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GUIDE / IMAGE-INTENSIFIER

イメージインテンシファイアとは?光用I.I.・ゲートI.I.ユニット・X線I.I.の種類と違い、解像度・ゲート時間・価格の選び方

微弱な光やX線を電子に変えて増やし、見える像にするイメージインテンシファイア(I.I.)の仕組み、光用のMCP型の管・ゲートI.I.ユニット・医療用と工業用のX線I.I.の違い、光電面と蛍光面の選び方、ゲート時間と解像度、価格の出し方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

イメージインテンシファイア(I.I.)は、微弱な光やX線を電子に変えて増やし、見える像にする真空管です。光を増やす管そのもの、管と電源・ゲート回路をまとめてカメラに付けるユニット、X線を像にするX線I.I.に分かれます。選ぶときは「測る光の波長」「切り出す時間の短さ」「入力面の大きさ」の3つを先に決めます。

イメージインテンシファイアとは

イメージインテンシファイアは、目やカメラでは暗すぎて写らない光を、明るい像にして渡す真空管です。光用は、光電面で光を電子に変え、MCPで電子を増やし、蛍光面で光に戻します。X線用は、入力面でX線を受けて、小さな明るい出力像にします。

比較ページには、日本の会社が自社で作るI.I.を、各社の代表の型の単位で載せています。I.I.を組み込んだカメラや検査装置、X線フラットパネル検出器は載せていません。

3つの種類

  • 光用I.I.(MCP型の管)は、光電面・MCP・蛍光面を近づけて真空容器に収めた管そのものです。例は浜松ホトニクスのV7670Uです
  • ゲートI.I.ユニットは、I.I.と高圧電源・ゲート駆動回路を1台にまとめ、カメラの前に付けます。例は浜松ホトニクスのC16031-211です
  • X線I.I.は、医療用・工業用のX線透視と写真撮影に使います。例はキヤノン電子管デバイスの工業用E5877J-P1AKと医療用E5764SD-P4Aです

光電面と感度波長

  • 光電面は測る光の波長で選びます。合わない光電面では感度が出ません
  • V7670Uはマルチアルカリ光電面で、感度波長は160〜900nmです
  • C16031-211もマルチアルカリ光電面で、感度波長は185〜900nmです
  • 可視域が中心ならGaAsP光電面、近赤外域が中心ならGaAs光電面の型もあります

ゲート時間とMCP

  • ゲートは、カメラのシャッタのように光を通す時間を決める働きです。浜松ホトニクスのゲートI.I.ユニットは最小3ナノ秒です
  • V7670UとC16031-211のゲートは、どちらも最小10nsです。C16031-211は最大200kHzまで繰り返せます
  • MCPは1枚か2枚で、2枚のほうが増強度が高くなります
  • 蛍光面はP43とP46の2種類です。ゲート時間1ms未満ならP46、1ms以上ならP43を勧めています

X線I.I.の大きさと解像度

  • キヤノン電子管デバイスは、4インチ管から12インチ管までそろえています
  • 工業用のE5877J-P1AKは4インチで、2インチの拡大モードに切り替えられます。中心の解像度は4インチで77Lp/cm、2インチで110Lp/cmです
  • 医療用のE5764SD-P4Aは9インチで、入射視野は230mm以上です。通常モードの解像度は48Lp/cm、DQEは65%です
  • X線I.I.は装置メーカーが組み込む部品です。法規と装置への合い方は、買う側で確かめます

取り扱いと値段

  • 光電面は、動かしていても保管中でも、太陽などの強い光に当てません
  • 高温・塩分・酸のある所に長く置くと、金属が腐って真空を保てなくなることがあります
  • 価格はどの社も公開していません。型と台数を決めて、製品ページから見積を頼みます
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