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GUIDE / GLASS-WOOL

グラスウールとは?断熱・吸音に使う種類と、密度・厚さ・熱伝導率の選び方

住宅・ビル・工場で使うグラスウールの住宅用断熱材・無被覆ボード・保温筒・仕上げ付き吸音ボードを解説。密度のK表示、厚さと熱伝導率、防湿フィルム、屋外用とクリーンルーム用の違い、設計価格をメーカー公式資料からまとめました。

2026年10月27日更新

この記事の答え

グラスウールは、ガラスを細い繊維にした断熱・吸音材料です。住宅の壁や天井を断熱する製品、下地に入れるボード、配管にかぶせる保温筒、壁や天井を仕上げる吸音ボードがあります。使う場所を決め、密度・厚さ・寸法・熱伝導率と、防湿層・表面仕上げを揃えて選びます。

グラスウールとは

グラスウールは、建物の断熱、設備配管の保温・保冷、音の反射を抑える吸音に使うガラス繊維の材料です。形が似ていても、住宅用の充填材と、設備用の保温材、内装の仕上げ材では発注する仕様が違います。

メーカー比較では、密度・厚さ・寸法を固定した仕様を載せています。断熱材全般の比較⁠は材料を横断して選ぶページです。このページはグラスウールに絞り、ロックウールや発泡プラスチックは含めません。

使う場所で分かれる種類

  • 住宅・建築用断熱材は、壁・天井・屋根などに充填します。旭ファイバーグラスのACNアルファは防湿フィルム付き、パラマウント硝子工業の太陽SUNRは防湿フィルム別張りです
  • 無被覆ボードは、吸音・断熱・遮音補強用の板です。グラスロンウールのGW96は、表面を仕上げた吸音板とは分け、覆い方や納まりまで設計します
  • 保温筒は、配管に合わせた筒形の材料です。パラカバーPCは、鋼管の呼び径と保温厚さ、外被を指定します
  • 仕上げ付き吸音ボードは、表面にクロスなどを貼って壁・天井に使います。BFBはタイベック額縁貼り、フローティングウールは撥水性ガラスクロス貼りを選べます

形状の整理は硝子繊維協会の製品分類⁠、用途と仕上げは各メーカーの公式資料によります。

密度のK表示と厚さ

密度と厚さをセットで指定します。32Kや96Kのような表記は密度を示しますが、密度の数字だけで断熱性能や吸音性能を決めません。

  • クナウフの886300は、密度16kg/m³・厚さ105mm・幅390×長さ2,880mmの住宅の壁・天井用です
  • クナウフの886305は、密度24kg/m³・厚さ50mm・幅430×長さ1,370mmの一般建築の内装用です
  • グラスロンウールのGW96は、密度96kg/m³・厚さ25mm・幅910×長さ1,820mmの仕様を掲載しています

数値はクナウフの仕様書と旭ファイバーグラスの製品一覧⁠によります。吸音材は厚さや表面材、試験時の空気層も確認します。

熱伝導率は測定温度も揃える

熱伝導率だけでなく、設計で求める厚さと熱抵抗を確認します。設備用と住宅用では、熱伝導率を示す測定温度が違います。

  • 太陽SUNRのSRK89F23Sは、厚さ89mm・熱伝導率0.033W/(m・K)・熱抵抗2.7m²・K/Wです。熱伝導率の測定温度は23℃です
  • クナウフの886300は、熱伝導率0.038W/(m・K)、886305は0.034W/(m・K)で、どちらも23℃の規定値です
  • パラカバーPCは、平均温度70℃で熱伝導率0.043W/(m・K)以下の規格値です。住宅用の23℃の数値とそのまま優劣を付けません

出典はパラマウントの2026年カタログ、PCの品質証明書⁠、クナウフの仕様書です。

防湿層と配管の外被

  • ACNアルファには、50μm厚の防湿気密フィルムが付きます。フィルムの重ねや接合部も含めて施工方法を確認します
  • 太陽SUNRのSRKは、防湿フィルムを別に施工します。断熱材だけを発注して施工を終えないよう、防湿層も図面と見積もりに含めます
  • 掲載したPC・25Ax30は、内径34mm・厚さ30mm・長さ1,000mmの外被なしです。アルミ付きとは仕様が違うので、外被の記号まで確認します

防湿層の指定は太陽SUNRの製品ページ⁠、保温筒の外被と寸法はPCの品質証明書によります。

吸音・防音、屋外用の使い分け

グラスウールは吸音に使います。音を吸うことと、部屋の外へ音を漏らさないことは分けて考え、壁や開口部を含む防音材の比較も確認します。

  • フローティングウールは、日本環境アメニティが開発した撥水性・耐候性のある屋外用吸音材です。掲載仕様は32kg/m³・厚さ50mmで、通常のグラスウールを屋外に置く仕様とは区別します
  • BFBは、ソノーラテクノロジーがグラスウールにタイベックを額縁貼りした吸音板です。32Kと96Kがあり、クリーンルーム対応品も案内されています
  • 吸音率を比べるときは、密度・厚さ・表面材・背後の空気層・測定方法を揃えます。材料名だけでは同じ条件になりません

出典はフローティングウールとBFBの公式ページです。

価格と見積もり

  • BFBの32K・25mmは、1枚2,600円の設計価格です
  • BFBのクリーンルーム対応96K・25mmは、1枚5,500円の設計価格です
  • どちらも幅605×長さ910mmで、1ケース20枚入り、運賃別です。税区分は公式ページに記載がありません

価格の確認日は2026年10月27日です。材料単価に施工費や下地、運搬費を含めず、見積もりでは数量・密度・厚さ・寸法・仕上げ・施工範囲を揃えます。

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