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GUIDE / SLURRY-PUMP

スラリーポンプとは?サンドポンプの種類(撹拌付きの水中形・水中形・陸上の渦巻形)と、口径・吐出し量・材質・価格の選び方

砂や泥・スラッジの混じった液を送るスラリーポンプ(サンドポンプ)の3つの種類、撹拌羽根とジェット式の違い、羽根車の材質と摩耗、口径と出力の決め方、価格の出し方を、メーカーの公式資料からまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

スラリーポンプは、砂や泥の混じった重い液を、羽根車の摩耗に耐えながら送るポンプです。サンドポンプ・泥水ポンプとも呼びます。液に沈める水中形と、陸上に据える渦巻形があり、水中形には撹拌羽根やジェットで底の砂を巻き上げる型があります。選ぶときは「送る量と高さ」「砂の濃さと粒」「置く場所と電源」の3つを先に決めます。公式に値段を出している製品は無く、どの会社も見積です。

スラリーポンプとは

スラリーポンプは、砂・泥・スラッジ・鉱石の粉など、固形物を多く含む液を送るポンプです。清水用のポンプで砂を送ると羽根車がすぐ減るので、羽根車を高クロム鋳鉄にしたり、内側にゴムやライナーを張ったりして、摩耗に耐えるように作ります。

比較ページには、日本の会社が自社で作るスラリーポンプを、各社の代表の型式の単位で載せています。輸入品を売る会社や商社が扱う製品、工事排水・汚水を抜く排水用の水中ポンプは載せていません。

3つの種類

  • 撹拌付きの水中サンドポンプは、羽根車の下の撹拌羽根やジェットで底の砂を巻き上げながら吸います。例は櫻川ポンプ製作所の NHS-650A-A、新明和工業の SN651A と SN651J、東洋電機工業所の DP-5、寺田ポンプ製作所の SDK9-110N2 ⁠⁠です
  • 水中サンドポンプは、ポンプごと液に沈めて泥水や砂まじりの水を送ります。例は鶴見製作所の NKZ型と GPT型です
  • 陸上の渦巻スラリーポンプは、陸上に据えて配管で送ります。例は古河産機システムズのライナー型汎用スラリーポンプと、泥水シールド用スラリーポンプです

撹拌羽根とジェット式の違い

  • 撹拌羽根は、吸込口のまわりにたまった砂を巻き上げて、吸込口が詰まるのを防ぎます
  • ジェット式は、水の噴流で撹拌羽根より広い範囲の砂を崩します
  • 新明和工業は、口径150mm・37kWの同じ大きさで、撹拌羽根付きの SN651A とジェット式の SN651J を出しています

口径・吐出し量・全揚程

  • 東洋電機工業所の DP-5 は、口径80mmで全揚程12m・0.5m3/minです
  • 櫻川ポンプ製作所の HSY-35 は、口径80mmで全揚程12m・0.5m3/minです。水中でも陸上でも使えます
  • 東洋電機工業所の DPF-30B は、口径150mmで全揚程15m・3.2m3/minです
  • 櫻川ポンプ製作所の NHS-650A-A は、口径150mmで全揚程25m・3.2m3/minです
  • 古河産機システムズの泥水シールド用は、口径100〜400mmで1.4〜60m3/minまであります
  • 公式の値は清水で測ったものが多く、砂が濃くなると量が落ちます。液の濃さと粒の大きさをメーカーに伝えて選びます

通せる粒の大きさ

  • 揚物径(通せる粒の大きさ)を公式に書いているのは東洋電機工業所です
  • 東洋電機工業所の DP-5 は20mm、DPF-30B は60mmまで通します

羽根車の材質と摩耗

  • 水中サンドポンプは、羽根車に高クロム鋳鉄を使う型式が多くあります。新明和工業の SN は標準で付きます
  • 櫻川ポンプ製作所の NHS は、クロム約25%の高クロム鋳鉄を羽根車と撹拌羽根に使い、先に減る当金だけを替えられます
  • 古河産機システムズの陸上形は、液に合わせて接液部の材質やゴムを選べます

電源と運転

  • 水中サンドポンプは三相200Vが多く、大きな型式は400Vです。現場の電源と発電機の容量を先に確かめます
  • 水が減ってポンプが水から出ると、モータが熱を持ちます。櫻川ポンプ製作所の NHS の一部は、その状態でもモータを冷やし続けます
  • 櫻川ポンプ製作所の NHS は浸水検出器を内蔵していて、モータに水が入りそうになると運転を止めます

値段

  • 公式に値段を出している製品はありません
  • 口径・出力・材質・液の中身を伝えて見積を取ります。羽根車やライナーなど交換部品の値段も一緒に聞いておくと比べやすくなります
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