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GUIDE / SHANETSU-TORYO

遮熱塗料とは?工場・倉庫の屋根・外壁・路面用の違いと選び方

遮熱塗料の効果とデメリット、断熱塗料・遮熱シートとの違い、日射反射率・JIS K 5675・塗布量・色・耐用年数・価格の比べ方を、メーカーと日本塗料工業会の公式資料で整理しました。

2026年10月27日更新

この記事の答え

遮熱塗料は、太陽光を反射して屋根・外壁・路面の温度上昇を抑える塗料です。「塗る場所と下地」「色・波長域・下塗りをそろえた反射率」「指定の使用量と施工費」を先に確認します。屋根表面の温度差は、そのまま室温の低下幅にはなりません。

遮熱塗料とは

高日射反射率塗料とも呼びます。日本塗料工業会の解説では、同じ色でも一般塗料との近赤外線の反射率の違いが、遮熱効果につながると説明しています。

メーカー比較には、工場・倉庫・店舗の屋根・外壁・構内路面に使う製品を載せています。家庭用DIYだけの品、下塗材だけ、輸入販売元や施工店が売る他社製品は除きました。

塗る場所で使い分ける

  • 屋根用は、金属折板や波形スレートに塗ります。サーモアイDF、アレスクール2液F、クールタイトFなどがあり、屋根の材質に合う下塗りを組み合わせます
  • 外壁用は、モルタル・RC・サイディングなどに塗ります。クールテクトSiは28色です。GAINAは屋根と外壁に使える塗材ですが、この比較では外壁用に分類しました
  • 路面用は、構内道路・駐車場・遊歩道などに使います。サーモアイロードWはアスファルト・コンクリート舗装向けで、16kg缶・8色です。車両の通行条件は施工仕様で確認します

日射反射率とJISの読み方

  • エコクールスマイルFのECOエンジェルホワイトは、全波長域88.4%・近赤外87.3%です。マイティー万能エポシーラー白との組み合わせで測定しています
  • スーパーパラサーモシリコンのエコホワイトは、近赤外86.5%です。パラサーモシールド金属プライマーとシールド中塗を使った値で、上塗りだけの値ではありません
  • 色・波長域・下塗りが異なる反射率は、そのまま比べません。白と濃色も分け、採用する色の試験値を取り寄せます
  • JIS K 5675は屋根用高日射反射率塗料の規格です。クールタイトFは艶有りで2種1級、GAINAはメーカーが適合品と表記しています。試験合格・適合・JIS認証を区別し、対象の色や艶も確認します

反射率の出典は大日本塗料と日本特殊塗料の公式資料です。

使用量と塗り回数

  • サーモアイDFの使用量は、1回当たり0.12〜0.18kg/㎡です。金属屋根用のプライマーとスレート用のシーラーを使い分けます
  • アレスクール2液Fの金属屋根仕様は、上塗り1回当たり0.12kg/㎡を2回塗ります。関西ペイントは、1回では遮熱性能や耐候性能が出ない場合があると説明しています
  • スーパーシャネツサーモSiの塗布量表記は0.25〜0.36kg/㎡です。1回当たりと決めつけず、指定回数を施工仕様で確認します
  • クールタイトFは、1セットの標準塗坪が53〜61㎡です。kg/㎡と㎡/セットを取り違えず、下地の吸い込みや塗装方法も確認します

耐用年数と塗り替え時期

  • スーパーシャネツサーモSiの期待耐用年数は13〜16年です
  • シャネツロックルーフFは10〜12年、クールテクトSiは12〜15年です
  • GAINAは、一般環境下の塗り替え時期を15〜20年と案内しています

同じ試験で比べた寿命の順位ではありません。立地・方角・下地・施工条件で変わるため、保証の範囲は別に確認します。

価格と工事範囲

  • サーモアイDFの鋼板屋根仕様は、下塗りを含む3工程で7,420円/㎡です。原則300㎡以上の材工価格です
  • クールタイトFのトタン屋根仕様は、下塗材込みで6,290円/㎡です。300㎡以上の材工設計価格で、下地調整費を含みません
  • GAINAの白色14kg缶は、材料のみ66,000円で税・送料別です。外壁の施工費は別に見積もります
  • 洗浄・さび落とし・下地補修・下塗り・足場など、見積もりに含む範囲をそろえます。公開価格の税区分が書かれていなければ、税込・税抜を推測しません

デメリットとほかの材料との違い

日本塗料工業会の資料では、既存の断熱材で熱の侵入を抑えている建物は、遮熱塗料を追加した省エネ効果が小さい場合があります。反射率や表面温度から、室温や冷房費の削減幅をそのまま計算しません。

  • GAINAのように遮熱と断熱を併せて案内する塗材もあります。板・繊維・吹付け材は断熱材の比較、張る・貼る材料は遮熱シートの比較⁠で確認します
  • 遮熱塗装と雨漏り補修は分けます。関西ペイントは既存の雨漏りは塗装で直らないと説明し、日進産業もGAINAを防水材として使えないと明記しています

確認日は2026-10-27です。製品ごとの公式資料は比較表の出典から確認できます。

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