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GUIDE / TEMPERED-GLASS

強化ガラスとは?風冷強化・倍強度・化学強化・型板強化の種類と違い、厚さ、最大寸法の選び方

建物の窓・間仕切り・手すり・車両に使う強化ガラス。風冷強化・倍強度・化学強化・型板強化の違いと、厚さ・最大寸法・強度の見方を、自社で作るメーカーの公式資料で整理します。

2026年11月7日更新

この記事の答え

強化ガラスは、板ガラスの表面に圧縮層をつくり、割れにくく、割れても破片でけがをしにくくしたガラスです。選ぶときは「強くするやり方」「厚さと寸法」「割れたあとの落ち方」の3つを先に決めます。粒になって落ちるのを避けたい高所は倍強度ガラス、薄い板は化学強化ガラスを選びます。

強化ガラスとは

強化ガラスは、板ガラスを軟化点の650〜700℃近くまで熱し、空気を均一に吹きつけて冷やし、表面に圧縮層を持たせたガラスです。テンパードガラス、風冷強化ガラスとも呼びます。

普通の板ガラスより強く、セントラル硝子プロダクツのテンパレックスは3〜5倍の荷重に耐えます。割れると破片が細かい粒になるので、鋭い破片でのけがが減ります。

比較ページには、日本の会社が自社で作る強化ガラスを、各社の代表の品の単位で載せています。

4つの種類

  • 風冷強化ガラス:空気で急冷する、基本の強化ガラスです。日本板硝子のタフライト、中島硝子工業のタフセイファーがこの種類です。
  • 倍強度ガラス:強度を普通のガラスの約2倍に抑え、割れ方を普通のガラスに近づけたガラスです。中島硝子工業のHSセイファーとハードグラス工業の倍強度ガラスがあります。
  • 化学強化ガラス:溶けた硝酸カリウムに浸して強くします。3mm未満の薄板に効き、変形がほとんど出ません。
  • 型板強化ガラス:型模様のある板ガラスを強化します。目隠しが要る窓や間仕切りに使います。

選び方

厚さと寸法から決める

作れる寸法は厚さで変わります。大きな開口部は、先に寸法を決めてから厚さとメーカーを選びます。

  • 日本板硝子のタフライトは、4〜19mmで最大6,000×2,720mmです。
  • 中島硝子工業のタフセイファーは、4〜19mmで最大2,400×4,800mm、重さ800kgまでです。
  • 三芝硝材の物理強化ガラスは、厚さ12mm以上で8,000×3,000mmまで作れます。
  • 濱田特殊硝子の強化ガラスは、3〜25mmで、50×50mmの小さなサイズまで熱処理できます。

割れたあとの落ち方で決める

強化ガラスは割れると一瞬で全面が砕け、施工条件によっては脱落します。高い場所の窓は、割れ方を見て選びます。

  • 枠に残したいなら、普通のガラスに近い割れ方の倍強度ガラスを選びます。
  • 手すりは、中島硝子工業の表で飛散防止処置が必要な部位です。合わせガラスにするかフィルムを貼ります。

不意の破損を減らす

ガラスの中に混じった微小な不純物で、不意に割れることがあります。ヒートソーク処理は、強化加工のあとに再加熱して、不純物を含むガラスを先に割る方法です。セントラル硝子プロダクツは品種と使う部位に応じて施しています。

三芝硝材のサンケミカルは化学強化ガラスで、自然破損しないと公式に書いています。

注文するときの注意

強化ガラスは製造後に切断や加工ができません。穴や切り欠きも含めて、寸法と形を正確に決めて注文します。

価格は表の13製品とも公開されていません。厚さ・寸法・枚数を決めて見積もりを取ります。

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