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GUIDE / SPINDLE-UNIT

スピンドルユニットとは?研削盤・マシニングセンタ・専用機に組み込むスピンドルユニットの種類(電動形・エア駆動形・エアー軸受形)と、回転数・出力・振れ精度の選び方

工具や砥石を精度よく高速で回すスピンドルユニット(主軸ユニット・高周波スピンドル)の仕組み、ビルトインモータとベルト駆動の違い、電動形・エア駆動形・エアー軸受形の使い分け、最高回転数・出力・振れ精度・工具の取付・潤滑の選び方と価格の出し方をまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

スピンドルユニットは、工具や砥石を精度よく高速で回す、軸と軸受をまとめた回転ユニットです。電気のモータで回す電動形、圧縮空気で回すエア駆動形、軸を空気で浮かせて支えるエアー軸受形があります。選ぶときは「最高回転数」「出力と工具の取付」「モータと空気の用意」の3つを先に決めます。

スピンドルユニットとは

スピンドルは「回転軸」の意味で、機械加工ではスピンドルユニットを略した言い方です。セイコーインスツルは、回転対象に精度良い回転運動を与える装置と説明しています。穴あけや切削、研削工具の動力源に使い、先端にドリルや砥石を付けます。

比較ページには、日本の会社が自社で作り、日本語の公式ページで今案内している型番を、1社1〜2製品で載せています。工作機械の本体、単体の軸受、単体のエアモーター、ツールホルダは除いています。

3つの種類

  • 電動形は、電気のモータで軸を回します。日本精工のビルトインモータスピンドル、セイコーインスツルのSSPG-060 T110とM8H-TM、ナカニシのNR40-5100 ATCです
  • エア駆動形は、圧縮空気をつないで回します。例はUHTのマイクロスピンドルMSA-3です
  • エアー軸受形は、軸を空気の膜で浮かせて支えます。例はナカニシのXpeed1200で、空気のタービンで回します

ビルトインモータとベルト駆動の違い

  • モーター・ギア・ベルトで回す形は、部品が多く、場所をとります
  • ビルトインモータ形は、前後の軸受の間にモータが入っていて、日本精工は直結式より軽くて小さいと案内しています
  • ギヤやカップリングのないダイレクトドライブなので、振動を抑えられます

回転数と出力

  • 日本精工の高剛性・高出力タイプは、12,000min⁻¹でトルク156N・m、短時間25kWです
  • セイコーインスツルのSSPG-060 T110は、60,000min⁻¹で定格11.0kWです
  • セイコーインスツルのM8H-TMは、80,000min⁻¹で定格2.67kWです
  • UHTのMSA-3は75,000min⁻¹、ナカニシのXpeed1200は120,000min⁻¹まで回り、最大出力は192Wです

振れ精度と工具の取付

  • 振れ精度は、ナカニシのXpeed1200が1μm以内、NR40-5100 ATCが2μm以内です
  • 日本精工の高剛性・高出力タイプは、BT40かHSK-A63のツールシャンクで使います
  • ナカニシのNR40-5100 ATCは、直径3.175mmのCHBコレットで、エアーで工具を自動交換できます
  • UHTのMSA-3は、直径3.00mmのコレットです

モータ・空気・潤滑の用意

  • 日本精工のビルトインモータスピンドルは、モータにファナックのBiIシリーズを使い、アンプとNCは使う側で用意します
  • ナカニシのNR40-5100 ATCは、E3000のモータを後ろにつないで回します
  • UHTのMSA-3は、使用空気圧0.5〜0.7MPa、空気消費量140NL/minです。エアーラインにはフィルター・レギュレータ・オイラーを付けます
  • 日本精工の高剛性・高出力タイプはグリース補給の潤滑で、メンテナンスフリー10000時間です

値段

  • 値段を公開しているのは、UHTのMSA-3の58,300円(税別)⁠だ⁠け⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ほかの5製品は公式に定価を出していません。型式を決めて、メーカーに見積もりを頼みます
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