幅350mmで、流し台や実験台の狭い所にも置けます。採れる水はどちらもJIS K0557の最高レベルA4です。

方式
蒸留水製造装置
処理能力
約1.5L/h
容量・伝熱面積
タンク10L
加熱
セラミックヒーター1.2kW
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅350mm・奥行570mm・高さ845mm・54kg
電源
AC100V・12.5A
主な用途
イオン交換水・蒸留水(JIS K0557のA4)
記載なし
圧力・真空度・⁠⁠⁠防爆
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

溶剤回収(再生)⁠装⁠⁠⁠⁠置4製品

コーベックス株式会社

CA-101-A(CLEAN-ACE101)

一斗缶で出る少量の廃シンナーの再生

廃液の入った一斗缶ごと装置に入れ、温度と時間を決めてボタンを押すだけで再生できます。1回に15〜18Lを3〜4時間で蒸留します。非防爆の安全場所設置型で、危険物の指定数量の5分の1未満の場所なら置けます。

コスト要見積

方式
溶剤回収(再生)⁠装⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠置
処理能力
15〜18L/回(⁠3〜4h⁠)
容量・伝熱面積
一斗缶ごとセット
加熱
ヒートパイプ
圧力・真空度
常圧(バッチ式)
防爆
安全場所設置型(非防爆)
電源
単相200V・2.0kW
主な用途
塗装・洗浄の廃溶剤(第1・2石油類)
記載なし
大きさ・⁠⁠⁠質量
公式ページへ
コーベックス株式会社

CA-801(CLEAN-ACE800)

毎月まとまって出る廃溶剤の連続再生

廃液のドラム缶と回収用のドラム缶をつなぐと、送り込みから回収まで自動で回ります。真空で沸点を下げて蒸留するので、不純物の熱分解を抑えたきれいな再生液が取れます。処理能力は20〜50L/hで、完全防爆仕様です。

コスト要見積

方式
溶剤回収(再生)⁠装⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠置
処理能力
20〜50L/h
容量・伝熱面積
ドラム缶から自動で送液
加熱
スチームかヒートパイプ
圧力・真空度
真空で連続蒸留
防爆
完全防爆仕様
電源
200V・2.0kW
主な用途
月2t以上の廃溶剤の連続再生
記載なし
大きさ・⁠⁠⁠質量
公式ページへ
株式会社テクノシグマ

ソルピュア PSOS-⁠S

研究室の使用済み溶媒を夜通し精製

閉じた装置の中で溶媒の蒸気を回す独自の方式で、常圧のまま沸点より低い温度で蒸留します。突沸や局所過熱が起きず、止まっても危険が無いので、夜通し運転できます。設置面積は幅225mmで、実験台の端に置けます。

コスト要見積

方式
溶剤回収(再生)⁠装⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠置
加熱
ウォーターバス(沸点以下で蒸発)
圧力・真空度
常圧
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅225mm
主な用途
研究室の使用済み有機溶媒(THFなど)
記載なし
処理能力・容量・伝熱面積・防爆・⁠⁠⁠電源
公式ページへ
プリテクノジャパン株式会社

HRS-⁠50

工場の廃溶剤を減圧で連続再生

空気圧と窒素ガスで動かす遠隔操作の方式で、蒸留ユニットは防爆仕様です。減圧で連続して蒸留し、HRS-50の処理能力は30〜50L/hです。アセトン・アルコール・NMPなどの再生に使え、置き場所を変えやすい省スペースの作りです。

コスト要見積

方式
溶剤回収(再生)⁠装⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠置
処理能力
30〜50L/h
加熱
スチームか温水
圧力・真空度
連続で減圧蒸留
防爆
防爆仕様(蒸留ユニット)
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅1,150mm・奥行1,000mm・高さ2,000mm・700kg
電源
三相200V
主な用途
アセトン・アルコール・NMPなどの廃溶剤
記載なし
容量・伝熱面積
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ロータリーエバポレーター3製品

株式会社テクノシグマ

ミニエバポ MEV-50NS

1人1台置く少量実験の濃縮

設置面積がA4の紙ほどの小さなロータリーエバポレーターで、1人1台ずつ置けます。消費電力は50Wで、真空ポンプや冷媒循環装置を4〜6台で分けて使えます。テフロンのパッキンを使い、塩化チオニルのような腐食性の液も濃縮できます。

コスト要見積

方式
ロータリーエバポレーター
容量・伝熱面積
ナスフラスコ25〜100mL
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅310mm・奥行200mm・高さ500mm
電源
消費電力50W
主な用途
少量の試料・腐食性の液の濃縮
記載なし
処理能力・加熱・圧力・真空度・⁠⁠⁠防爆
公式ページへ
日本ビュッヒ株式会社

Rotavapor R-300

高沸点の溶媒まで1台で濃縮

加熱槽は20〜220℃まで使えるので、水やDMFのような沸点の高い溶媒も飛ばせます。フラスコは50〜5,000mLまで付けられます。モジュール式で、真空ポンプや操作部をあとから足して1つのシステムに組めます。

コスト要見積

方式
ロータリーエバポレーター
容量・伝熱面積
フラスコ50〜5,000mL
加熱
加熱槽20〜220℃
主な用途
研究開発・品質管理の濃縮
記載なし
処理能力・圧力・真空度・防爆・大きさ・質量・⁠⁠⁠電源
公式ページへ
ヤマト科学株式会社

REV203S

条件の分からない溶媒を自動で濃縮

Autoモードで、溶媒の設定値が分からなくても減圧したときの変化から蒸留条件を自動で決め、突沸を抑えます。真空コントローラーが付き、無線で真空ポンプとチラーも一緒に動かせます。蒸発能力は水で最大23mL/minです。

コスト310,000円⁠〜(税抜)

方式
ロータリーエバポレーター
処理能力
最大23mL/min(水の蒸発量)
容量・伝熱面積
フラスコ50〜2,000mL
圧力・真空度
真空コントローラーVR103Sを標準搭載
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅719mm・奥行324mm(横型)
電源
AC100〜230V
主な用途
試料の濃縮・溶媒の回収
記載なし
加熱・⁠⁠⁠防爆
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薄膜・分子蒸留装置3製品

株式会社旭製作所

ショートパスエバポレーター(DN 60)

高真空で熱に弱い物質を分ける

蒸発管の中に冷却器を入れて蒸発面と凝縮面を近づけたので、0.1Paの高真空まで引けます。ワイパーで蒸発管の内側に薄い膜を作り、流れ落ちる短い時間で蒸発させるので、熱に弱い物質や沸点の高い物質を分けられます。本体はホウケイ酸ガラス製で、中の様子を見ながら運転できます。

コスト要見積

方式
薄膜・分子蒸留装置
処理能力
0.1〜1.5kg/h
容量・伝熱面積
伝熱面積0.05㎡
加熱
ジャケット最高200℃(300℃仕様あり)
圧力・真空度
0.1Pa⁠〜常圧
主な用途
熱に弱い物質の分離(ビタミン・香料など)
記載なし
防爆・大きさ・質量・⁠⁠⁠電源
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株式会社神鋼環境ソリューション

ワイプレン(薄膜蒸発機)

工場で熱に弱い液を連続で濃縮

回る羽根が蒸発面全体に薄い膜を作るので熱がよく伝わり、液を短い時間で蒸発させます。蒸発面と凝縮面の間の圧力損失がとても小さく、高真空で運転できます。標準の伝熱面積は0.11〜7.4㎡で、グラスライニング製にもできます。

コスト要見積

方式
薄膜・分子蒸留装置
容量・伝熱面積
伝熱面積0.11〜7.4㎡(標準)
圧力・真空度
高真空型(分子蒸留装置)⁠あ⁠⁠⁠⁠り
主な用途
自重で流れる粘度の液の濃縮
記載なし
処理能力・加熱・防爆・大きさ・質量・⁠⁠⁠電源
公式ページへ
東京理化器械株式会社

フラッシュエバポレーター MF-1000

研究室で熱に弱い液を小さく濃縮

加熱面に触れた液が薄い膜になって流れ落ちながら蒸発し、すぐに加熱部から離れるので、熱をかける時間が短く済みます。羽根の遠心力で泡を抑えるので、牛乳や発酵液のような泡立つ液も濃縮できます。蒸発能力は水で760mL/hです。

コスト764,000円税別

方式
薄膜・分子蒸留装置
処理能力
760mL/h(水・温水70℃循環時)
加熱
温水を循環
圧力・真空度
運転時399.9Pa以下
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅490mm・奥行350mm・高さ930mm
主な用途
熱に弱い物質・泡立つ液の濃縮
記載なし
容量・伝熱面積・防爆・⁠⁠⁠電源
公式ページへ

蒸留水製造装置3製品

アドバンテック東洋株式会社

RFD240ND

30Lためて共用で使う蒸留水

タッチパネルの付いた採水ユニットを磁石で好きな所に付けて、蒸留水とイオン交換水を採れます。約1.8L/hで作り、30Lのタンクにためておけます。樹脂カートリッジが大きく、交換の回数を減らせます。

コスト平均的600,000円税抜

方式
蒸留水製造装置
処理能力
約1.8L/h
容量・伝熱面積
タンク30L
加熱
セラミックヒーター1.4kW
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅600mm・奥行425mm・高さ780mm・約44kg
電源
AC100V・15A
主な用途
蒸留水・イオン交換水
記載なし
圧力・真空度・⁠⁠⁠防爆
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東京理化器械株式会社

スチルエース SA-2100A

蒸留水だけを手ごろに作る

蒸留水だけを作るシンプルな形で、本体は幅300mmです。約1.8L/hの蒸留水を作り、満水のときは毎分2.0Lで採れます。タンクを付けると幅は460mmになります。

コスト安め402,000円税別

方式
蒸留水製造装置
処理能力
約1.8L/h
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅300mm・奥行410mm・高さ700mm
主な用途
蒸留水
記載なし
容量・伝熱面積・加熱・圧力・真空度・防爆・⁠⁠⁠電源
公式ページへ
ヤマト科学株式会社

オートスチル WGS201

狭い実験台で蒸留水とイオン交換水

イオン交換した水を蒸留するので、イオン交換水と蒸留水を別々のディスペンサーで採れます。幅350mmで、流し台や実験台の狭い所にも置けます。採れる水はどちらもJIS K0557の最高レベルA4です。

コスト高め754,000円税抜

方式
蒸留水製造装置
処理能力
約1.5L/h
容量・伝熱面積
タンク10L
加熱
セラミックヒーター1.2kW
大きさ・⁠⁠⁠質量
幅350mm・奥行570mm・高さ845mm・54kg
電源
AC100V・12.5A
主な用途
イオン交換水・蒸留水(JIS K0557のA4)
記載なし
圧力・真空度・⁠⁠⁠防爆
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Q&A

蒸留装置選びで、よくある疑問

購買担当の疑問蒸留装置の価格は、いくら?

値段を出しているのは、このページの13製品中5製品です。蒸留水製造装置は東京理化器械のSA-2100Aが402,000円、アドバンテック東洋のRFD240NDが600,000円、ヤマト科学のWGS201が754,000円(どれも税抜)⁠で⁠す⁠。減圧で使うロータリーエバポレーターはヤマト科学のREV203Sが310,000円〜(税抜)、薄膜式は東京理化器械のMF-1000が764,000円で、溶剤回収装置と工業用は見積もりです。

設備担当の疑問蒸留装置の仕組みは?

液体には蒸気になる温度(沸点)があり、蒸気を冷やすと液体に戻ります。沸点の違う成分が混ざった液を温めると、沸点の低いものから蒸気になるので、それを冷やして集めれば分けられます。溶剤回収装置なら、溶剤だけが蒸気になり、塗料や油の汚れは缶の底に残ります。

工場長の疑問常圧蒸留装置と減圧蒸留装置(真空蒸留装置)の違いは?

常圧はそのままの気圧で沸かし、減圧は真空ポンプで圧力を下げて沸点を下げます。コーベックスは、真空で沸点を下げると電力のコストも下げられ、不純物の熱分解が抑えられて精度の良い再生液が取れると説明しています。一斗缶ごと入れるCA-101-Aは常圧、ドラム缶から送るCA-801は真空です。

総務の疑問蒸留装置の種類は?

工場では、廃溶剤を再生する溶剤回収装置と、熱に弱い液を連続で濃縮する薄膜蒸発機を使います。研究所では、濃縮のロータリーエバポレーター、高真空の分子(短行程)蒸留装置、蒸留水製造装置を使います。表はこの4つの方式で分けています。

工場長の疑問溶剤回収装置を入れると、どれくらい得をする?

コーベックスは、月にドラム缶40本の酢酸エチルの廃液を出す工場なら、ひと月あたり約120万円、年間では約1,400万円以上のコスト削減が見込めると試算しています。新しい溶剤の購入と、産廃の処理費の両方が減ります。廃溶剤が月2t以下なら小型のCA-100、月2t以上ならCA-800を案内しています。

施設管理の疑問溶剤回収装置を置くときの注意点は?届け出は?

コーベックスの非防爆のCA-101-Aは、危険物の指定数量の5分の1未満の場所なら置けます。有機溶剤中毒予防規則に従い、労働基準監督署への届け出があります。防爆仕様の機種でも、置く前に管轄の消防署に確かめます。

設備担当の疑問どんな溶剤が再生できる?できないものは?

コーベックスは、廃シンナー・トルエン・酢酸エチル・アルコール類・塩素系・フロン系・炭化水素系洗浄剤などを回収できるとしています。強酸性・強アルカリ性の液や水は回収できません。沸点差が約30℃以上あれば90%以上回収できた例を、クリーンテクノスが出しています。

設備担当の疑問小型の蒸留装置・ロータリーエバポレーターを探している

テクノシグマのMEV-50NSは幅310mmで、25〜100mLのフラスコを回し、消費電力は50Wです。ヤマト科学のREV203Sは50〜2,000mLのフラスコに使え、真空コントローラーが付いて突沸を抑える自動運転ができます。日本ビュッヒのR-300は50〜5,000mLまで使えます。

工場長の疑問薄膜蒸留と分子蒸留(短行程蒸留)の違いは?

どちらも液を薄い膜にして短い時間で蒸発させます。分子蒸留(ショートパス)は冷却器を蒸発管の中に入れるので、より高い真空に引けます。旭製作所の比較では、薄膜式の設計圧力は10Pa超、ショートパスは0.1Pa超で、高沸点の成分を分けるときはショートパスを使います。

総務の疑問蒸留水製造装置はどう選ぶ?

1時間に作れる量はこのページの3製品とも約1.5〜1.8Lなので、1日に使う量とタンクの大きさで選びます。ヤマト科学は、1日10L以下ならWGS201、10〜30LならWG253、30〜90LならWG1013と案内しています。イオン交換水も採りたいならWGS201かRFD240NDです。

総務の疑問蒸留装置の各部の名称は?

ロータリーエバポレーターなら、試料を入れて回す蒸発フラスコ、それを温める加熱槽(バス)、蒸気を冷やして液に戻す冷却管、戻った液をためる受フラスコでできています。ヤマト科学のREV203Sは、冷却管に2重巻きの蛇管を使い、フラスコと本体をロータリージョイントでつなぎます。溶剤回収装置では、温める釜(蒸留槽)とコンデンサー(冷却器)、回収液の受け缶が同じ役目です。

施設管理の疑問蒸留装置の手入れは?

蒸留水製造装置はボイラーに水あか(缶石)がたまるので、洗います。ヤマト科学のWGS201には缶石洗浄剤が付いています。ロータリーエバポレーターは、真空度が落ちてきたら真空シールのすり減りを疑い、交換します。

TYPES

蒸留装置の方式の違い

ボタンを押すと、表がその方式の製品だけになります。

溶剤回収(再生)⁠装⁠⁠⁠⁠置

洗浄や塗装で汚れたシンナー・アルコール・洗浄剤を蒸留し、汚れと分けてもう一度使えるようにします。一斗缶ごと入れる小型のバッチ式と、ドラム缶から送り続ける連続式があり、真空で沸点を下げる型もあります。

向いている使い方

  • 塗装ブースの洗浄シンナーの再生
  • 部品洗浄の炭化水素系洗浄剤の再生
  • 研究室の使用済み有機溶媒の精製

根拠:溶剤再生装置は廃溶剤を蒸留再生して再利用できるようにする装置(コーベックス)(出典1)

この方式の4製品を表で見る

ロータリーエバポレーター

試料を入れたフラスコを回しながら温め、減圧して溶媒を低い温度で飛ばし、試料を濃縮します。飛ばした溶媒は冷却管で液に戻して受けフラスコにためます。研究室の濃縮・溶媒の除去で最もよく使う形です。

向いている使い方

  • 抽出液・反応液の濃縮
  • 合成のあとの溶媒の除去
  • 分析前の試料の前処理

根拠:ビュッヒは1957年に世界で初めてロータリーエバポレーターを発売(出典3)

この方式の3製品を表で見る

薄膜・分子蒸留装置

液を加熱面に薄い膜にして流し、短い時間で蒸発させます。熱をかける時間が短いので、熱に弱い物質や沸点の高い物質を分けられます。冷却器を中に入れた短行程(分子)蒸留型は、さらに高い真空で運転します。

向いている使い方

  • ビタミン・香料など熱に弱い物質の精製
  • 高沸点の油・樹脂原料の分離
  • 泡立ちやすい液・粘い液の濃縮

根拠:ショートパスエバポレーターは薄膜式蒸発装置より高真空に引け、高沸点成分の蒸留・分離に向く(旭製作所)(出典4)

この方式の3製品を表で見る

蒸留水製造装置

水道水を前処理し、ボイラーで沸かした蒸気を冷やして蒸留水を作り、タンクにためておきます。イオン交換した水を蒸留して、イオン交換水も採れる機種があります。

向いている使い方

  • 試験・分析に使う蒸留水
  • 器具の最後のすすぎ
  • 研究室での共用の採水

根拠:WGS201の蒸留水とイオン交換水はJIS K0557の最高レベルA4(ヤマト科学)(出典5)

この方式の3製品を表で見る

この比較表のデータ:CSV・JSON(出典を明記すれば引用できます)

掲載基準と並び順

掲載基準:工場・研究所で使う蒸留装置で、メーカーが自社で作るか自社グループの製品として日本法人が売り、公式サイトで今案内している製品。日本法人のある会社に限ります。洗浄・塗装の廃溶剤を蒸留して再利用する溶剤回収(再生)装置、研究室のロータリーエバポレーター、薄膜・分子(短行程)蒸留装置、理化学用の蒸留水製造装置を同じ表に載せ、各社の代表の型式を1〜2点選びました。イオン交換やRO膜だけで蒸留しない純水装置、お酒・精油の家庭用や精油の水蒸気蒸留装置、分析の前処理に使うケルダール蒸留装置、化学プラント一式の受注設計だけの会社、受託蒸留、中古品、代理店が売る他社製品(BUCHI製品を売る柴田科学など⁠)⁠は除いています。IKAジャパンは公式サイトが自動での取得を拒み、関西化学機械製作は公式サイトに製品の仕様の数字が無かったので載せていません。

並び順:方式ごとに分け、その中はメーカー名の五十音順です。おすすめ順ではなく、掲載料で順番は変えません。

蒸留装置を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

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