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GUIDE / FOOD-DEHYDRATOR

食品乾燥機とは?業務用の食品乾燥機の種類(熱風式・冷風式・近赤外線式・連続式)と⁠、処理量・温度・熱源の選び方

野菜・果物・椎茸・干物を乾かす業務用の食品乾燥機の4つの種類、電気式と灯油式の違い、温度と処理量の幅、置く場所の換気と工事、試験乾燥の受け方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

食品乾燥機は、野菜・果物・きのこ・魚などの水分を抜いて、日持ちする乾燥品にする業務用の乾燥機です。乾かし方で、温風を回す熱風式・除湿した冷風で乾かす冷風式・光で乾かす近赤外線式・原料を流しながら乾かす連続式に分かれます。選ぶときは「何を乾かすか」「一度にどれだけ乾かすか」「電気か灯油か」の3つを先に決めます。

食品乾燥機とは

食品乾燥機は、食材の水分を抜いて、ドライフルーツ・乾燥野菜・干し椎茸・干物のような日持ちする品にする乾燥機です。天日干しと違って天気に左右されず、決めた温度と時間で乾かせます。農産加工所や直売所の加工場から、食品工場・水産加工場まで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社のブランドで売る業務用の食品乾燥機を、各社の代表の型の単位で載せています。家庭用だけの小型の機種、研究室の定温乾燥器、凍結乾燥機、穀物乾燥機は載せていません。

4つの種類

  • 熱風式(棚・トレー)は⁠、温めた空気を乾燥室に回して、棚に並べたトレーの食材を乾かします。大紀産業のE-30HDとTB-30、黒田工業のPFW-40EとST-30A、静岡製機のDSS-18がこの型です
  • 冷風式(除湿)は⁠、除湿機やヒートポンプで湿気を抜いた低い温度の風で乾かします。干物や塩干魚に使い、旭調温工業のCV-10ANとCV-150N、サンクのFCD-20ES、タイヨー製作所のACDSがこの型です
  • 近赤外線式は、近赤外線ランプの光と温風で乾かし、トレーを回して乾きムラを抑えます。東明テックのマレンギPSシリーズがこの型です
  • 連続式(撹拌)は⁠、原料を送り込みながら熱風と撹拌羽根で乾かします。ヤスジマのYKD-100は、おからで100kg/hを連続で乾かします

電気式と灯油式

  • 電気式は火を使わず、排気ガスが出ないので煙突がいりません。大紀産業のE-30HDは三相200V、静岡製機のDSS-18も三相200Vです
  • 灯油式は、バーナーで温めた空気を熱交換器に通して、きれいな温風を乾燥室に送ります。大紀産業のTB-30は灯油とA重油を使い、電源は単相100Vのコンセントです
  • 黒田工業のリーダー食品乾燥機は、標準はオイルバーナーで、電気式や蒸気式にも変えられます

温度の幅

  • 熱風式は、静岡製機のDSS-18が40〜65℃、黒田工業のPFW-40Eが最大70℃です
  • 冷風式は、旭調温工業のCV-150Nが乾燥運転18〜30℃、タイヨー製作所のACDSが17〜28℃です
  • 熱風式は、外の気温より低い温度では乾かせません。夏場に低い温度で乾かしたい魚は、冷風式を選びます

処理量とトレー

  • 大紀産業のE-30HDは、ハーフトレイ30枚で生椎茸換算60〜105kgです
  • 大紀産業のTB-30は、樹脂トレイ30枚で椎茸換算90〜210kgです
  • サンクのFCD-20ESは、13段の棚に中くらいの鯵を120〜150枚入れます
  • 静岡製機のDSS-18はトレイが付属しないので、600×1200mmの木製トレイなどを別に用意します
  • 大紀産業の樹脂トレイの耐熱温度は70℃です

置く場所と工事

  • 乾燥中は湿った空気がたくさん出るので、換気のよい部屋に置きます。黒田工業は、床の近くに吸気口、乾燥機の天井の近くに排気口をつけるよう案内しています
  • バーナー式は、煙突工事・電気工事・油配管工事を専門の業者に頼みます
  • 電気ヒーターの大きな機種は、乾燥設備作業主任者の資格がいるか確かめます。黒田工業のPFW-40Eは、ヒーターの定格消費電力を10kW未満に抑えて資格なしで入れられる機種です

試験乾燥

  • 大紀産業は、無料で試験乾燥を受けています
  • 黒田工業は、PFW-40Eで持ち込んだサンプルの試験乾燥を受けています
  • ヤスジマは、本社のリサーチラボの小型テスト機で事前のテストを勧めています
  • 値段を公式に出している製品はないので、試験乾燥の結果と処理量を伝えて見積もりを取ります
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