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GUIDE / BIODEGRADABLE-GREASE

生分解性グリースとは?リチウム石けん系とウレア系の違いと、基油・生分解度・使用温度範囲の選び方

建設機械・水門・水力発電・風力発電など、漏れると土や水に出る所で使う生分解性グリースの仕組み、一般のグリースとの違い、リチウム石けん系とウレア系の違い、生分解度の試験法、エコマーク、使用温度範囲と荷姿を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月30日更新

この記事の答え

生分解性グリースは、漏れても微生物で分解されやすい、環境にやさしいグリースです。基油に合成エステルや植物油を使います。増ちょう剤で、汎用のリチウム石けん系と、耐熱性や耐フレッチング性に強いウレア系に分かれます。選ぶときは「生分解度とその試験法」「使う温度」「ちょう度番号」の3つを先に決めます。

生分解性グリースとは

生分解性グリースは、漏れても微生物で分解されやすいグリースです。建設機械・水門・水力発電所・港湾・風力発電など、漏れると土や水に出る所で使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る生分解性グリースを、品名とちょう度の単位で載せています。生分解性の油圧作動油やチェーンオイルなど液体の潤滑油、一般のグリースは載せていません。

2つの種類

  • リチウム石けん系:汎用の生分解性グリースです。例はENEOSのバイオグリースEP、コスモ石油ルブリカンツのコスモテラグリースEP、出光NTGのニグエース BV、ニッペコのニッペコバイオ LCです
  • ウレア系:耐熱性や耐フレッチング性に強い型です。例は出光NTGのニグエース BS-Fと、NOKクリューバーのクリューバーバイオ M 72-82です

生分解度と試験法

  • ENEOSのバイオグリースEPは、OECD301C法で65%以上です。合格基準は28日間で60%以上です
  • NOKクリューバーのクリューバーバイオ M 72-82は、CEC-L-33-A-93で70%以上です
  • 試験法で値が違うので、同じ試験法どうしで比べます

エコマーク

  • ENEOSのバイオグリースEP、出光NTGのニグエース BV、ニッペコのニッペコバイオ LCは、エコマークの認定を取っています
  • ニッペコのニッペコバイオ LCは、日本で最初にエコマークを取った生分解性グリースです

使用温度範囲とちょう度

  • 使用温度範囲は、ENEOSのバイオグリースEPが-50〜130℃、NOKクリューバーのクリューバーバイオ M 72-82が-40〜140℃です
  • ちょう度は2号が中心です。ニッペコバイオ LCは1、コスモテラグリースEPにはNO.0もあります

使うときの注意

  • 一般のグリースと混ぜると、生分解性や性能が下がります。切り替えるときは古いグリースを取り除きます
  • 値段は公式に出ていないので、量と荷姿を伝えて見積もりを取ります
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