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GUIDE / FREEZE-DRYER

凍結乾燥機とは?研究・医薬・食品で使う凍結乾燥機(フリーズドライヤー)の種類(卓上・研究用棚式・生産用棚式)と、トラップ温度・除湿量・価格の選び方

試料や原料を凍らせたまま真空で乾かす凍結乾燥機(フリーズドライヤー)の原理、3つの種類、トラップ温度と除湿量の見方、停電と真空ポンプの手入れ、公式の価格をまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

凍結乾燥機は、試料を凍らせたまま真空で水分を抜き、形や成分を保って乾かす装置です。フリーズドライヤーとも呼びます。研究室の卓上・ユニット型、棚の温度を決める研究用の棚式、医薬品や食品を量産する生産用の棚式に分かれます。選ぶときは「トラップ温度」「1回の除湿量」「棚の有無」の3つを先に決めます。

凍結乾燥機とは

凍結乾燥機は、凍らせた試料や原料から、真空の中で氷を水蒸気に変えて抜く装置です。抜いた水分は冷やしたトラップで氷にして集めます。三庄インダストリーは、原料をマイナス40℃程度で急速凍結し、真空で水を昇華させると説明しています。ヤスジマは、凍結のあと真空のまま棚から原料を30〜60℃で温め、昇華で水分を飛ばすと説明しています。

比較ページには、日本の会社と海外メーカーの日本法人が自社で作る凍結乾燥機を、各社の代表の型式で載せています。他社の機種を売る会社、家庭用、中古は載せていません。

3つの種類

  • 卓上・ユニット型は、トラップと真空ポンプを1つにまとめ、乾燥室や多岐管をつなぎます。例は東京理化器械の FDL-1000、日本ビュッヒの Lyovapor L-250 Basic、真空デバイスの VFD-21S ⁠⁠です
  • 研究用の棚式は、温度を決めた棚にトレイを並べて乾かします。例は東京理化器械の FD-551、日精の RLE II-52、アルバックの DFM-10N、日本テクノサービスの FD-10BML ⁠⁠です
  • 生産用の棚式は、医薬品や食品を量産します。例は日精の RL-402BS と、三庄インダストリーの SF-10 ⁠⁠です

トラップ温度の見方

  • 東京理化器械の FDL-1000 と日本テクノサービスの FD-10BML は、-45℃です
  • 日精の RLE II-52 は-50℃、RL-402BS は-60℃以下です
  • 日本ビュッヒの Lyovapor L-250 は、-85℃まで冷えます
  • トラップの温度が低い機種ほど、深く冷やして水分を取り込めます

1回の除湿量

  • 東京理化器械の FDL-1000 は4L/回、FD-551 は10L/回です
  • 日本テクノサービスの FD-10BML は1バッチ10kg、アルバックの DFM-10N は20kgです
  • 三庄インダストリーの SF-10 は、乾燥能力10Lです
  • 氷の量が上限を超える前に止めて、トラップを解氷します

医薬品と食品の生産に使う機種

  • 日精の RL-402BS は、18mmのバイアルを1回に7,168本処理し、乾燥の終わりに油圧で栓をします
  • アルバックの DFB は、無菌製剤などの生産設備として国内外に350台以上の実績があります
  • 三庄インダストリーの SF-10 は、8つの運転パターンから選んで自動で乾かします。フリーズドライの受託加工もしています

停電と真空ポンプの手入れ

  • 東京理化器械の FDL-1000 は、停電から戻っても真空ポンプを自動で動かしません。融けた試料の突沸を防ぐためです
  • 日本テクノサービスの FD-10BML は、瞬間停電のあと自動で運転に戻ります
  • 油を使う真空ポンプはオイル交換が欠かせません。FDL-1000 はポンプの台がスライド式で、オイルを替えやすい作りです

値段

  • 値段を公式に出しているのは東京理化器械です。FDL-1000 は1,015,000円(税別)、FD-551 は7,172,000円(税別)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ほかの社の機種は、見積もりで決まります
  • 日本テクノサービスは、ものづくり補助金を使った新規事業の立ち上げにも携わっていると案内しています
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