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GUIDE / ENGINE-PUMP

エンジンポンプとは?田畑・工事現場・災害時に使うエンジンポンプの種類(清水用・高圧型・汚水用・可搬消防ポンプ)と⁠、口径・揚程・吐出量・価格の選び方

電源のない所でエンジンの力で水を吸い上げて送るエンジンポンプの4つの種類、清水用とトラッシュポンプの違い、口径と吐出量、揚程と吸込揚程、可搬消防ポンプの級、燃料と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

エンジンポンプは、電源のない所で、エンジンの力で水を吸い上げて送るポンプです。送る水と使い道で、きれいな水を送る清水用・高い所へ送る高圧型・泥水を抜く汚水用(トラッシュポンプ)・火を消す可搬消防ポンプに分かれます。選ぶときは「どんな水を送るか」「どれだけの量を送るか」「どれだけ高く・遠くへ送るか」の3つを先に決めます。

エンジンポンプとは

エンジンポンプは、ガソリンエンジンでポンプを回し、池・川・水槽・掘った穴などの水を吸い上げてホースで送る機械です。電気の来ていない田畑の灌漑や散水、工事現場の排水、洪水や冠水のときの排水に使います。

比較ページには、日本の会社が自社の製品として売るエンジンポンプを、各社の代表の型の単位で載せています。モーターで回す渦巻ポンプ、電動の水中ポンプ、動力噴霧機、消防ポンプ自動車は載せていません。

4つの種類

  • 清水用(汎用)は⁠、水道水や濁りのない井戸水・農業用水を送ります。例はホンダのWB30XT、工進のSEV-80X、共立のKEP50GPです
  • 高圧型(高揚程)は⁠、高い所や遠くへ水を押し上げます。例はホンダのWH20XTと、櫻川ポンプのSKFシリーズです
  • 汚水用(トラッシュポンプ)は⁠、土砂や小石、ヘドロの混じる水を抜きます。例は櫻川ポンプのSTRシリーズ、ツルミのTED型、寺田ポンプのETS-81MXとE-7N6です
  • 可搬消防ポンプは、防火水槽などから水を吸って放水します。例はトーハツのVE20AとVC72BSです

清水用とトラッシュポンプの違い

  • 清水用は、きれいな水だけに使います。工進のSEV-80Xは清水専用で、泥水を吸うと保証の外になります
  • トラッシュポンプは、詰まりにくい羽根車で固形物の混じる水を通します。寺田ポンプのE-7N6は、通過粒子の最大径が22mmです
  • 櫻川ポンプのSTRシリーズは、ノブを緩めて清掃窓を引き出せば、工具なしで中の石を取り除けます

口径と吐出量

  • 口径が大きいほど多く送れます。ホンダの2インチのWH20XTは毎分450L、3インチのWB30XTは毎分1,100Lです
  • 工進のSEV-80Xは口径80mmで、毎分1,050Lです
  • 洪水の排水には、寺田ポンプのE-7N6のような口径150mmの大容量の型を使います

揚程と吸込揚程

  • 揚程は、水を押し上げられる高さです。ホンダのWH20XTは最大全揚程45m、ツルミのTEH型は55m、櫻川ポンプのSKFシリーズは最高60mです
  • 吸込揚程は、水面からポンプまでの高さです。ホンダのWB30XTは7.5m、WH20XTは8.0mまで吸えます
  • ポンプの中に水を入れておけば自分で吸い上げる自吸式が多く、ツルミのTE・TEH型や寺田ポンプのETS-81MXも自吸式です

可搬消防ポンプの級

  • 動力消防ポンプは、1997年の自治省令で、放水の圧力と量によって級が決まっています
  • C-1級は規格放水0.50MPa・毎分0.35m³以上、B-3級は0.55MPa・毎分0.5m³以上、B-2級は0.70MPa・毎分1.0m³以上です
  • トーハツのVE20AはC-1級、VC72BSはB-2級です。VC72BSはエンジン始動後の吸水を自動で行います

燃料と値段

  • 2サイクルは、新ダイワのGP252のように、ガソリンとオイルを50:1で混ぜた燃料を使います。4サイクルは、工進のSEV-80Xのように無鉛ガソリンを入れます
  • 燃料タンクは、工進のSEV-80Xが3.6L、トーハツのVE20Aが約5.95L、VC72BSが約18Lです
  • 値段を公式に出しているのはホンダとやまびこ(共立)で⁠、ホンダのWB30XTが111,760円、WH20XTが151,690円、共立のKEP50GPが141,900円(税込のメーカー希望小売価格)で⁠⁠⁠⁠す
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