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木造住宅や寺社の新築・耐震補強で、柱と梁の接合部に付ける制振用の仕口ダンパーを選ぶ、設計・施工・購買の担当の方へ

仕口ダンパーのメーカー2社比較【2026年】

仕口ダンパーは、木造の柱と梁の交点に付けて、
地震や風の揺れを吸収する制振装置です。

ABOUT

仕口ダンパーとは

比較表を見る ↓

仕口ダンパーとは、木造の柱と梁の交点(仕口)に付けて、
地震や風の揺れのエネルギーを吸収する制振装置です。
耐震補強装置とも呼び、新築にも改修にも使います。

製品の特長

  • 粘弾性体が揺れを吸収する(鋼板や鋳鉄のプレートで挟む)
  • 木ねじで留める(カネソウのKSD100QMは専用木ねじ16本)
  • 延床の坪数で数を決める(1坪あたり1個が基本)

使うメリット

  • 建物の変形を抑える(三和テッキは振動を2〜5割低減)
  • 工期が短い(1個1.6kgを木ねじで留めるだけの製品もある)
  • 手入れがいらない(カネソウは50年以上性能を持続と実験で確認)

選ぶときに注意すること

  1. 直射日光や雨が当たる場所には付けない
  2. 温度の厳しい場所は避ける。KSD100QMの使える温度は0〜40℃
  3. 束柱や柱の背割れ部分には付けない
  4. 引き抜きは止まらない。ほぞやV型金物を別に付ける
  5. 落としたりハンマーで叩いたりしない

※仕様と価格は各メーカーの公式の製品ページと施工要領書による。価格はカネソウの公開価格(税抜)。

LIST

仕口ダンパーの比較表

仕口ダンパー2製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

鋼板タイプ

1製品
三和テッキ株式会社仕口ダンパー 15cm・20cm・30cm建物に合わせて3つの大きさから選ぶ口コミを書く要見積

15cm・20cm・30cmの3種類から、建物や付ける場所に合わせて大きさを選べます。振動を2〜5割低減し、地震のほか風揺れにも効きます。1坪あたり1個程度を、直交する2方向にバランスよく付けます。

種類
鋼板タイプ
構造
鋼板に粘弾性体を挟む構造
粘弾性体
高分子材料
大きさ
15cm、20cm、30cmの3種類
取付個数
1坪あたり1個程度
揺れの低減
振動を2〜5割低減
性能証明
GBRC 性能証明 第01-10号
記載なし
質量・留め方・使える温度・耐久性
公式ページへ詳細・仕様

鋳鉄タイプ(2面せん断)

1製品
カネソウ株式会社仕口ダンパー KSD100QM屋根裏や床下、見える場所の和風建築口コミを書く22,500円/個税抜

粘弾性体をダブルにして小型にした鋳鉄製で、屋根裏や床下の狭い場所にも付けられます。1個1.6kgで、専用木ねじ16本で留めます。黒のつや消しなので、古色塗りの柱や梁に付けても目立ちません。

種類
鋳鉄タイプ(2面せん断)
構造
鋳鉄プレート3枚で粘弾性体を挟む
粘弾性体
スチレン系、厚さ1.5mm
大きさ
住宅用10cmタイプ
質量
1.6kg
取付個数
延床1坪あたり1個
留め方
専用木ねじ16本
使える温度
0〜40℃
耐久性
50年以上性能を持続(実験)
記載なし
揺れの低減・性能証明
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

鋼板タイプ1製品

三和テッキ株式会社

仕口ダンパー 15cm・20cm・30cm

建物に合わせて3つの大きさから選ぶ

15cm・20cm・30cmの3種類から、建物や付ける場所に合わせて大きさを選べます。振動を2〜5割低減し、地震のほか風揺れにも効きます。1坪あたり1個程度を、直交する2方向にバランスよく付けます。

コスト要見積

種類
鋼板タイプ
構造
鋼板に粘弾性体を挟む構造
粘弾性体
高分子材料
大きさ
15cm、20cm、30cmの3種類
取付個数
1坪あたり1個程度
揺れの低減
振動を2〜5割低減
性能証明
GBRC 性能証明 第01-10号
記載なし
質量・留め方・使える温度・耐久性
公式ページへ

鋳鉄タイプ(2面せん断)1製品

カネソウ株式会社

仕口ダンパー KSD100QM

屋根裏や床下、見える場所の和風建築

粘弾性体をダブルにして小型にした鋳鉄製で、屋根裏や床下の狭い場所にも付けられます。1個1.6kgで、専用木ねじ16本で留めます。黒のつや消しなので、古色塗りの柱や梁に付けても目立ちません。

コスト22,500円/個税抜

種類
鋳鉄タイプ(2面せん断)
構造
鋳鉄プレート3枚で粘弾性体を挟む
粘弾性体
スチレン系、厚さ1.5mm
大きさ
住宅用10cmタイプ
質量
1.6kg
取付個数
延床1坪あたり1個
留め方
専用木ねじ16本
使える温度
0〜40℃
耐久性
50年以上性能を持続(実験)
記載なし
揺れの低減・性能証明
公式ページへ
Q&A

仕口ダンパー選びで、よくある疑問

購買担当の疑問仕口ダンパーの価格は、いくら?

値段を公式に出しているのはカネソウです。KSD100QMは1個22,500円(税抜)⁠で⁠す⁠。三和テッキは値段を公式に出していないので、見積もりをとります。

設備担当の疑問仕口ダンパーの種類と違いは?

粘弾性体を挟むプレートが違います。三和テッキは鋼板で挟み、15cm・20cm・30cmの3種類から選べます。カネソウのKSD100QMは鋳鉄3枚で2面を挟み、10cmタイプに小型化しています。

設備担当の疑問1軒に何個付ける?

2社とも延床1坪あたり1個を基本にしています。三和テッキは延床40坪でおよそ40個です。設計図に個数の指定があれば、そちらに従います。

工場長の疑問どこに付ける?

柱と横架材(梁・桁・土台など)の隅に付けます。カネソウの要領書では、同じ階なら柱頭でも柱脚でも効果は同じで、束柱には付けません。直交する2方向にバランスよく振り分けます。

設備担当の疑問どの太さの柱に付けられる?

カネソウのKSD100QMは、10.5cm角以上の柱と横架材に付けます。105mm角など細い柱は、柱を挟んで両側に付けません。柱の背割れ部分も避けます。

設備担当の疑問ホールダウン金物と一緒に使える?

同じ位置で併用できます。ただ、カネソウの要領書では、ホールダウン金物が付いた柱の反対側の面には付けません。仕口の回転が止められて、ダンパーが動かないからです。

施設管理の疑問小屋裏や床下に付けても大丈夫?

付けられます。KSD100QMは小型で、屋根裏や床下の狭い場所にも入ります。ただ、使える温度が0〜40℃なので、断熱材の内側に付けます。断熱材が小屋梁の下にある家では、小屋梁には付けません。

設備担当の疑問新築と耐震補強のどちらで使う?

どちらでも使えます。カネソウのKSD100QMは個人住宅から寺社仏閣まで、新築と改修を問わず使えます。新築では、屋根が載って軸組が固まってから付けます。

経営者の疑問どのくらい揺れが減る?

三和テッキは、地震と風の振動を2〜5割低減すると公式に書いています。カネソウは割合を書かず、変形を抑えて揺れを早く止めると説明しています。建物ごとの効果は設計者に計算してもらいます。

施設管理の疑問寿命と手入れは?

カネソウは、50年以上性能を持続することを実験で確かめたと公式に書いています。一度付ければ日常の手入れはありません。三和テッキの公式ページには寿命の記載がありません。

設備担当の疑問性能証明はある?

三和テッキは、日本建築総合試験所のGBRC 性能証明 第01-10号(2001年)の取得者の1社です。単体の減衰性能や、木造軸組の変形を抑える効果を証明しています。カネソウのKSD100QMの製品ページには、性能証明の記載がありません。

購買担当の疑問注文のときに何を伝える?

カネソウは、物件名・延床面積・階数・新築か改修かなどを注文時に求めています。性能を確かめるために、販売者が報告する決まりです。数量を算定した人と算定方法も伝えます。

TYPES

仕口ダンパーの種類の違い

鋼板タイプ

鋼板の間に粘弾性体を挟む型です。三和テッキは15cm・20cm・30cmの3種類を出していて、建物や付ける場所に合わせて選べます。

向いている使い方

  • 建物に合わせて大きさを選びたい
  • 地震と風揺れの両方を抑えたい
  • 延床の坪数に合わせて数をそろえる

根拠:エネルギー吸収の主材料は、鋼板に挟み込まれた粘弾性体(高分子材料)であり(出典1)

この種類の1製品を表で見る

鋳鉄タイプ(2面せん断)

鋳鉄のプレート3枚の間に粘弾性体を2面挟み、小型にした型です。カネソウのKSD100QMは1個1.6kgで、屋根裏や床下の狭い場所にも付けられます。

向いている使い方

  • 屋根裏や床下の狭い場所に付ける
  • 寺社や和風建築の見える場所に付ける
  • 値段を先に見て数を決めたい

根拠:QMタイプは、1/4円幾何学形状(Quater Moon)の3枚の鋳鉄製プレート間に粘弾性体を挟み込んだ構造です。(出典2)

この種類の1製品を表で見る
MAKERS

仕口ダンパーの主なメーカー2社

カネソウ株式会社

粘弾性体をダブルにして小型にした鋳鉄製で、屋根裏や床下の狭い場所にも付けられます。

三重県

三和テッキ株式会社

15cm・20cm・30cmの3種類から、建物や付ける場所に合わせて大きさを選べます。

東京都

出典
  1. 三和テッキ 仕口ダンパー
  2. カネソウ 仕口ダンパー KSD100QM
  3. カネソウ 仕口ダンパー QMタイプ 標準施工要領書
  4. 日本建築総合試験所 建築技術性能証明 評価シート GBRC 性能証明 第01-10号
掲載基準

木造軸組の柱と梁の接合部(仕口)に付ける粘弾性体の制振用ダンパーで、メーカーが自社の製品として公式サイトで今案内しているものを載せました。壁の中に入れる制震ダンパー、機械用の回転ダンパー(比較は別ページ)、免震装置は載せていません。鴻池組は開発元、SWCC(昭和電線)⁠と⁠ TOYO TIRE(東洋ゴム工業)は2001年の性能証明の取得者ですが、公式サイトの製品ページを確かめられなかったので載せていません。

仕口ダンパーを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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