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GUIDE / SPIRAL-STAIRCASE

らせん階段とは?施設・事業所で使う階段の寸法・材質・屋外用の選び方

らせん階段の外径と踏板有効幅の違い、GRC踏板・ステンレス・アルミの構成、外周ルーバー、階高の合わせ方と屋外用の使用制限をメーカーの公式資料で整理しました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

らせん階段は、踏板を回転させながら重ねて上下階をつなぐ階段です。施設や事業所で選ぶときは、外径だけでなく「歩く部分の幅」「階高と踊り場」「屋外・避難経路で使えるか」を先に確認します。屋外用でも避難経路には使えない製品があります。

らせん階段とは

らせん階段は、限られた敷地で上下階の動線をつくる階段です。螺旋階段とも書きます。豊国富士産業は、住宅のほか商業施設・工場・倉庫の用途を案内しています(公式の製品案内)⁠。

メーカー比較では、常設の金属製らせん階段とGRC踏板の鉄骨型を載せています。はしご・脚立、手すり単体、施工請負だけの紹介、家庭用だけの品と海外ブランドの輸入販売は対象にしていません。

材質と踏板の構成

  • 豊国富士産業のKM型は、GRC踏板を鉄部で支える構成です。段板と踊り場板をササラ桁にボルトで留めます
  • 山陽建工のARS型とARLS型は、オールステンレス製です。材質はSUS304で、塗装はオプションです
  • カツデンのKD Spiralは、屋外用のアルミ製です。支柱はA6063-T5、段板はA5052Pを使います

出典:KM型、ARS型、ARLS型、KD Spiral⁠。

外径と踏板有効幅を分けて見る

外径は階段全体を置く範囲、踏板有効幅は歩く部分の幅です。外径だけを合わせても、必要な歩行幅が取れるかは別に確かめます。

  • KD Spiralの踏板有効幅は、600mm・750mmから選べます。比較表は寸法を混ぜず、幅ごとに分けています
  • KM型は、建物の用途に合わせて踏板幅を製作します。固定の幅や外径を推測で当てはめず、製作図で確認します
  • KM型の踏板厚は、GRCの成形で50mmまで薄くできるとメーカーが説明しています。すべての仕様で厚さ50mmと決まっているわけではありません

出典:カツデン 階段総合カタログ、豊国富士産業 KM型⁠。

階高と踊り場の合わせ方

KM型は、階高と中間踊り場を建物に合わせて製作します。見積もりでは上下の床の高さ、出入口の位置、途中の踊り場を揃えて伝えます。

カツデンの総合カタログでは、KD Spiralの蹴上げ寸は固定で、特注変更はできません。階高によって踊り場と上階床の段差が蹴上げ寸と異なるため、上がり切った部分の納まりを確認します。段板の振り角度は26°です(公式カタログの注意事項)⁠。

外周を開放するか、囲うか

  • ARS型は、手すりのある開放型です。外周を塞がない構成で計画します
  • ARLS型は、外周にルーバーを付ける型です。山陽建工は転落防止と防犯を考えた仕様として案内しています
  • ARLS型には、外周をパンチングメタルに変える仕様もあります。囲い方と材質を別々に決めます

出典:山陽建工 ARS型、ARLS型。手すり単体の比較は手すりのメーカー比較⁠で扱います。

屋外用と避難階段は分けて確認する

KD Spiralは屋外用ですが、メーカーは防火・準防火地域の設置基準を満たさず、避難経路とみなされる動線にも使えないと明記しています。材質や外観だけで避難階段として採用せず、建物の用途と設置場所を伝えて確認します(メーカーの使用制限)⁠。

価格と見積もりの取り方

今回掲載した製品には、確認した公式の公開資料に価格の記載がありません。材料だけの金額と、取付工事を含む金額を混ぜず、次の条件を揃えます。

  • 外径・踏板有効幅・階高と、上下の出入口の位置を伝える
  • 踊り場、外周ルーバー、材質と塗装の仕様を決める
  • 運搬方法と、現場で組む範囲・取付工事の範囲を確認する
  • 屋外用では、設置地域と避難経路に当たるかを伝える

製品の固定寸法が公開されていない項目は、見積図面で確認します。本文中の仕様は2026-10-28に確認したメーカー資料によります。

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