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GUIDE / VACUUM-FLANGE

真空フランジとは?ICF(コンフラット)⁠・KF(NW)⁠・ISO(LF)の規格の違いと、材質・寸法・耐熱温度の選び方

真空装置・チャンバー・配管をつなぐ真空フランジの3つの規格(ICF・KF・ISO(LF))の違い、ブランク・溶接用・回転・変換の形、材質、ICF70の寸法、ベーキングの温度、在庫のサイズを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

真空フランジは、真空装置の容器や配管をすき間なくつなぐための継ぎ手の板です。つなぎ方の規格で、金属ガスケットをボルトで締めるICF(コンフラット)、Oリングをクランプで留めるKF(NW)、大口径をOリングとクランプで留めるISO(LF)に分かれます。選ぶときは「どこまで真空を引くか」「何℃で焼くか」「相手の規格と口径」の3つを先に決めます。

真空フランジとは

真空フランジは、真空容器・ポンプ・バルブ・配管を、空気が漏れないようにつなぐ継ぎ手の板です。分析装置や研究装置の超高真空から、ポンプまわりの配管まで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る真空フランジを、品番の単位で載せています。配管用のJISフランジ、真空容器そのもの、クランプやガスケットだけの品は載せていません。

3つの規格

  • ICF(コンフラット)は、ナイフエッジで金属のガスケットを押しつぶし、ボルトで締めます。超高真空の容器や継ぎ手に使います。例は北野精機のICF-70FH、テクノフレックスのCF70-H、コスモ・テックのICF70Fです
  • KF(NW)は、Oリング付きのセンターリングをはさみ、クランプで留めます。入江工研の継手は、蝶ネジを回すだけで着脱できます。例は入江工研のVP3040、テクノフレックスのBFP-40、コスモ・テックのNW40BKです
  • ISO(LF)は、KFより大きな口径をOリングとクロークランプで留めます。オス・メスを考えずにつなげます。例は北野精機のNW100LF-Bです

形の違い

  • ブランクは穴の無いフランジで、ポートをふさぐか、穴をあけて部品を付ける素材にします
  • 溶接用は、管に溶接して継手にします
  • 回転は、ボルト穴の向きを合わせやすい型です
  • 変換は、規格や口径の違う配管をつなぎます。北野精機は、変換フランジでICFフランジ・JISフランジとつなげるとしています

耐熱とベーキング

  • 北野精機のICFフランジは、許容温度範囲が-190℃から450℃です。真空炉で450℃・48時間のベーキング処理も受けます
  • 入江工研のNW-KF継手は、加熱温度150℃までです
  • 北野精機のISO(LF)フランジは、140℃の真空ベーキングまでです
  • コスモ・テックのBeCu製品は、ベーキング耐熱が300℃です

寸法と材質

  • ICF70は、北野精機のICF-70FHが外径70mm・厚さ13mm・PCD 58.7mm、テクノフレックスのCF70-Hとコスモ・テックのICF70Fが厚さ12.7mm・ボルト穴6穴です
  • NW40のブランクは、テクノフレックスのBFP-40もコスモ・テックのNW40BKも外径55mmです
  • 材質は、北野精機のICFがSUS304L、ISO(LF)がSUS316Lです。テクノフレックスは304SSと316L SSから選べます

在庫と値段

  • 北野精機は、ICF-34からICF-306までを標準在庫し、最大ICF-406まで作れます
  • コスモ・テックは、ICFブランクをICF34からICF356まで、NW/KFブランクのSUS304をNW10からNW200までそろえています
  • 値段を公式に出している社はありません。コスモ・テックの通販は、会員登録してログインすると価格と在庫が見られます
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