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GUIDE / ROTARY-KILN

ロータリーキルンとは?外熱式・内熱式・試験用の小型の違いと、温度・処理量・雰囲気・価格の選び方

粉体を回しながら焼くロータリーキルン(回転炉)の3つの種類、外熱式と内熱式の違い、最高温度・処理量・雰囲気の見方、試験用の小型と導入前のテストを、主なメーカーの公式資料でまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

ロータリーキルンは、回る炉心管の中で粉体をかき混ぜながら焼く炉です。回転炉とも呼びます。炉心管を外から温める外熱式、ドラムの中で燃やす内熱式、条件出しに使う試験用の小型に分かれます。選ぶときは「加熱のしかた」「最高温度と雰囲気」「処理量」の3つを先に決めます。値段はどの会社も見積もりです。

ロータリーキルンとは

ロータリーキルンは、少し傾けた炉心管(レトルト・ドラム)を回し、中の粉体をかき混ぜながら温める炉です。ノリタケTCFは、二次電池材料や活性炭、セラミック製品などの粉体の焼成を主な用途にしています。サヤなどの道具材がいらず、粉を流しながら続けて焼けます。

比較ページには、日本の会社が自社で設計・製作するロータリーキルンを、各社の代表の型の単位で載せています。炉が回らない電気炉、トンネルキルンなどのバッチ炉や連続炉、焼却だけの小型の焼却炉、商社が売る他社製品は除いています。

3つの種類

  • 外熱式は、炉心管を外から電気やガスで温めます。栗本鐵工所の外熱式は、熱源に電気・重油・ガスを使う間接加熱です
  • 内熱式は、ドラムの中で燃やして原料をじかに温めます。高砂工業の内燃式ロータリキルンは、耐火物で内張りしたドラムを使います
  • 試験用の小型は、ラボで条件を出す型です。ノリタケTCFのデスクトップロータリーキルンは、実機に近い連続式です

最高温度と雰囲気

  • 中外炉工業の多筒式とノリタケTCFの量産ロータリーキルンは、最高1100℃です
  • 高砂工業の電気加熱ロータリキルンは最高1,000℃で、窒素・水素・酸素の雰囲気や真空でも使えます
  • 高砂工業の内燃式ロータリキルンは最高1,400℃で、雰囲気は大気です
  • 中外炉工業の外熱式は、水素100%の雰囲気にも対応します
  • 杉山重工のMHRKL-03015は、到達真空10Paから加圧850Paまで扱えます

処理量と大きさ

  • 栗本鐵工所の外熱式は、IRK-02の7kg/hからIRK-07の150kg/hまで標準の型式があります
  • ノリタケTCFの量産ロータリーキルンは、処理量が2,000kg/hまでです
  • ノリタケTCFのデスクトップロータリーキルンは、処理量が0.1〜1L/hです
  • UBEマシナリーには、胴体径6m以上・長さ200m弱のキルンの納入実績があります

金属の混入を防ぐ

  • 杉山重工のCRK-50は、粉が触れる部分にセラミックを使え、金属コンタミを嫌う材料を焼けます
  • 付きやすい材料は、炉心管の中のリフターや羽根を材料に合わせて決めます

値段と導入前のテスト

  • 値段を公式に出している会社はありません。材料と処理量を伝えて見積もりを取ります
  • 中外炉工業はロータリーキルンテスト装置を持ち、外熱炉は最高1,000℃・3ゾーンです
  • 高砂工業も社内の試験炉で試験を受け付けています。実機は試験の結果をもとに設計します
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