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GUIDE / COILED-WAVE-SPRING

コイルドウェーブスプリングとは?ウェーブワッシャーとの違いと選び方

平線を波形にして巻いたコイルドウェーブスプリング(CWS)の形、圧縮ばねやウェーブワッシャーとの違い、多重巻と単巻の選び方、荷重の見方を公式資料で整理します。

2026年11月6日更新

この記事の答え

コイルドウェーブスプリングは、平線を波形にしながらコイル状に巻いた圧縮ばねです。CWSとも呼びます。低い高さで荷重を出したい機構に使います。品番で選ぶ規格品と、径と荷重を決めて作る特注品があります。

コイルドウェーブスプリングとは

平線に波形をつけて巻いたばねです。昌和発條製作所は、圧縮コイルばねと皿ばねの中間のような特性をもつばねと説明しています。MAENIは同じ形の品をスクロウェーブスプリングの名で作っています。

比較ページは、平線を巻いて作る品を対象にしています。薄板1枚を波形にしたウェーブワッシャーと、丸線の圧縮ばねは別のページに分けました。

圧縮ばね・ウェーブワッシャーとの違い

  • 圧縮ばねより低い高さで荷重を出せます。MAENIは、圧縮コイルスプリングのほぼ半分の高さで同等の荷重を出せると案内しています
  • ウェーブワッシャーでは長さやたわみが足りないときに使えます。昌和発條製作所が案内しています
  • プレス加工の端材がほとんど出ません。金型を新しく作らずに済む品もあります
  • 皿ばねやウェーブワッシャーを重ねた構成を1つにまとめて、部品点数を減らせます

多重巻と単巻の選び方

選ぶときは「たわみの量」「必要な荷重」「穴の径」の3つを先に決めます。

  • たわみを広く取るなら直列多重巻です。MAENIのWタイプの4006501210は8巻で、ばね定数は14.9N/mmです
  • 小さいたわみで大きな荷重を出すなら単巻です。MAENIのVタイプの4007501290は1巻で、ばね定数は84.3N/mmです
  • 規格の寸法で合わないなら特注品です。日本ステンレススプリングは外径4〜240mm、マルホ発條工業は外径5〜120mmの範囲で作ります

荷重の見方

必要な荷重より最大荷重が大きい品番を選び、ばね定数から使う高さを出します。昌和発條製作所は、穴径62mmで194Nの予圧を与える例を公開しています。この例で選ぶWP61.2P240N7は、最大荷重240N、そのときの高さ12.3mm、ばね定数31.5N/mmです。

計算値どおりに荷重が出るとは限りません。

  • 日本ステンレススプリングは、たわみの初めは計算値よりばね定数が小さく出る傾向を説明しています
  • ばね定数を高めて小さくすると、たわみのわずかな差で荷重がばらつきます
  • 同社は、全たわみの20%から80%の範囲が安定すると案内しています

材質と価格

  • 昌和発條製作所の規格品はSWRS82Aで、使用最高温度は100℃です
  • MAENIの標準品はSWRH72Bです。ステンレスは問い合わせで作ります
  • 日本ステンレススプリングは硬鋼線、SUS304、SUS316、SUS631J1、インコネルの実績があります
  • 今回の製品に公開価格はありません。品番か径・荷重・取付長を伝えて見積もりを取ります
  • マルホ発條工業は、10,000個のロットでは研磨ありの圧縮ばねと同等の価格と案内しています
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