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GUIDE / ROTARY-VALVE

ロータリーバルブとは?フィーダとの違い、ドロップスルー・ブロースルー・サニタリー・高圧型の種類と、圧力・温度・排出量の選び方

粉や粒を決まった量ずつ出し、空気輸送や集塵機の下で空気をふさぐロータリーバルブ(ロータリーフィーダ)の4つの種類、ドロップスルーとブロースルーの違い、使用圧力と温度の範囲、排出量の計算、付着と噛み込みの対策を、メーカーの公式資料でまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

ロータリーバルブは、羽根の付いたローターを回して、粉や粒を決まった量ずつ出しながら上下の空気をふさぐ機械です。ロータリーフィーダとも呼びます。使う場所と構造で、上から落とす標準のドロップスルー型・輸送管を直接つなぐブロースルー型・分解して洗えるサニタリー型・高い圧力や温度に耐える高圧型に分かれます。排出量はローター1回転の容積と回転数で決まり、選ぶときは前後の圧力差と粉の性状を先に決めます。

ロータリーバルブとは

ロータリーバルブは、ケースの中で羽根の付いたローターを回し、羽根の間に入った粉を下へ出す機械です。羽根がいつもケースに近い所を回るので、上下の空気をふさいだまま粉を出せます。空気輸送の送り元と送り先、集塵機やサイクロンの下、サイロやホッパーの下で使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るロータリーバルブを、各社の代表の型式の単位で載せています。配管を開け閉めするボールバルブ・バタフライ弁、スクリュー式などの定量フィーダは載せていません。

ロータリーフィーダとの違い

  • どちらも同じ機械の呼び名です
  • 空気をふさぐ役を言うときはロータリーバルブ、量を決めて出す役を言うときはロータリーフィーダと呼ぶことが多くあります
  • ツカサ工業は、定量供給装置の中にロータリーバルブを並べています

4つの種類

  • ドロップスルー型(標準)は⁠、粉を上から受けて下へ落とします。例はアイシン産業のRM・RA、フルード工業のJ1形、ツカサ工業のTLV2です
  • ブロースルー型は、本体の下に輸送管をつなぎ、ローターの中を空気で吹き抜けて粉を送ります。例は片桐鉄工所のブロースルーバルブ、水谷鉃工のKR型です
  • サニタリー型は、ふたやローターを外して中を洗えます。例はフルード工業のL-Ⅱサニタリ形、ツカサ工業のTRV-LSです
  • 高圧・高温型は、軸の封じにメカニカルシールを使います。例は片桐鉄工所の高温・高圧対応ロータリーバルブです

ドロップスルーとブロースルーの使い分け

  • サイロや集塵機の下で粉を出すだけなら、ドロップスルー型で足ります
  • 空気輸送の送り元で、背を低くしたいときや付着しやすい粉を送るときは、ブロースルー型にします
  • フルード工業の解説では、ブロースルー型は下に混相器を組み合わせるより面間が低くなります

使用圧力と温度

  • アイシン産業のRM・RAは、-50〜+50kPaと-50〜+300℃まで使えます
  • フルード工業のJ1形は、使用圧力が±40kPaです
  • 水谷鉃工は、ライン圧力が0.1MPaを超える所にはメカニカルシール、2MPaを超える所にはダブルメカニカルシールの型を作ります
  • 片桐鉄工所の高温・高圧対応の型には、設計内圧3.97MPa・設計温度450℃までの実績があります

排出量の計算

  • 理論の排出量は、ローター1回転の容積に回転数をかけて出します
  • アイシン産業のAREX8Ⅱ-Uは、3.45L/revで50Hzのとき24.6⁠回転/分なので、5.1m³/hです
  • アイシン産業の排出能力は充填効率100%のときの値です。実際の量は、粉のかさや流れやすさで下がります

付着・噛み込み・漏れの対策

  • 付着しやすい粉は、羽根の中を空気で吹くエアーパージか、輸送管を直接つなぐ型にします
  • ツカサ工業は、澱粉などの噛み込みやすい微粉向けに、エアーパージとローターのエッジ加工の仕様を出しています
  • 空気の漏れを抑えたいなら、すき間を小さくした型を選びます。片桐鉄工所の高差圧シール式は、社内実験で差圧0.4MPaのとき漏れを90%以上減らしました

値段と手入れ

  • このページの製品は、どれも値段を公式に出していません。型式・粉の性状・前後の圧力差・材質を伝えて見積もりを取ります
  • 軸シールは消耗します。ツカサ工業のTLV2は軸シールと軸受の間にすき間を取り、外から手入れできます
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