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GUIDE / KIMITSU-SHEET

気密シートとは?防湿気密シートと可変透湿シートの違い、JIS A 6930のA種・B種、厚さ・幅・価格の選び方

断熱材の室内側に張って湿気と空気を止める気密シート(防湿気密シート)の2つの種類、JIS A 6930のA種とB種の違い、夏型結露と可変透湿シートの使いどころ、重ね幅とタッカーの間隔、厚さ・幅・設計価格を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

気密シートは、断熱材の室内側に張り、湿気と空気が壁や天井に入るのを止めるシートです。防湿気密シート・防湿フィルムとも呼びます。湿気の止め方で、いつも湿気を止める防湿型と、夏は湿気を通す可変透湿型に分かれます。選ぶときは「夏型結露が心配か」「JISのA種かB種か」「張る面の幅」の3つを先に決めます。

気密シートとは

気密シートは、壁・天井・屋根の断熱材の室内側に張り、室内の湿気が断熱材に入るのを止め、暖かい空気が外へ逃げるのを防ぐシートです。断熱材の内側に、切れ目なく続けて張るのが基本です。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドとして売る気密シートを、各社の代表の品番の単位で載せています。外壁側に張る透湿防水シート、継ぎ目に貼る気密テープ、海外ブランドを輸入して売るシートは載せていません。

2つの種類

  • 防湿型(ポリエチレン・アルミ蒸着)は、いつも湿気と空気を止めます。例は酒井化学工業のハウスバリアシート、日本住環境のダンタイト S-DT21S とダンシーツE S-DSES ⁠⁠です
  • 可変透湿型は、湿度が低いと湿気を止め、高いと湿気を通します。例は酒井化学工業のすかっとシートプレミアム TSP10、旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツの VCLスマートです

JIS A 6930のA種とB種

  • 透湿抵抗の規格値は、A種が82×10-3㎡・s・Pa/ng以上、B種が144×10-3㎡・s・Pa/ng以上です
  • 酒井化学工業のハウスバリアシートは、厚さ100μmがA種品、200μmがB種品です。B種品の透湿抵抗の測定値は410×10-3㎡・s・Pa/ngです
  • 日本住環境のダンタイトとダンシーツは、透湿抵抗144×10-3㎡・s・Pa/ng以上です

夏型結露と可変透湿型

  • 夏は温度差で湿気が室内側へ動きます。ふつうのPEシートを張った壁では、シートと断熱材の間の湿度がとても高くなるおそれがあります
  • 可変透湿型は、そのとき湿気を室内側へ逃がします。温暖地の高気密住宅や、通気層の無い壁・屋根断熱で使います
  • 可変透湿型は、外壁下地の透湿防水シートの代わりには使えません

張り方

  • 継ぎ目は30mm以上重ね、下地材がある所で留めます(VCLスマートの施工要領)
  • タッカーは200〜300mmほどの間隔で下地材に打ちます
  • 下地材の無い重ねや破れた所は、幅50mm以上の気密テープで留めます
  • ハウスバリアシートは、-5℃と23℃で施工性を確かめています

厚さ・幅と値段

  • 防湿型の厚さは0.2mmが多く、可変透湿型は VCLスマートが0.26mm、すかっとシートプレミアムが約0.3mmです
  • 幅は、ダンシーツE S-DSES の1,000mmから、ダンタイトの3,000mmの品まであります。広い幅の品は、継ぎ目を減らせます
  • 値段を公式に出しているのは日本住環境と酒井化学工業です。ダンタイト S-DT21S は41,440円、ダンシーツE S-DSES は57,900円(どちらも税別の設計価格)、すかっとシートプレミアム TSP10 は25,000円(設計価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
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